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孫「ママはハローワークで働いてるの」嫁のウソが発覚。1年以上も私を“無料託児所”扱いしていたなんて

  • 2026.3.17

共働き夫婦が増えている今、実家に我が子を預ける親御さんは増えています。祖父母にとって孫と一緒に過ごせるのはうれしいものの、子育てが半永久的に終わらないという問題も……。今回は、筆者の知人A子が息子夫婦に本音を隠されたまま孫を預けられていたエピソードを紹介します。

画像: 孫「ママはハローワークで働いてるの」嫁のウソが発覚。1年以上も私を“無料託児所”扱いしていたなんて

孫の面倒をみるために老後の楽しみは先延ばしにしていたが

60代後半のA子。かつてはパートと孫のお世話を両立させ、多忙な日々を駆け抜けてきました。
ようやく年金受給が始まり、「これからは友人とお茶をしたり、趣味の旅行を楽しんだり、自分のための時間を過ごそう」と心に決めていたのです。

しかし、現実は甘くありません。
共働きの息子夫婦の事情を察し、小学一年生の孫を平日は18時頃まで、長期休暇中はまる一日預かっています。加えて、孫の食事代やおやつ代などもA子の財布から出し、自分の予定はすべて後回し。

「あと数年もすれば孫も自立する。それまでは……」
A子は孫を優先にしばらく暮らすことに決めていました。
しかし、孫の一言で、自分の優しさは息子夫婦に伝わっていなかったことに気付きます。

暴かれた衝撃の事実

ある日、A子は孫のC子に「C子ちゃん、ママいつも忙しいね。どんなお仕事しているんだろうね」とつぶやきました。すると、孫は「今日もハローワークに行くんだって。ママはハローワークで働いているよ」と無邪気に答えました。どうやら、小学校に上がったばかりの孫は、母親が頻繁に口にする「ハローワーク」を職場だと思い込んでいたのです。

違和感を覚えたA子が、迎えに来た嫁に真相を聞いてみると、衝撃の事実が判明しました。
嫁は1年以上前に仕事を辞めており、現在は求職中。
つまり、A子が「仕事で大変だから」と孫を預かっていた時間のほとんどは、在職中と同じタイムスケジュールのまま、嫁の自由時間や、月数回の就職活動に充てられていたのです。

「なぜそのことを教えてくれなかったのか」
もちろん、求職中であれば、自宅でひとりで静かに求人を検索したり、履歴書を書いたりしたい日もあるでしょう。A子はそうした理由であれば孫を快く受け入れる気持ちはあるものの、事情を伏せたまま毎日のように子どもを預けることに違和感を抱きました。

息子から放たれた無神経な本音

さらにA子を失望させたのは、息子の態度でした。
事情を隠していたことを責めると、反省の色を見せるどころか、信じられない言葉が返ってきたのです。
「C子のおやつ代って結構かかるし、そっちで食べさせてくれると正直助かるんだよね」

親の善意と、貴重な老後の時間を「便利で安上がりな託児所」程度にしか思っていなかったのか──。その甘えきった姿勢に、A子の心には悲しみと苛立ちが渦巻きました。

70歳になってからでは、もう遅いかもしれないのに

孫は可愛い。力になりたい気持ちに嘘はありません。
小学一年生の孫から目が離せないのはあと3~4年程度でしょうが、孫がある程度自立した頃には自分は70歳をすぎます。けれど、70歳を過ぎれば今のように元気に旅行に行ける保証はないのです。

息子夫婦が嘘をついてまで自分たちの時間を優先し、こちらの貴重な時間を当然のように使う姿勢に、どうしても寂しさを禁じ得ません。

祖父母に我が子を預けるのは悪いことではないですが、預ける側は「助けてもらって当然」と思わず、サポートしてくれる側の人生や予定を尊重する配慮が必要だと思います。

【体験者:60代・女性、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:太田あやこ
大学でジェンダーや女性史を学んだことをきっかけに、専業ライターとして活動中。自身の経験を活かしながら、幅広い情報収集を行い、読者に寄り添うスタイルを貫いている。人生の選択肢を広げるヒントを提供し、日々の悩みに少しでも明るさをもたらせるよう、前向きになれる記事づくりに取り組んでいる。

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