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本木雅弘×菅田将暉『黒牢城』第二弾キャストにユースケ・サンタマリアら6名!黒沢清監督初の時代劇に“クセ者”集結

  • 2026.3.2

第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞し、「このミステリーがすごい!」第1位ほか史上初の4大ミステリー賞を制覇した米澤穂信さんの小説『黒牢城』。その待望の映画化作品が、2026年に全国公開される。メガホンを取るのは、『スパイの妻』『Cloud クラウド』の黒沢清監督。同監督にとって本作が時代劇への初挑戦となる。

映画『黒牢城』第一弾キャラクタービジュアル。上段左から本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子。下段左から青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョー
映画『黒牢城』第一弾キャラクタービジュアル。上段左から本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子。下段左から青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョー

すでに発表されている第一弾キャストには、城主・荒木村重役の本木雅弘さん、囚われの天才軍師・黒田官兵衛役の菅田将暉さん、村重の妻・千代保役の吉高由里子さんをはじめ、村重の腹心・荒木久左衛門役に青木崇高さん、若き家臣・乾助三郎役に宮舘涼太さん(Snow Man)、狙撃の名手・雑賀下針役に柄本佑さん、そして村重の“隠し刀”郡十右衛門役にオダギリジョーさんと、主演級の俳優がずらりと名を連ねる。映画化決定のニュースはSNSで大きな反響を呼び、公開前から期待の声が相次いでいる。

そして2026年2月25日、本作の第二弾キャストとして新たに6名の出演が発表された。物語の鍵を握る、一筋縄ではいかない“城内のクセ者たち”を演じる実力派の顔ぶれに注目だ。

全員、クセ者――物語をかき乱す“最強の布陣”

第二弾キャラクタービジュアル。上段左から、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰。下段左から渡辺いっけい、渋川清彦、荒川良々
第二弾キャラクタービジュアル。上段左から、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰。下段左から渡辺いっけい、渋川清彦、荒川良々

今回解禁されたのは、村重と共に籠城する個性豊かな家臣や武将たち。キャラクタービジュアルからは、それぞれの表情の奥に潜む忠義と裏切りの気配が漂い、否が応でも期待が高まる。

村重の家臣にして凄腕の剣豪・秋岡四郎介役にはユースケ・サンタマリアさん。NHK大河ドラマ『光る君へ』での安倍晴明役の“怪演”が記憶に新しいが、本作ではどんな刀さばきを見せるのか。本人も「(黒沢監督から)お呼びが掛かればもちろん京都に飛んで行きます。僕が刀を抜いたらどんなことになるのか…ぜひ劇場で目撃してください!」と自信をのぞかせる。

坊主頭の豪傑な僧兵・瓦林能登入道役は吉原光夫さん。『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンを14年間演じ続けたミュージカル界のスターであり、『VIVANT』(TBS系)など話題作でも圧倒的な存在感を放ってきた実力派だ。

血気盛んな若き家臣・北河原与作役を演じるのは坂東龍汰さん。映画『爆弾』で第49回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞した最旬の実力派で、黒沢組への参加は二度目となる。

村重の密使として暗躍する僧侶・無辺役には荒川良々さん。前作『Cloud』に続く黒沢組で、監督から「脚本を書くうえで一番大切にしてるのは真ん中。そこに出てるのが実は荒川さんだった」と言われたというエピソードが意味深だ。

籠城する村重にとって友軍の将、「雑賀衆」を率いる雑賀孫六役に渋川清彦さん。そして「高槻衆」を率いる信心深い武将・高山大慮役に渡辺いっけいさん。日本映画界に欠かせない名バイプレイヤーたちが、予測不能な物語を鮮やかに彩る。

「主人公をドン底に突き落として解放するのが好き」黒沢清の“初時代劇”、キャストが明かす現場の空気

キャストや監督のコメントからは、「黒沢清×時代劇」という前例のない組み合わせに対する期待と、現場で味わった独特の緊張感が浮かび上がる。

主演の本木雅弘さんは、黒沢監督の印象をこう語った。「『主人公をドン底に突き落として解放するというのが好きなんです』そうサラッと言う黒沢さんは、冷静かつ挑戦的な監督です」。歴史上では“卑怯者”のレッテルを貼られた荒木村重の内に秘めた葛藤とロマンを掬い取りつつ、本作を「追い詰められて生きる現代人への提言を導く作品」と位置づける。

菅田将暉さんは「黒沢清×時代劇という刺激に、心躍りました」と振り返りつつ、撮影の実感をこう表現する。「僕は、ほぼ舌戦。知と血と地にまみれ、脳みそフル稼働の撮影でした」。刀ではなく“言葉”で戦う官兵衛の異質さが、このひと言からにじむ。

渡辺いっけいさんが明かしたのは、撮影前に監督から告げられたひと言だ。「時代劇だと声を張りがちですが叫ぶと意味が伝わりません。ちゃんと言葉の意味を伝えるようにしてください」。撮影が終わった今もさまざまな現場でこのアドバイスを思い出すという。“声を張る”という時代劇のお約束をあえて封じる黒沢演出は、本作にどんなリアリティをもたらすのだろうか。

黒沢監督自身は「最高におもしろい原作に出合えたことが何よりの幸運」としつつ、「時代劇も推理ものも僕は初めてで、うまく映画化できるか不安もありました」と率直に振り返る。それでも「荒木村重という人物の謎と魅力に導かれてどうにか駆け抜けました」と、手応えをにじませた。

城の外は敵軍、城の内は裏切り者――“城塞×密室”戦国心理ミステリー

物語の舞台は、戦国時代。荒木村重(本木雅弘)は暴虐な織田信長のやり方に反発し、籠城作戦を決行する。城は織田軍に包囲され、孤立無援の状態に。血気盛んな家臣たちを抑えながら、妻・千代保(吉高由里子)を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心する村重。しかしそんな中、城内である少年が殺される事件が起こり、その後も怪事件が次々と続く。

容疑者は、密室と化した城の中にいる家臣や身内の誰か。城の外には敵軍、城の中には裏切り者——。誰もが疑心暗鬼に陥る極限状態の中、村重は牢屋に幽閉した敵方の危険な軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)と共に、謎の解決に挑む。

「城塞」がそのまま「密室」になるという大胆な構造。登場人物たちの思惑が飛び交う心理戦と、事件の真相に迫るミステリーが絡み合う、手に汗握る戦国系超大作だ。忠義か、裏切りか。13名のクセ者たちがそろった今、誰が味方で誰が敵なのか――その答えは、劇場で確かめてほしい。

映画『黒牢城』作品概要

原作:米澤穂信「黒牢城」(角川文庫/KADOKAWA刊)

監督・脚本:黒沢清

音楽:半野喜弘

出演:本木雅弘

菅田将暉 吉高由里子

青木崇高 宮舘涼太 柄本佑

ユースケ・サンタマリア 吉原光夫 坂東龍汰 荒川良々 渋川清彦 渡辺いっけい

オダギリジョー

配給:松竹

公開:2026年公開

(C)米澤穂信/KADOKAWA (C)2026映画「黒牢城」製作委員会

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