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【韓国在住料理研究家が教える】生姜が決め手!「白玉団子入りわかめスープ(セアルシムミヨックッ)」は、酒を飲んでいる時にも飲んだ翌朝にも欲しくなる逸品

  • 2026.2.27

甘味や辛味が強くて味の濃いイメージがある韓国料理には、ビールやサワー、韓国焼酎なんかを合わせがち。ですが、実は日本酒に合う韓国料理も多いんです。そこで日本酒をこよなく愛す韓国人料理人に、日本酒に合う韓国料理のつまみメニューを教わる短期集中連載。第6回はソウル市内で料理教室を開く料理研究家のリ・ジェリョン(李宰蓮)さんに、とろけるおいしさのわかめスープと簡単につくれる酒肴を習いました。

【韓国在住料理研究家が教える】生姜が決め手!「白玉団子入りわかめスープ(セアルシムミヨックッ)」は、酒を飲んでいる時にも飲んだ翌朝にも欲しくなる逸品

■わかめを炒め、丸ごと玉ねぎでだしを取るのがポイント

誕生日やお祝いごとがある時、あるいは子供を産んだ女性が産後の肥立ちによいとして食べられたりと、韓国人にとってわかめスープ(ミヨックッ)は特別な料理なのです。もちろん日常的にも食卓にのぼることが多いわかめスープは、「お酒を飲む人にとってもいい料理」と、リ・ジェリョンさんはいいます。ミネラルを豊富に含むわかめは二日酔いの予防・回復にも有効な食材で、あたたかいスープは弱った胃腸にやさしい。たしかに酒のつまみにもよさそう!

「ミヨックッはわかめと一緒に牛肉を入れて炒めるのが一般的ですが、今回はわかめと野菜だけでつくるレシピをお教えします。丁寧につくれば肉を使わなくてもしっかりおいしく仕上がりますよ」(ジェリョンさん)

今回ジェリョンさんが教えてくれるわかめスープには、白玉団子が入ります。

「団子の小さくて丸い形が“鳥の卵(セアル)”に似ていることからそう呼ばれています。昔は無病息災を願って、冬至の時に小豆粥に入れて食べられていました。ミヨックッにもこの団子を入れて食べることが多いんですよ。団子に生姜の搾り汁を入れるのは、母から教わったつくり方です」(ジェリョンさん)

□“セアルシムミヨックッ”のつくり方


◇材料 (2~3人分)

塩蔵わかめ:30g(*1)
玉ねぎ:1/2個
昆布だし:400mL
韓国醤油:小さじ2(クッカンジャン*2)
えごま粉末:大さじ2
もち米粉:小さじ1(水溶き)
えごま油:少々
★ 団子:
・ もち米粉:1/2カップ
・ 生姜:大さじ2(搾り汁)
・ 塩:少々


*1 わかめはざく切りにして水で戻す。つけた水はとっておく。
*2 塩分濃度が高く、色が薄い醤油。日本の薄口醤油でも代用可。

(1)団子の下ごしらえ
ボウルにもち米粉と塩を入れる。生姜汁を3回程度に分けて入れながら練っていく。生地がまとまったら6等分にして丸める。熱湯で3分ほど下ゆでし、冷水にとる。

団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ
団子の下ごしらえ

(2)わかめを炒める
鍋に昆布だし大さじ3を入れて中火にかける。沸々してきたらわかめを入れ、醤油を回しかけて炒める。この時、なるべく鍋の中は触らずに置いておくと綺麗な仕上がりになる。

わかめを炒める
わかめを炒める

(3)えごま油を入れ、さらに炒める
わかめの色が変わって香りが立ってきたらえごま油を加えて、鍋の中をかき混ぜながら炒め、油を乳化させる。

えごま油を入れ、さらに炒める
えごま油を入れ、さらに炒める

(4)だし汁を加えて煮る
3に残りの昆布だしを入れて3分程煮込み、わかめの戻し汁200mLと玉ねぎを切らずにそのまま入れて蓋をして、10分ほど煮る。玉ねぎはスープのだしとして入れる。

だし汁を加えて煮る
だし汁を加えて煮る

(5)団子を煮て仕上げる
4にえごま粉末と水溶きもち米粉を入れ、5分ほど煮る。味見をして、味が足りない場合は塩を少々入れて整える。団子を入れ、3分ほど煮て完成。

団子を煮て仕上げる
団子を煮て仕上げる
完成
完成

■スピード酒肴、豆もやし炒め

わかめスープの付け合わせとして、手早くつくれて酒が進む「豆もやし炒め(コンナムルポックム)も教わりました。

□“コンナムルポックム”のつくり方


◇材料

豆もやし:200g(*)
A :
・ サラダ油:大さじ1.5
・ 胡麻油:大さじ1.5
塩:小さじ2
すり胡麻:小さじ1
水:80mL


*豆もやしのひげは取っておく。

(1)豆もやしを蒸し炒めにする
鍋にAを入れてから豆もやしと水を入れて、蓋をして中火にかける。沸騰してきたら塩を入れてよく混ぜる。ふたたび蓋をして3分ほど蒸し炒めにして、すり胡麻をかけて仕上げる。

豆もやしを蒸し炒めにする
豆もやしを蒸し炒めにする
完成
完成

――教える人

「リ・ジェリョン(李宰蓮) 韓国菜食料理研究家」

韓国・釜山出身。韓国の大学院で食文化を研究したのち、教授として世界の食文化や韓国伝統食文化などについて15年にわたり教鞭を執る。その傍ら、韓国と日本を行き来しながら「クッキングスクール・リマ」にてマクロビオティックを学び、日本CI協会が認証する公式インストラクターの資格を習得。韓国でマクロビオティック料理教室「MACRO+V」を運営し、韓国の伝統料理や精進料理にマクロビオティックの考えを取り入れた菜食料理を伝えている。Instagram @jaeryunlee


文:宮内 健 写真:熊谷直子

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