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1枚100円以下の冷凍パイシートで「おうちレストラン」が完成! 型がなくてもできる、簡単おしゃれレシピを作ってみた【書評】

  • 2026.3.4
パイシートすごっ! 深沢あや / 主婦の友社
パイシートすごっ! 深沢あや / 主婦の友社

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おうちでおしゃれな食事をしたい時や、映える料理を作りたい時、ある食材が役立つかもしれません。その食材とは、冷凍パイシート。フレンチ料理家である、あやシェフこと深沢あやさんのレシピ本『パイシートすごっ!』(主婦の友社)では、ごはんパイからスイーツパイまで、さまざまなパイシートのレシピが紹介されています。

パイシートとは、パイ料理を作る時に使う冷凍のパイのこと。「パイ料理なんてハードルが高い」という人も多くいるかもしれませんが、本書で紹介されるレシピはまるで逆。簡単かつ時短のものが多く、とても身近な食材だと感じます。

「そもそも売り場が分からない…」と思っていましたが、筆者はスーパーの冷凍食品コーナーで、冷凍ピザや冷凍うどんの横に並んでいるのを見つけました。しかも、お値段は4枚入って386円(税込)。1枚97円とは、安すぎる。じつは超庶民的とも言えそうなパイシートが、作ってみたら華やかなごちそうに大変身しました。

時短なのに食卓を華やかに彩る「型なしパイ」

1品目に作ったのは、「型」を使わなくてもできる「カマンベールと長ネギの型なしパイ」と「トマトとカッテージチーズの型なしパイ」です。

レシピといっても基本は材料をのせて焼くだけなので、ポイントといえば、パイの形を整えることでしょうか。パイシートをめん棒でのばし、フォークで数ヶ所穴をあけます。具をのせたらパイの角を丸く切り落とし、ひだを寄せながら包んでいきました。仕上げとして、表面に溶き卵を塗り、オーブンへ。20分程度で焼き上がりました。

さすがと感じたのは、具材の組み合わせ。「カマンベール+ベーコン+長ネギ+ローストくるみ+乾燥ハーブミックス」「トマト+カッテージチーズ(またはクリームチーズ)+乾燥ハーブ+黒こしょう+オリーブ油+ごま」…なんて、おいしくないわけがありません!

口に入れてみると、衣がサクサク。パイだけど具材が多くてボリュームがあり、ピザやパンのようにも食べられます。ハーブが効いているから、味わいが断然おしゃれ。一緒に食べた家族も「おしゃれだし、おいしいし、お店で買ったみたい」と感動しきり。焼きたてのサクふわはもちろん、冷めてもおいしかったです。

型がなくても簡単にできる「シナモンロールパイ」

次は、スイーツ系パイに挑戦。こちらも型なしで作れる「シナモンロールパイ」を作ってみました。パン屋さんでよく見るシナモンロールをパイにしたような一品です。

ここで使う冷凍パイシートは2枚。のばしながら、端を重ね2枚を1枚にし、そこにシナモンペーストを塗りました。シナモンペーストって、シナモンパウダーにバターとお砂糖を混ぜるだけで簡単にできるんですね。お砂糖をきび砂糖にすると、コクが出やすいそうです。

シナモンペーストを塗ったシートをぐるぐると巻いたら、金太郎飴のようにカットすることで、ひと口サイズに。表面に卵を塗り、オーブンで焼いたら、こんがりとおいしそうに仕上がりました。

食べてみると、軽い口当たりなのにコクがあり、食べる手が止まりません! バターの甘さとパイのサクサク感が絶妙で、いつもはシナモンを嫌がる小学生の息子もパクパク。気づいた時にはもうお皿がからっぽに…。

冷凍パイシートで叶える“おうちレストラン”

パイシートは冷凍しておけるのもいいところ。レシピによっては、冷凍庫や冷蔵庫にあるもので“おうちレストラン”を叶えることもできそうです。「お店の味には劣る」と思いがちですが、冷凍パイシートはパン屋さんやレストランでも使われているとか。国内外のレストランでプロとして経験を積んだ著者が言うのだから、間違いなさそうですね。

レストランで出てくるようなおしゃれな一皿を身近な材料で、しかも簡単作れると、定評があるあやシェフのレシピですが、パイシート料理を紹介するたびに反響が大きかったので、「こんな便利でおいしい食材を使わないなんてもったいない」という想いで本書を作ったそうです。

食べる時はもちろん、パイを焼いている間もフワッと甘いバターの香りが漂い、しあわせな気分でした。「おいしいものを食べたいけど外食は高くて行けない」「子育て中だからおしゃれなレストランに行けない」という人にもおすすめです。

調理・写真・文=吉田あき

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