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何度住民に指摘されても、庭木を剪定しないご近所さん。トラブルを無視しつづける『意外なワケ』は

  • 2026.3.8

皆さんの周りには、ご近所トラブルはありませんか。身近な生活環境に影響が出る問題は、我慢すればいいのか、声を上げるべきなのか迷ってしまいますよね。今回は、筆者の友人H子が体験した「迷惑行為」と思われていた出来事の裏に、思いもよらない理由が隠されていた心温まるエピソードをご紹介します。

画像: 何度住民に指摘されても、庭木を剪定しないご近所さん。トラブルを無視しつづける『意外なワケ』は

念願のマイホームを建てた住宅街で気になるご近所さん

H子は、住宅が密集するエリアに夫と小学生の息子2人と暮らす30代の主婦です。数年前に念願の一軒家を建て、家族4人で穏やかな生活を送っていました。

ところが、住み始めてしばらくすると、近所で気になる問題が浮上します。それは、2軒隣に住む80代の男性・T郎さんの家の庭でした。植木や草木が手入れされないまま伸び放題で、枝葉は公共道路や隣家の敷地にまではみ出しているほどでした。

何度指摘されても変化のない状況

落ち葉が側溝に溜まり、水路から雨水が溢れ、通学路が狭くなることもあり、近隣住民からは不満の声が上がっていました。自治会を通じて注意が入っても、T郎さんは「そのうちやるよ」と言うだけで、状況は一向に変わりません。
次第にご近所同士で口論になることも増え、「どうしてあんなに頑ななんだろう」と、H子も困惑と不信感を募らせていました。

ある日、H子が庭先でT郎さんと顔を合わせた際、息子が無邪気に「どうしてお庭が森みたいなの?」と理由を尋ねてしまいました。H子は焦り、会釈をして立ち去ろうとしましたが、T郎さんは、H子の息子に話し始めたのです。

思わぬ理由が明らかに

「実はね、あの木に毎年小鳥が巣を作るんだよ。春になるとヒナがかえって、何羽も巣立っていくんだ。それを見るのが、わしの楽しみでね〜」と照れながら言いました。実はT郎さんは、ただ放置していたのではなく、剪定してしまうことで鳥たちに影響が出るのではないかと心配していたのだと分かりました。また、高齢の自分一人では、どこまで手をつければ良いか分からず途方に暮れていた一面もあったようです。

息子の無邪気な質問から解決の兆し

事情を知ったH子は、その話を近隣住民にも共有しました。話し合いの結果、巣が作られる時期は大きな剪定を控え、それ以外の時期に道路側だけを優先して整えることで合意に至ったのです。さらに、側溝の掃除などは近隣住民も少しずつ協力することになりました。T郎さんも「そういう方法があるなら、できる範囲でなら協力するよ」と前向きな姿勢を見せ、景観は徐々に改善されていきました。

迷惑だと思っていた行動の裏には、長年大切にしてきた小さな楽しみがありました。理由を知り、歩み寄ることで、誰かの楽しみを守りながら問題を解決できる場合もあります。この出来事を通じて「話す前から決めつけない」こと、互いの事情を知ろうとする姿勢が、暮らしやすさにつながるのだと感じさせられるエピソードでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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