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マイケル・ジャクソンの伝記映画をめぐり、ジャクソン・ファミリー分裂の危機? 何が起きているのか時系列で整理【ピーチズのOM(F)G!】

  • 2026.3.22
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マイケル・ジャクソン(MJ)の生涯を描いた映画『Michael/マイケル』が6月12日(金)に全国公開される。今なお色褪せないスターの生きざまがどのように描かれているのか注目したいところだが、MJの妹ジャネット・ジャクソン、娘のパリス・ジャクソンなど、ジャクソン・ファミリーのなかには、この映画の公開を快く思わない人もいるようだ。ジャクソン・ファミリーに新たに勃発したトラブルを、人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック。

Dave Hogan / Getty Images

新たに家族トラブル発生

キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンが不慮の死を遂げてから約15年。甥ジャファー・ジャクソンが偉大な叔父を演じる伝記映画『Michael/マイケル』(2026)をめぐって、新たな家族トラブルが明らかになった。

Ron Galella / Getty Images

妹ジャネットは映画に非協力的

3月上旬、ロサンゼルスの某所で『Michael/マイケル』のプライベート試写会が開催された。集まったのは、約60人のジャクソン・ファミリーで、その中には兄マイケルと並んで成功している妹ジャネット・ジャクソンの姿もあった。アントワン・フークワ監督がこの映画を企画した際、ジャネットに協力を依頼したものの、彼女は拒絶。しかしマイケルの遺産を管理する団体(MJエステート)と母親キャサリン・ジャクソン、兄ジャーメイン・ジャクソンは映画製作を支援してきた。

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ネクストMJとして期待されるジャファー

伝記映画『Michael/マイケル』は、マイケル・ジャクソンのレガシーを後世に伝えるいい機会であり、さまざまな悪評を払拭してジャクソン・ファミリーがエンタメ界にカムバックできるよう後押しをしてくれると期待する家族は多かったようだ。特に乗り気だったのがジャーメインだ。ミュージシャン活動を始めたばかりの四男ジャファーがオーディションを勝ち抜いてマイケル役をゲットしたことも話題になっていて、映画が公開されれば、ジャファーがネクストMJとして脚光を浴びると期待しているに違いない。

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映画に対して酷評のジャネット

そんなジャーメインはじめとするジャクソン・ファミリーの思いに冷や水を浴びせたのが、ジャネットだった。イリノイ州の小さな町で生まれ育った少年マイケルが世界的スーパースターになるまでの軌跡を追う映画の試写がスタートすると、会場は興奮に包まれたという。笑いや拍手も出たし、歌を口ずさむ家族もいたようだ。しかし上映終了後、激昂したジャネットが作品批判をスタート。演技やメイクに始まり、キャラクター描写や特定のシーンの演出を事細かく批判、映画そのものが「私の基準からしたら全くダメ」と一刀両断したのだという。

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ジャクソン一家の再興のチャンス

ジャネットの批判に苛立ちを隠さなかったのがジャーメインで、息子ジャファーの演技と映画そのものを高く評価した上で、妹を「マイケルに嫉妬しすぎだ」と叱責。さらには「さっさとこの波に乗るんだ(=映画を後押しして、ジャクソン・ファミリーをカムバックさせよう)」とまで詰め寄ったようだ。実際、メディアの取材に応じた親族のひとりは「この映画はマイケルだけの物語ではない。私たち、ジャクソン・ファミリー全員の話であり、一族のレガシーの物語。私たち全員が待ち望んでいるカムバックに影響する映画だ」とコメント。つまり一族郎党が一致団結してMJのレガシーを称え、ファミリーのネクスト・ジェネレーションがエンタメ界で活躍するのを後押しする準備を整えているのだ。

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もう一人の批判派である娘パリス

映画に批判的なのは、ジャネットだけではない。MJの娘であり、セレブとなっているパリス・ジャクソンは昨年、『ピープル』誌に掲載されたコールマン・ドミンゴの発言をSNSで否定した。この映画で「ジャクソン5」のマネジャーとして暴君的に振る舞ったジョセフ・ジャクソン(愛称:ジョー)を演じるドミンゴは、インタビューでパリスたちが映画製作に協力したという趣旨の発言をしたのだが、パリスはインスタグラムのストーリーでそれを真っ向否定。さらに脚本の第一稿に対しての指摘が修正されなかったと激白している。長男プリンスと次男ビジ(ブランケットから改名)が試写会に参加したかは不明だが、欠席した可能性が高そうだ。

Pool / Getty Images

ジャクソンファミリー、骨肉の争いの原因は?

暴君的な父親ジョーによる暴力や搾取が子どもたちに悪影響を与えたことをはじめ、ジャクソン・ファミリーの混沌とした歴史に関しては、MJのファンはもちろん音楽業界に詳しい人なら誰もが知るところだ。伝記映画がその点をどのように描写しているのかはわからないが、MJの死後にファミリーを分断させているのは彼が遺した莫大な財産だ。急死した直後に5億ドル(約800億円)もの負債があったMJは生前、多くの家族の生活費を負担していた。当時、兄が負っていた責任を背負わされることを恐れたジャネットが「マイケルがしてくれたことを私が彼らのためにしてくれると思っているなら、彼らは仕事を見つけるべき。彼らはもう立派な大人なんだから。何もあげない」と家族の一員に宣言したことがあったという。

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祖母と引き離されてしまった子どもたち

MJの遺産をめぐって、彼の遺児3人とジャネットが袂を分つ事件も発生している。MJの死から3年後、仲良しの兄ランディに唆されたジャネットは、遺産の受託者であるプリンスとパリス、ビギの親権をキャサリンから奪おうと画策。キャサリンを孫から引き離したのだ。当時、子どもたちがSNSで「おばあちゃんが行方不明」「ジャネットがおばあちゃんと話させてくれない」と世間に窮状を訴え、さらにはジャネットがパリスに向かって「あんたたちは甘やかされたクソガキ!」と怒鳴る場面がパパラッチされている。

Eric Fougere / Getty Images

プリンスの保護権は従兄弟TJ・ジャクソンに決定

家族の揉め事を世間に晒すのをよしとしなかったジャクソン・ファミリーだが、Z世代のパリスやプリンスはSNSを愛用。当時、プリンスが亡き父親から“家族のある人”について警告されていたとツイッター(現:X)で発信。「邪悪で利己的でケチで、いい叔母にはならない」とマイケルが子どもたちに言い聞かせていた“家族のある人”こそ、ジャネットだったようだ。この騒動を受けたカリフォルニア州の判事は、プリンスたちの保護権を従兄弟TJ・ジャクソン(ティトの息子)に決定。その結果、MJの遺産をジャネットたちが自由に浪費することはできなくなった。

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返済までのたゆまぬ努力

一方、MJが遺言で指定していた遺産管理人のジョン・ブランカとジョン・マクレーンは、残された5億ドル(約800億円)の負債を軽減するために、さまざまに努力。もともとMJエステートは、彼自身のヒット曲すべてと貴重なビートルズの楽曲カタログを保有するソニー・ミュージックパブリッシングの株式を所有しており、遺産管理人はそれらを賢く運用。負債を数十億ドル規模の資産へと変貌させたのだから、まさにミラクル! 遺産を増やしたブランカ&マクレーンは、MJの功績をエンタメ史に残す努力も怠らず、複数のライセンス契約を締結。その一つがこの伝記映画であり、また2023年にはブロードウェイ・ミュージカル「MJ: The Musical」が上演されている。

Axelle/Bauer-Griffin / Getty Images

パリスが遺産管理人を告訴

莫大な規模となったMJの遺産をめぐっては昨年、パリスがブランカ&マクレーンを告訴する騒動が起きている。パリスによると、二人の遺産管理人がMJエステートの資金を不正管理しているし、60万ドルを超える「特別報酬」ボーナスは不当とのこと。しかし裁判所は、パリスの訴えの大部分を棄却し、ブランカ&マクレーンによるMJエステートの資産管理は合法と認めている。もちろんパリスはこのまま引き下がるつもりはなく、控訴の構えだ。そんなパリスが協力を仰いでいるのが、かつてMJエステートともめた叔母ジャネット。敵の敵は味方だし、亡きマイケルの莫大な遺産は過去の確執を水に流すに十分なのだろう。伝記映画『Michael/マイケル』(‘26)にも否定的という点で共通するふたりは、ジャクソン・ファミリーをさらに分断させる起爆剤となりそうだ。

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