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仁平里帆さんが、「出汁がらを使った、混ぜごはんと肉そぼろ弁当」のレシピを教えてくれました。

  • 2026.3.7

空の上の月が、真ん丸と大きな満月を迎えたのはつい先日のこと。

毎日少しずつ変化しながら、1週間後には下弦の月を迎えるので、月も半分の大きさになる。

森の中で暮らしていると木々の延長線上に空がやさしく広がっているので、太陽や月の様子を観察することが自然と増えた。

木々の間から朝陽が差し込んでいる様子が台所から観察できる。

家中の窓にカーテンを取り付けていないのが偶然にも功を奏し、台所にいても天体の動きをダイレクトに感じることができている。

植物と同じように、天体も淡々と自分たちの役割を全うしていて、その姿はどこか誇らしげに見える。

先週のお弁当のおかずとして紹介した味玉は、家族みんなが大好きな我が家の定番だ。

先週紹介した味玉と蕗味噌のお弁当。

この味玉作りには実は続きがある。

卵を浸すための調味料(自家製調味液)と一緒に煮出した鰹節。これを捨てずに大事に小瓶に取っておくと立派なおかずの一員になる。

私は、すりごまやひじきなどと一緒におむすびや混ぜごはん、和え物にしたりもする。

煮出し終えた鰹節は瓶の中に保存しておく。

卵に味がしっかり染みた後の自家製調味液も捨てずに、ひき肉と一緒にフライパンで煮含めてそぼろにする。

ひき肉と自家製調味液をフライパンで炒め終えたところ。このまま食べてもおいしい。

たくさん作って小分けに冷凍庫しておけば、いつでもそぼろ丼やそぼろ弁当、ビビンバなどにも使える。四歳の息子も大好きなそぼろだ。

今日はそんな2品を使ったお弁当。

混ぜごはんの上に肉そぼろと野菜をたっぷりのせたお弁当の出来上がり。

付け合わせの人参とほうれん草は、さっと茹でて塩とごま油で和え、菊芋は薄く切って少量の塩で軽く和えただけ。

ビビンバのようにお弁当箱の中で混ぜ合わせて食べてもいい。

出汁がらや役割を終えた調味液なども簡単に捨てず、おいしいおかずになるべく変換してあげたい。

日々の暮らしの中には大切な気付きや学びがたくさん詰まっている。

正しさだけに縛られず、小さな喜びに気付いていけるような、ふっと力が抜ける楽しい選択をしていきたい。

recipe混ぜごはん

材料(1人前)
ごはん…お茶碗一杯分程
味玉用に出汁をとった後の鰹節…約3〜5g ※お好みで。
すりごま…約3g ※お好みで。
味付けひじき…約3g ※お好みで。
(フライパンに菜種油をひいてひじきを炒め、麺つゆや出汁醤油で自分好みに味付けし、汁気がなくなるまで炒めたもの)

〈作り方〉
すべての材料をやさしく混ぜ合わせてお気に入りのお弁当箱に詰める。

recipe肉そぼろ

材料(1人前)
味玉の浸し終えた自家製調味液…約200cc
ひき肉(豚でも鶏でも)…約300g

〈作り方〉
1. フライパンに、自家製調味液とひき肉を入れて、ひき肉を木べらなどで細かくほぐしながら、汁気がなくなるまで煮る。

2. 汁気がなくなったら、冷まして保存容器に入れる。

 

『からだと心整う台所ごよみ365日』著者 仁平里帆

出典 andpremium.jp

にへい・りほ/1990年生まれ、埼玉県出身。古家具屋を営む夫と、4歳の息子と共に栃木県益子町の自然豊かな里山で暮らす。二十四節気や七十二候、月の満ち欠けといった暦を手がかりに、台所からうまれる景色や、日本の素朴な美しさを大切にしている。著書に、『からだと心整う 台所ごよみ365日』(エクスナレッジ)。

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