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意識のない仔猫を動物病院に担ぎ込むも、「野良猫は診察も治療もできない」と言われてしまい…【著者インタビュー】

  • 2026.3.21

【漫画】本編を読む

思えば、やたらと保護猫を受け入れる人生だった。ライブドア公式ブログ「猫の手貸して」著者・ぴなぱさん(@pinapapinapa)は、3人の娘と夫の5人暮らし。昔から動物が好きで、保護団体などは通さず4匹の保護猫と暮らしてきた。どうやら、猫のしもべ(飼い主)になりそうな人間の調査や発掘をしているという秘密組織・ねこねこネットワーク(NNN)から「優良物件」としてロックオンされているようで――?

ゴミ捨て場で拾った茶トラとそんな茶トラに育てられたクールな性格のキジトラ、ビビりな性格のミケ、社交的な性格のネオとの暮らしを描いた『ねこねこネットワーク(NNN)にロックオンされています。』は、ぴなぱさんが自身の体験をもとに描いたコミックエッセイ。著者のぴなぱさんに、保護猫との出会いや本作について話を聞いた。

野良猫を治療することが結果的に猫を苦しめることになる?

──新居のゴミ捨て場で見つけた衰弱した仔猫を動物病院へ連れて行った際、医師から「1度目の事故で死んでいたかもしれない野良猫は、治療して再び野良に戻すと事故や飢え、寒さなどの野生の厳しさに淘汰される。そうすると、結局2度苦しんで死ぬことになるから、野良猫は診療も治療もできない」ということを言われていましたね。非常に現実的な話を聞いて、当時のぴなぱさんはどう感じたのでしょうか?

ぴなぱさん(以下、ぴなぱ):正直、「目から鱗が落ちる」という感覚でした。野良猫を治療してもらうことで、結果的にその猫が苦しむことになると考えたことがなかったので、ただただ「なるほど」と納得させられましたね。やっぱり、動物に関わっている専門家は違うんだなと思いました。私はただ動物が好きなだけだったので、動物病院の医者の言うことはとても納得できました。

──「もし野良猫なら 元の場所に戻した方がいいのかもと思っていた」と描かれていますが、どうしてそう考えたのですか?

ぴなぱ:プロローグでも少し触れているのですが、私が1回だけ野良猫を拾ったとき、母が「野良で生きていられる猫はそのままにしてあげた方が良い」って言っていたんです。そのとき、「野良には野良の幸せがあるんだな」と思ったので、もし元の環境に戻せるのであれば戻してあげた方が良いのかなと思いました。もちろん、野良猫が生きられない環境であれば保護してあげて家猫にした方が良いと思うんですが。

──迷いなく「飼います」と決断されたように見えるのですが、茶トラを飼うと決めたときの覚悟を教えてください。

ぴなぱ:選択肢としては、野良に戻すのが一番だと思っていました。ただ、野良に戻せないなら飼おうと思っていたので、「飼った方が良いなら飼います」という心境でした。病院に連れて行く前から茶トラの足の様子がおかしかったので、もし譲渡するとしても野良に戻すとしても歩けないと難しいと思っていましたね。だから、覚悟というよりは、茶トラを飼うのは当然という気持ちでした。

取材・文=押入れの人

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