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クルーズ旅、今年のトレンドは? オーシャニアクルーズ&リージェント セブンシーズクルーズのキーマンにASK

  • 2026.3.19
©Oceania Cruises

本物のラグジュアリーを熟知している25ans読者層がターゲット

2025年の夏、25ans45周年、25ansデジタル15周年のアニバーサリーパーティが、豪華客船のリージェント セブンシーズクルーズ「セブンシーズ エクスプローラー」で開かれました。参加された読者の8割の方から、この船にぜひ一度は乗ってみたいとコメントが。

旅慣れた世界の富裕層に愛される「リージェント セブンシーズクルーズ(RSSCと表記)」と、洋上最高の美食船として知られる「オーシャニアクルーズ」。両ブランドのアンバサダー、スティーブ・オデルさんが、今年1月末に新造船プロモーションのために来日されました。今回、スティーブさんに、2026年と2027年にデビューする新造船について、そして昨今のクルーズトレンド、今後の展望を伺いました。

オーシャニア ソナタ エクステリア ©Oceania Cruises

25ans世代へのアプローチと日本市場への期待

――今年はスティーブさんがリージェントとオーシャニアのアジア太平洋地区のマーケティングを手掛けられて10周年とのことですが、現在アジアの人々、とくに日本人のクルーズへの関心はいかがでしょうか?

アジア太平洋地域のクルーズ産業は大きく成長しています。とくに日本人ゲストは、ラグジュアリーが何かを知り尽くしていて、洗練されたゲストが多く、今後さらに大きく伸びると感じており大変期待しています。

――とくにアジア地域で努力されたことはありますか?

あえてチャレンジしたことといえば、25ans世代のような若い世代の方々に乗船していただくことに力を入れたことです。基本的にリピーターの年齢層は高いのですが、現役で成功している実業家の人たちが、船の上でリモートワークをしながらクルーズを楽しむ姿を最近よく見かけます。高速の衛星インターネット、スターリンクを導入して、動画も問題なく見られることも大きいと思います。

オーシャニア スパ&サンデッキ ©Oceania Cruises

ラグジュアリーな食と心ときめく体験が魅力

――リージェントと、オーシャニアの最大の魅力は何でしょうか?

リージェントの特徴は、クルーズ料金に食事、ドリンク、寄港地観光ツアー、チップなどすべてが含まれる完璧なオールインクルーシブスタイルであること。観光ツアーが無料(一部は有料)というクルーズ船は稀です。乗客定員は700~750人の中型船で、全室がバルコニー付きスイート。実にエクスクルーシブな体験ができます。

オーシャニアは、乗客定員1200人、全体の3割がリビングと寝室が分かれるスイートタイプで、残りの7割は機能的なステートルーム。オーシャニアの場合、クルーズ料金に寄港地観光とアルコールドリンクは含まれませんが、食のクオリティを最重要視しています。

両ブランドに共通するのは、食のクオリティ、極上のスタッフサービス、船内インテリアの洗練度。そして私たちの船は“真のフーディーのためのクルーズ船”です。食の体験はお皿の上だけではなく、船内の厨房でシェフから学ぶ本格的な料理教室(カリナリーアートキッチン)、また寄港地ツアーでシェフと一緒に地元の市場やワイナリーを訪問する、といった貴重な体験も含まれます。

――クルーズの旅のメリットは?

たとえば、パリのリッツやロンドンのドーチェスターホテルなどに泊まると、1泊で1500~2000米ドルくらいかかりますが、ラグジュアリークルーズだと宿泊、移動料金、食事代すべてが含まれているので、かなりお得に旅ができることです。そして何より便利。一度スーツケースを開いた後は、飛行機の乗り継ぎや荷作りの繰り返しがなく、乗っているだけで目的地へ運んでもらえるという気楽さ。レストラン、バー、寄港地ツアーの予約も、船の中で完結します。財布は持ち歩かず、部屋のキーを持つだけでいいのです。

オーシャニア ソナタ「ニッケイキッチン」 ©Oceania Cruises

広々としたスイートルームで、より贅沢な大人旅へ

――2026、2027年にデビューする両ブランドの新造船について教えてください。

RSSC「セブンシーズ プレステージ」という新船が、2026年12月13日にデビューします。船のサイズは、エクスプローラークラスより4割大きくなりますが、乗客数は1割しか増えません。より贅沢なスペースを楽しんでもらいます。

新カテゴリーとして、デュプレックスのスカイビューリージェントスイートが加わりました。822平米で、1泊約380万円。なんと、発表すると同時に完売し、予約されたお客さまの中には日本人リピーターの方もいらっしゃいます。ほかにも12の新しいスイートカテゴリーも新設。地中海料理の新レストラン「アジュール」も注目されています。2026年に新造船ができた後は2030年、2033年、2036年に建造され全4隻となります。

オーシャニアは、「オーシャニア ソナタ」が2027年8月7日に初航海を迎えます。客室は3分の1がスイートルームで、残りの3分の2はステートルーム。2つの新しいコンセプトのレストランがオープンします。1つは日本とペルーの料理を融合させた「ニッケイキッチン」。そしてファインダイニングフレンチレストランの「ラ・ターブル・パル・メートルキュイジニエ・ド・フランス」。ここは18席のみで、ドン ペリニヨンとのペアリングのディナーを体験できます。

また、2026年1月7日の予約から、乗客は18歳以上に限定し、大人だけが楽しめるクルーズ船となりました。このソナタは来年以降、2029年、2032年、2035年、2037年と全5隻ができる予定です。

オーシャニア ソナタ「ラ・ターブル・パル・メートルキュイジニエ・ド・フランス」 ©Oceania Cruises

ホテル系列の参入でクルーズ市場が活発化

――昨今のクルーズのトレンドはいかがでしょうか?

フォーシーズンズやアマン、リッツなど、ホテル系列のスモールラグジュアリーヨットに人気が高まっています。ホテル業界がクルーズ船にビジネスチャンスを見出し、自分のホテルのゲストたちにクルーズ旅をアピールしている…それはクルーズ業界にとってはとても良いことです。

ラグジュアリーヨットは、クルーズ会社が出すクルーズ船とはまったく違うコンセプトで造られています。私は一度ザ・リッツ・カールトンのヨットに乗船したことがありますが、他のクルーズ会社よりエンターテインメントは少なく、まさにホテルでの体験そのものなのです。若年層のゲストが多く乗船していました。若い人たちがクルーズ船を知るきっかけになる、という意味では、私たちはこれらの傾向を前向きにとらえています。また、業界の新しいトレンドとしては、若い世代のFIT(個人旅行)が増えていることです。

――御社の今後の展望を教えてください。

現在、世界のクルーズ人口は約3700万人。2年後の2028年までに4200万人に増えるといわれています。その裏付けとして、2037年までにクルーズ業界で70の新造船ができる予定で、なかでもリージェントとオーシャニアの新造船の数はその1割を占めます。ラグジュアリークルーズのマーケットは確実に増えていくでしょう。

業界でも30年以上の長いキャリアをもつ我が社は、いかにゲストに特別なラグジュアリー体験を提供するか、顧客ロイヤルティに長けていますし、投資家の間でも信頼を得ているのです。

新しいクルーズ企業が参戦してきても、私たちにはどこにも負けない長年の信頼と業績、そして“ラグジュアリーDNA”を持っているので心配はしていません。

リビエラ ©Oceania Cruises

――読者へのメッセージをお願いします。

アジア、とくに日本人の25ans世代の方々は、ラグジュアリーグッズやワンランク上の食体験を重要視していて、デスティネーションのクオリティを見極めています。安全安心な旅ならば、クルーズの旅に限ります。

JOMO(Joy of missing out)! これは「船の上にいなきゃ、船で過ごすことを逃さないで」という意味ですが、今、太平洋や大西洋を横断するためのクルーズ船が大人気なのです。たとえば、東京からカナダ・バンクーバーまでの航路では、6日間の航海期間があり、船の中だけで過ごすのです。リージェントとオーシャニアの船の中でプレミアムな美しいインテリアを楽しみ、美食を堪能して、四方を海に囲まれた環境に身を置いて何もせずに癒される…両ブランドでしかできない船内体験をぜひ楽しんでいただければうれしいです。

Hearst Owned

スティーブ・オデル(Steve Odell)さん
ラグジュアリークルーズ業界で30年以上の豊富な経験を有するエグゼクティブで、インターナショナルマーケットのスペシャリスト。現在、リージェント、オーシャニア両ブランドのアンバサダーとして、英国、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア、ラテンアメリカの営業チームとグローバルコンシューマーセールスを統括。

お問い合わせ先/リージェント セブンシーズクルーズ jp.rssc.com
オーシャニアクルーズ https://jp.oceaniacruises.com

Text:SACHIKO SUZUKI (Raki Company)

※この記事は、2026年3月19日時点の情報です。

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