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Newデザイナー、Newファッション! Vol.3 ピエールパオロ・ピッチョーリ/バレンシアガ

  • 2026.3.19
Getty Images

2026年サマーコレクションよりクリエイティブ・ディレクターに就任したピエールパオロ・ピッチョーリは、創業者のクリストバル・バレンシアガが愛した構築的なフォルムを進化させ、特有の色彩とドラマチックな美を注入しました。モードでありながら、着る人の個性を祝福するあたたかなクリエイションを生む彼の軌跡を追います。

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プロフィール

1967年生まれ、イタリア出身。ローマのヨーロッパ・デザイン学院卒業。
1990年:フェンディでキャリアをスタート。
1999年:マリア・グラツィア・キウリと共にヴァレンティノに移籍。アクセサリーラインの立ち上げを担うキーパーソンに。
2008年:ヴァレンティノ共同クリエイティブ・ディレクターに就任。
2016年:単独でヴァレンティノのクリエイティブ・ディレクターに就任。
2025年:バレンシアガのクリエイティブ・ディレクターに就任。

バレンシアガ2026年サマーコレクション Getty Images
バレンシアガ2026年サマーコレクション Getty Images

デザインの特徴

色彩の魔術師
ヴァレンティノ2022-23年秋冬コレクション“PINK PP”を好例に、鮮烈でありながら感情に訴えかける色使いは彼の代名詞となっています。

クチュール的感性
オートクチュールで培った高度な仕立てを軸に、量感、ドレープ、フォルムを巧みに操ります。

ヒューマニズム
多様な身体、個性、ジェンダーを肯定する視点を一貫して持ち、服を通じて「人」を中心に据えたファッションを提示しています。

バレンシアガ2026年ウィンターコレクション Getty Images
バレンシアガ2026年ウィンターコレクション Getty Images

成功のきっかけ

“ロックスタッズ”の成功
ヴァレンティノを代表する“ロックスタッズ”を通して、エレガンスとエッジを融合させ、アクセサリー主導でメゾンの若返りと商業的成功を牽引しました。

アトリエへの敬意
ショーのフィナーレでは、アトリエの職人たちとともにランウェイに登場。創作を個人の才能ではなく、共同作業として強調するその姿勢は、彼の人間主義的な美学を象徴しています。

華麗なる受賞歴
2018年および2022年には、英国ファッション・アワードにおいて「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

バレンシアガ2026年ウィンターコレクション Getty Images
バレンシアガ2026年ウィンターコレクション Getty Images

バレンシアガでの最新動向(2026年時点)

創業者の構築美を起点に、クチュール的視点を再導入したファーストコレクション。量感のあるシルエットや大胆な色彩によって、ブランドに新たな感情のレイヤーを加えました。すでにワイドで流線型のシルエットが印象的な“ボレロ”バッグも発売され、確かな存在感を放っています。

ボレロ Getty Images

※この記事は、2026年3月19日時点のものです。

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