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美しい街並み×エヴァの激闘!ハウステンボス・髙村社長に聞く「静と動」がシンクロする新しいパーク体験

  • 2026.2.27

2026年4月、長崎・ハウステンボスを舞台に幕を開ける『エヴァンゲリオン』の大型コラボレーション。

美しいヨーロッパの街並みが「迎撃要塞都市」へと変貌を遂げます。

そのかつてないコラボレーションの裏側を、ハウステンボスの髙村耕太郎社長にインタビュー。

異質とも言える世界観を完全シンクロさせた「新たなテーマパークの形」に迫ります。

 

「迎撃要塞都市 ハウステンボス」ハウステンボス株式会社 髙村耕太郎社長インタビュー

 

 

「憧れの異世界。」をブランドに掲げる長崎県のテーマパークリゾート「ハウステンボス」は、2026年4月24日よりTVシリーズ放送開始から30周年を迎えた『エヴァンゲリオン』とのコラボレーションをスタート。

オランダのルーツに溶け込むミッフィーの「親和性」に対し、今回は美しいヨーロッパの街並みそのままの世界観を活かし、あえて「迎撃要塞都市」としての性質を付与するアプローチで、情緒あふれる「静」の景観に『エヴァンゲリオン』がもたらす激しい「動」の興奮を融合します。

一見すると対極にある要素ですが、その先に待っていたのは、ハウステンボスのパーク体験と完全にシンクロしたかつてないコラボレーションでした。

今回は、ハウステンボス株式会社 髙村耕太郎社長に、Dtimes編集長・あずさゆみがインタビュー。

ハウステンボスの街並みを「物語を描くキャンバス」と話す髙村社長に、新たなテーマパーク体験の形を伺いました。

 

「親和性」のミッフィー、新たな設定を重ねるエヴァンゲリオン

 

 

――― 2026年4月24日より、『エヴァンゲリオン』とのコラボレーションイベント「迎撃要塞都市 ハウステンボス」がスタートします。

これまでハウステンボスといえば、オランダ生まれのミッフィーという「親和性」の高い存在が象徴的でした。

一方、今回のコラボレーションでは、本物のヨーロッパの街並みをあえて「迎撃要塞都市」という新たな設定を重ね合わせる、非常に意欲的な仕掛けだと感じます。

この物語の力で昇華させる戦略は、これまでのIP活用とどう違うのでしょうか。

 

髙村社長:

ハウステンボスの街並みは、かなり精巧に作られていて本物感がある一方で、本当に本物の街かというとそうではなく、九州にヨーロッパをイミテーションしながら作っているという、どこにいるのか分からないような不思議な街だと感じています。

ハウステンボスには美術館もありますけれども、色々な作品を展示して楽しんでもらう「キャンバス」のような場所だと思っているんです。

 

――― その「キャンバス」に、あえて異質な『エヴァンゲリオン』を描き込んだのですね。

 

髙村社長:

はい。その作品が持つ芸術性や美しさみたいなものと、どう親和性を生み出せるかを考えた時、『エヴァンゲリオン』は最適だと思いました。

あの繊細な美しさは独特ですし、それをハウステンボスで表現できれば、ファンの皆さんに対しても「こんなかっこいい形で見せてくれるんだ」というプレゼンテーションができるんじゃないかと。

 

「静」と「動」のコントラストが引き出す、街の新しい魅力

 

 

――― ハウステンボスの魅力である「静かな情緒」に対し、『エヴァンゲリオン』とのコラボは「圧倒的な激動」を感じます。

この対比はゲストの体験価値をどう変えるのでしょうか。

 

髙村社長:

アトラクションの中では「ハウステンボスがこんな風になっちゃうの?」というような、街自体が破壊されてくるエキサイティングな映像が起こってきます。

一方で夜のナイトショー「シャワー・オブ・ライツ: HARMONICS WITH EVANGELION 」では、作中の象徴的なクラシック音楽を使いながら、整然とした綺麗な風景の中に制御された形で『エヴァンゲリオン』の世界観が乗っかってくる。

 

――― 『エヴァンゲリオン』をただの絵として置くのではなく、世界観が深く融合していると感じます。

 

髙村社長:

そうですね。この「静」と「動」の対比みたいなところが、ハウステンボスと『エヴァンゲリオン』がコラボレーションする一つの総合的な意味として見据えられるんじゃないかなと。

どちらの意外性も1日の中で体験してもらえることは、大きな魅力になると思います。

 

「造る」から「活かす」へ、チームの挑戦とバフが掛かる瞬間

 

 

――― 髙村社長は前職のオリエンタルランドで、世界観を一から「造る」経験をされてきました。

一方で今のハウステンボスは、既存の美しさを損なわず、むしろ「バフ(付加価値)」として機能させる環境です。

全く違う世界観を掛け合わせるにあたって、現場の皆さんの反応はいかがでしたか。

 

髙村社長:

『エヴァンゲリオン』という素晴らしい作品とのコラボが決まり、チーム一同非常にワクワクする一方で、「この全く違う世界観同士を、どうすれば最高にカッコよく融合(シンクロ)できるか」と真剣に試行錯誤しました。

しかし、企画を詰めていけばいくほど「ここならこんないい形でコラボできる」という場所や要素が次々と見つかり、チーム全体がどんどん盛り上がっていくのを感じました。

その手応えが確信に変わったのは、「エヴァンゲリオン・ザ・ライド – 8K -」の試写を見たときです。

完全オリジナルのスピンオフとして、ハウステンボスそのものの風景と『エヴァンゲリオン』が組み合わさった映像が広がった瞬間、「こんなに格好よくなるのか!」と圧倒されました。

ミッフィーの時も「街がこんなに可愛くなるのか」と思いましたが、『エヴァンゲリオン』と掛け合わせるとハウステンボスがここまでかっこよくなるのかと。

自分たちが持っている資産を活かしながら、さらに新しい表現ができるという実感は、チーム全体で共有できたと思っています。

 

――― このコラボはハウステンボスから『エヴァンゲリオン』のファンへのサービスのように見ていたのですが、元々のハウステンボスファンに向けてパークの新しい可能性を示す「サービス」でもありそうです。

 

髙村社長:

おっしゃる通りです。今のハウステンボスを好きな人たちにとっても、「あ、こんな形でかっこよくなるんだ」という姿は見せられる。

『エヴァンゲリオン』はそんな可能性をたくさん持ったIPだなと思っています。

 

アップデートし続ける「憧れの異世界」

 

 

――― 「ミッフィー・ワンダースクエア」に続き、『エヴァンゲリオン』という異なる世界と繋がることで、ハウステンボスが提唱する「憧れの異世界」はどうアップデートされるのでしょうか。

 

髙村社長:

ミッフィーのエリアができたことで関心を持っていただき、ここ数ヶ月でハウステンボスがある意味「ミッフィー化」して親しみやすい印象が強くなったと思います。

そこに『エヴァンゲリオン』が登場してくることによって、日常か非日常か分からないような素敵な空間が、さらに多様なストーリーとの繋がりの中でアップデートされていく。

ミッフィーだけでも『エヴァンゲリオン』だけでもなく、色々な世界と繋がることでステップを示せると思っています。

 

――― 最後に、このコラボレーションの開始を待ちわびているファンに向けて、メッセージをお願いします。

 

高村社長:

ハウステンボスは他のテーマパークと比べても、本物の街並みをある意味で模倣しているからこそ、「現実か非現実かちょっとよく分からないような場所」という特徴があります。

逆に言うと、先ほどお話ししたように、古いものも新しいものも問わず、色々な作品をハウステンボスなりの形で表現していく「キャンバス」のような機能を持っているんです。

特定のブランドにとらわれず、新しい形で表現していけるテーマパークとしてはすごく新しい可能性がある特異な場所だと思っているので、そういう風に進んでいく姿を、テーマパークファンの皆さんには「新しいモデル」として楽しみにしてほしいなと思っています。

 

――― ありがとうございました。

 

今回のコラボレーションは、8K映像による大迫力の新ライドアトラクションにとどまりません。

自分の顔写真入りIDカードが手に入るスタンプラリーをはじめ、限定メニューやオリジナルグッズ、さらにはホテルのコンセプトルームまで、街全体が「NERV佐世保支部」となる徹底した没入感が用意されています。

美しいヨーロッパの街並みという「静」と、エヴァの激闘という「動」が完全シンクロする「迎撃要塞都市 ハウステンボス」は、2026年4月24日より開催です。

取材・編集・撮影:あずさゆみ(Dtimes.jp)
WebメディアDtimes.jpディレクター/ジャーナリスト
かわいいもの、おいしいものが大好き。ライター、フォトグラファーとしても活動中。

取材協力:ハウステンボス株式会社

©カラー

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