1. トップ
  2. 恋愛
  3. 臨月の私宛てに苦情「赤ちゃんの泣き声がうるさいと…」え!?急いで帰宅した先にあった裏切りの現場

臨月の私宛てに苦情「赤ちゃんの泣き声がうるさいと…」え!?急いで帰宅した先にあった裏切りの現場

  • 2026.3.23

結婚を機に、私は夫とマンションを購入しました。新生活に胸を膨らませていたあのころ、隣には同じくらいの年齢のご夫婦が住んでいて、ちょうど赤ちゃんが生まれたばかりだと聞いていました。
ご主人がうれしそうに赤ちゃんを抱いている姿を何度か見かけて、「きっとあたたかい家庭なんだろうな」と感じていたのを覚えています。私自身も当時妊娠中だったため、近くに先輩パパ・ママがいるご家庭があることを心強く思っていました。

ところが、引っ越してしばらく経ったころ、お隣さんについて気になる話を耳にしたのです。

「育児も家事もほとんどご主人がやっていて、奥さんはあまり関わっていないらしい」

真偽はわかりませんでしたが、数日後、その噂話を裏付けるような出来事に直面したのです。

隣人への違和感、そして夫への不信感

ベランダで洗濯物を干していたとき、隣から奥さんが電話で話す声が聞こえてきたのです。その間、赤ちゃんの泣き声がずっと続いていました。そして、電話が終わったあとも、泣き声は止まなかったのです。

初産で、子育て経験のない私。「赤ちゃんはよく泣くもの」と聞いていたこともあり、深く考えないようにしていました。しかし、心のどこかには引っかかるものを感じていたのです。

その夜、隣人夫妻に関する噂話と今日耳にしたことを夫に話してみましたが、夫は「初めての育児で大変なんだろう」「うちも頑張らないとな~」と軽く流すだけでした。

そのころ、夫は「仕事が忙しい」と言って、家でもスマートフォンをずっと見ていました。私の話をしっかり聞いてくれることはほとんどなく、返ってくるのは生返事ばかり。

これから出産を控えているのに、このままで大丈夫なんだろうか……という私の不安は、日に日に大きくなっていきました。

実家への一時避難

隣の赤ちゃんの泣き声はその後も続いていました。

日中、何時間も泣き続けることもあり、このままでいいのか迷うこともありましたが、他人の家庭に踏み込むこともできず、ただ気をもむことしかできませんでした。

そんなある日、隣の赤ちゃんのことばかり気にしている私を見かねたのか、夫が「しばらく実家に帰ったらどう?」と提案してきたのです。実家といっても、同じ市内。産院を変える必要もなかったため、私はその提案を受け入れることに。

最初のうちは平日だけ実家で過ごすつもりだったのですが、次第に夫の休日出勤が増えていったこともあり、私はそのままほとんど実家で生活するようになっていきました。

「ごめん、出産にも立ち会えそうにない」

「どうしても外せない仕事があるんだ」

そう言って、夫は出産予定日にも出張を入れたのです。夫に対する不信感は頂点に達していましたが、「仕事だ」と言われると、私は飲み込むしかありませんでした。

管理人からの電話

不安な気持ちを抱えながら過ごしていたある日、マンションの管理人さんから電話がかかってきました。

「インターホンを鳴らしているのですが、お留守ですか? 赤ちゃんの泣き声がうるさいと苦情が来ていまして……」

思わず言葉を失いました。

「うちにはまだ赤ちゃんはいません」と伝えると、一瞬黙り込んだものの、「念のため、一度ご自宅の様子を確認していただけますか?」と言ってきた管理人。

状況が理解できず、私は不安と違和感を抱えたまま、両親とともに家の様子を見に行くことにしました。

自宅に着いたときには、泣き声は聞こえませんでした。静かに鍵を開けて中に入ると――目を疑う光景が広がっていました。

リビングの床に寝かされた、隣人夫婦の赤ちゃん。そして、寝室では夫と隣の奥さんがあられもない姿で寝ていたのです。

一瞬、何が起きているか理解できませんでした。しかし、状況を見れば明らかでした。

夫が突然私に実家に帰るよう勧めてきたこと、休日出勤が増えたこと、そして隣の赤ちゃんが泣き続けていたこと――すべてが1本の線でつながったのです。

その場では身重の私の代わりに、両親が状況を記録として残してくれました。臨月の私にストレスをかけるわけにはいかないということで、後日の話し合いの場にも両親が立ってくれました。法的にも不貞行為が認められる状況だったこともあり、こちらの希望する慰謝料を請求できたのが不幸中の幸いです。

その後、私は無事に出産しました。腕の中で眠るわが子を見ると、「本当に守るべきものは何か」をはっきりと理解できます。

家族としての信頼を裏切る行為が、どれほど大きなものを失わせるのか――あの一件は、私にとって一生忘れることのない出来事です。

◇ ◇ ◇

日本の法律(児童福祉法・児童虐待防止法)では、虐待の確証がなくても、疑いがある段階で、すべての人に通報(通告)の義務があります。

「通報」は決して保護者を裁くためではなく、育児に余裕をなくしている家庭へ、行政の“適切な支援”を届けるための第一歩。「もしかして?」と気になった際には、近隣の児童相談所につながる児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」に相談しましょう。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる