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冷蔵庫の中の残り食材がおいしく変身! 余ったカニカマでキンパを作ってみた【書評】

  • 2026.3.11
はるあんの冷蔵庫からっぽおかず はるあん / 主婦の友社
はるあんの冷蔵庫からっぽおかず はるあん / 主婦の友社

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まとめ買いしたけど今にもだめになりそうな野菜、一口食べたまま眠っている加工食品、結局使えていない賞味期限ギリギリの調味料…。そんな食材が冷蔵庫の中にありませんか? もしあったら、むしろラッキーかもしれません。料理家で動画クリエイターであるはるあんさんの最新レシピ本『はるあんの冷蔵庫からっぽおかず』(主婦の友社)があれば、残りもの食材がおいしいごはんに大変身しちゃいます。

“冷蔵庫からっぽおかず”のポイントは下記の3つ。

1.野菜はおおらかに使う!

2.とうふに厚揚げ、ねり物、ウインナも立派なメインに!

3.カロリーは気にしすぎない

つまり…野菜をまるごと使う料理が多いから、葉っぱや茎までおいしく食べられるうえに冷蔵庫すっきり。サイドメニューになりがちな加工品が主役のメニューは、新鮮なアイデアで作っている最中も楽しい。さらに、カロリーを気にしすぎないからヘルシーとは言えないかもしれないけど、だからこそ本当においしい! 3拍子揃ったレシピで、簡単かつ時短で作れるアレンジも魅力です。

「カニカマ」はキンパと相性抜群の食材だった

最初に作ってみたのは「ちいさなカニカマキンパ」です。カニカマって、そのまま食べられてちょっとしたおかずになるから便利だけど、サラダやおつまみ以外にメニューが思い浮かばないのが難点。でも、このレシピさえあれば、冷蔵庫に残っている4本程度のカニカマで、おいしいキンパが作れます。

韓国のりの上に、塩とごま油を混ぜたご飯を広げ、具を順番にのせます。それをギュッと巻き、表面にごま油をぬってごまを振れば、もうできあがり。手巻き寿司のように酢飯を作る手間がないし、加熱もしないから、思い立ったらすぐにできる。青じそ・かにかま・たくあんの組み合わせが最高すぎて食べる手が止まりません! ビジュアルもいいので、わが家では「おいし〜」と取り合いになり、あっという間になくなりました。

シワシワピーマンもピカピカの主役に!

次に挑戦したのは「まるごとピーマンの肉づめ」です。ピーマンといえば、物価高でも比較的お手軽に買える野菜のひとつ。肉や卵との相性もよいのでつい買いすぎるのですが、使いそびれるといつの間にかシワシワに…。でも、このレシピがあれば、シワシワになりかけたピーマンもまるごと大胆に使い切ることができます。

合い挽き肉でタネを作るのですが、ポリ袋の中で混ぜ、袋の端を切って生クリームのようにお肉を絞り出すため、ボウルを使う必要なし。ピーマンのヘタを押し込んで取ってしまうので、包丁とまな板も使っていません。洗い物が少ないのが嬉しい!

肉づめしたピーマンはバットに並べ、オーブンで25分焼けば完成です。ポイントは、トマトをアルミホイルに包んで一緒に焼き、ホイルの中でソースを作ってしまうこと。結局、洗い物はバットひとつだけで、片付けが本当にラクでした。

ビジュアルでも食欲をそそる、お店みたいなトマトソースの肉づめがほったらかしで完成して感動…! いつも作っているようなメニューでも、もっと簡単なレシピが本書で見つかるかもしれません。

ピーマンに包まれたお肉からは、肉汁がジュワ〜ッ。トマトの酸味が感じられ、驚くほど軽い口当たりでした。大盛りで食卓に出したのに、気づいたらほとんどなくなっていて、私の分は…? 家族がいる場合は多めに作るのがおすすめです。

これまでに捨てた余り食材を取り戻したい…!

捨てようかどうか迷っていた食材が、こんなにおいしい料理に早変わりするなんて…。作り終えた今、これまでに捨ててしまった余り食材を取り戻したい気持ちでいっぱいです。簡単で楽しいアイデアには脱帽しますし、しかも、おいしい。何より、ひとつも余らせずに調理するという食材への愛情が感じられ、「食べるのが大好き」というはるあんさんの言葉にも納得です。余っていい食材なんてこの世にはひとつもないと叫びたい!

わが家の冷蔵庫にはまだまだ、賞味期限が切れそうなナンプラーや、鍋で使い切れなかったとうふ、半端に余ったレモンなどの残りものがいっぱい。でも、これらの救済レシピも本書で見つけました。「これも作れるし、こっちも作りたい!」とワクワクしながら本を眺めています。

調理・写真・文=吉田あき

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