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育児休暇中に働かせといて「育児給付金から差し引く」…だと?理不尽メッセージに凍りつく、タダ働きを迫るブラック上司【作者に聞く】

  • 2026.3.4
「家で空き時間に働いて欲しい」という上司だが、給料についてはどう考えても納得できない謎ルールを提示された。 画像提供:しゃけなかほいさん
「家で空き時間に働いて欲しい」という上司だが、給料についてはどう考えても納得できない謎ルールを提示された。 画像提供:しゃけなかほいさん

妊娠をきっかけに育児漫画を描き始めたしゃけなかほい(@syake8989)さん。SNSで発表しているエッセイ漫画のなかでも反響を呼んだのが「【ブラック企業】育児をしなかったであろう上司にイラッとした話」である。育休中にもかかわらず、思いがけない連絡が届いたことから物語は動き出す。

私物スマホに届いた“提案” その実態は実質タダ働き

「【ブラック企業】育児をしなかったであろう上司にイラッとした話」01 画像提供:しゃけなかほいさん
「【ブラック企業】育児をしなかったであろう上司にイラッとした話」01 画像提供:しゃけなかほいさん
02 画像提供:しゃけなかほいさん
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03 画像提供:しゃけなかほいさん
03 画像提供:しゃけなかほいさん

子どもが生まれ、育児に追われる日々。そんななか、上司から私物のスマホに届いたのは「週4日で数時間ほど働いてほしい」という相談だった。しかも私物のパソコンを使うことが条件。さらに収入は育休給付金から差し引かれるという説明まで添えられていた。

「働いているので実質タダ働きってどういうこと?上限はあるけど収入はあるでしょ?」。漫画のなかで描かれた戸惑いと怒りは、決して誇張ではない。

当時の状況について、しゃけなかほいさんはこう語る。「当時は息子が10カ月くらいで、保育園も落ちて(というか育休延長した)復帰の日程も決まっていない頃です。上司からいきなり連絡が来て、『週に4日数時間を実質タダ働きしてくれないか?復帰のトレーニングだと思ってさ!』という内容でした…。」

日中は家事と育児に追われ、まとまった時間を確保するのも難しい。睡眠時間を削るしかない現実のなかでの“トレーニング”提案に、違和感は大きかった。

「育休中はやっぱり暇だと思われてるのか」

一度は「まとまった時間の確保が難しい」と断ったものの、「1日2時間ではどうか」と再び連絡が来たという。相手の事情を尋ねる姿勢は見えなかった。「育休中はやっぱり暇だと思われてるのか、『育休中はどうせ暇でしょ?』というのが世間でもあるんだと思います。」

もちろん、育休中に働く選択をする人もいる。しかしその前に確認があってもよいのではないかと話す。「育休中でも働く方はいらっしゃるので、まずは相手の都合を聞いたり『子供を預けられるなら働かないか?』と聞いても良いかもしれません」。「『育休中は暇だと思われている』『上司は子供がいるにも関わらず育児をしておらず、大変さが分かっていない』のだと思いました。」と今回の件についても振り返る。

育休は“休み”ではない。命を守り育てる時間であり、心身ともに消耗する日々である。その現実を知らないまま投げられた一言が、どれほど深く刺さるのか。本作は、静かな怒りとともに問いかける。

取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)

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