1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「母さんも、今日で卒業するね」夫に15年耐え抜いた妻。息子の卒業式の夜、夫に「離婚してください」

「母さんも、今日で卒業するね」夫に15年耐え抜いた妻。息子の卒業式の夜、夫に「離婚してください」

  • 2026.3.17

卒業式は学生だけのもの? いえいえ大人だって卒業を迎えることがあるのです。筆者の知人Aさんは息子が中学校を卒業する春、自分も妻という立場から卒業しようと考えていました。子どもの門出とともに自分自身も一歩を踏み出そうとするAさんの卒業劇は成功するのでしょうか。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

息子が卒業、Aさんの計画

Aさんは中学3年生の息子を育てる母。実はAさんには数年前から計画していることがありました。

それは息子が義務教育を終え、中学校を卒業するその日に、自分自身も妻という役割から卒業するということ。

夫は家族に対して無関心で、金遣いが荒く、いつもAさんは夫の尻ぬぐいばかりして生きてきました。

借金を肩代わりさせられることや度重なる不誠実な態度にも、「こんな夫でも息子にとっては父親なんだから……」とずっと耐えてきましたが、もうAさんの我慢は限界を迎えており、息子の卒業とともに自身も離婚することを着々と計画していたのです。

卒業式! 息子よおめでとう

ついに息子が卒業式を迎えました。無事に進路も決まった息子は、晴れやかな顔で卒業式を終えました。

その姿を見ていると母として胸がいっぱいになるAさん。

「おめでとう。……よし、私も頑張るからね」

息子の晴れ姿にAさんは力をもらいました。そして、「今日大事な話があります」と夫にメッセージを送りました。

いよいよAさんの旅立ちのための闘いも始まります。

離婚してください

その日の夜、帰ってきた夫にAさんは「離婚してください」と告げました。

夫はAさんの言葉を聞き驚いたようで、最初は「急に何を言ってるんだ」と離婚を拒みました。しかし、これまでの経緯とAさんの決意が固いことがわかるとしぶしぶ離婚に同意。

その後、話し合いは進み、Aさんが期待していなかった養育費も支払われることになりました。

誰の心にも、いつか訪れる「卒業」がある

離婚が決まってから4月まではバタバタの日々でした。息子の環境を変えないように名字は変えず、高校へ通いやすいアパートへ引っ越し、さまざまな手続きをこなしていくAさん。
ふと不安がよぎった夜、息子がポツリと言いました。

「母さん、そんなに申し訳なさそうな顔しないで。俺はいいよ、だって母さんの人生なんだから。今まで我慢してくれてありがとうね」

そして、4月。Aさんと息子の、二人きりの新しい生活が始まりました。
「あの時、息子の卒業という節目がなければ、私は今もまだ泥沼の中にいたかもしれません」とAさんは振り返ります。

卒業とは、学生だけのものではありません。
何かを終わらせる勇気を持ったとき、大人にだって新しい春は訪れるのですね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

元記事で読む
の記事をもっとみる