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「どちら様ですか?」実家に鳴り響いた詐欺の電話。未然に防いだ私に、両親が言い放った最低な言葉にドン引き

  • 2026.3.5

実家に鳴り響いた電話

二十歳を目前にした、ある日の午後。

実家のリビングに鳴り響いた一本の電話。

「あ、久しぶり!〇〇ちゃんいる?」

受話器から聞こえてきたのは、やけに馴れ馴れしい、聞き覚えのない男の声でした。

「どちら様ですか?」

戸惑う私を余所に、彼は弾んだ声で続けます。

「実は今度、繁華街のオフィスでブランド品の展示会をすることになってさ。今回、特別に無料招待の権利が当たったんだよ!交通費も出したいから、本人確認できる免許証か保険証、あと印鑑も持って遊びに来ない?」

免許証に印鑑。

二十歳の私でもピンとくる、典型的な「デート商法」の手口。

「結構です! お断りします!」

食い気味にそう告げ、受話器を叩きつけるように切った私。

両親からの恐ろしい言葉

詐欺まがいの勧誘を未然に防いだ。そう安堵したのも束の間、横でやり取りを聞いていた両親から、予想だにしない言葉が飛んできたのです。

「どうしてそんなに冷たく切るんだい?」

父が、まるで私が悪いことでもしたかのような顔で咎めてきます。

「今の時代、黙っていても高級品や宝石なんて売れないんだよ。お客さんと仲良くなったと思い込ませて、何としてでも売ろうとするのは、仕事なんだから仕方ないじゃないか」

呆然とする私に、隣にいた母までもが切実な表情で言葉を重ねました。

「お母さんね、正直に言うと嬉しかったのよ。昔、学校で孤立していたあんたに、若い男の子から電話が来るなんて……」

「お母さん……?」

「たとえそれが知り合いのふりだとしても、それでもいいの。誰かが声をかけてくれたっていう、その事実だけで安心したのよ」

あまりの衝撃に、言葉を失う私。

確かに小中高と、クラスで浮いてしまった時期があったのは事実。

けれど、決して不登校だったわけではないし、それなりに友人も、当時付き合っていた彼氏だっていたのです。

「お父さんもお母さんも、何を言ってるの? あれは私を騙そうとしている詐欺みたいなものだよ?」

必死に訴えても、両親は「嘘でもいいから、あんたに友達がいると思いたかった」と言わんばかりの表情。

怪しい勧誘電話そのものよりも、私の人間関係をそこまで絶望視し、詐欺師の嘘にすら縋ろうとする親の姿。

一番の味方であるはずの家族に、自分の存在を否定されたような虚しさ。

あの時感じた、胸の奥が冷たくなるような「もやっと」した感覚は、40代になった今でも、決して消えることはありません。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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