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Newデザイナー、Newファッション! Vol.1 マチュー・ブレイジー/シャネル

  • 2026.3.17
Getty Images

2026年春夏よりシャネルのアーティスティック ディレクターに就任したマチュー・ブレイジー。伝統のツイードやカメリアを、現代の日常に溶け込む究極のリアルクローズへと再定義する、鮮やかな手腕はどのようにして生まれたのでしょう。

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プロフィール

1984年生まれ、フランス出身。
2007年:ブリュッセルの名門 ラ カンブルを卒業後、ラフ・シモンズのもとでキャリアをスタート。
2011年:メゾン マルジェラに参加。アーティザナルコレクションを中心に、コンセプチュアルな服作りを経験。
2014年:セリーヌに参画。フィービー・ファイロの右腕として、同ブランドの黄金期を支える。
2021年:ボッテガ ヴェネタのクリエイティブ ディレクターに就任。
2025年:シャネルのアーティスティック ディレクターに就任。

シャネル2026年春夏 Getty Images
シャネル2026年春夏 Getty Images

デザインの特徴

クラフトの“隠し味”
マチューは一見シンプルに見える服の中に、驚くほど高度な職人技を忍ばせます。ツイードに見える手編みのニット、デニムに見えるオーガンザなど、素材認識を裏切る技巧は彼の代名詞。

リアルクローズの再定義
日常着をベースに、構造・分量・素材でわずかな違和感を仕込み、静かだが確かな強度をもつモダニティを生み出しています。

控えめな知性
過剰な装飾やアイコンに頼らず、服そのものの完成度で語り、ミニマルでありながら決して冷たくならないバランス感覚を保っています。

シャネル2026年秋冬 Getty Images
シャネル2026年秋冬 Getty Images

成功のきっかけ

ボッテガ ヴェネタの再定義
ロゴに頼らないラグジュアリーを、現代的な感性でアップデート。クラフトを主役に据え、ブランドの審美眼そのものを刷新しました。

トレンドに背を向ける勇気
流行を追いかけず、長く着られる服だけを提示する。その姿勢が結果的に最も新しく映り、業界の視線を集める存在に。

批評家からの信頼
派手さよりも完成度を重んじ、地に足のついた服作りを貫く堅実な姿勢が、批評家や同業者からの厚い信頼につながっています。

シャネル2026年秋冬 Getty Images
シャネル2026年秋冬 Getty Images

シャネルでの最新動向(2026年時点)

ツイード、カメリア、ブラック&ホワイト ── シャネルのデザインコードを声高に主張するのではなく、プロポーションと日常性の更新でそっと置き換えます。シャネルの格式はそのままに、日常に寄り添う普遍的なワードローブへと引き寄せる、その距離感にセンスが滲んでいます。

※この記事は、2026年3月17日時点のものです。

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