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和田秀樹さんが語る「“ちょい太め”のほうが元気で長生き」コレステロールの意外な真実

  • 2026.2.25

和田秀樹さんが語る「“ちょい太め”のほうが元気で長生き」コレステロールの意外な真実

女性の「80歳の壁」は分厚いといいます。夫の世話・介護などからくるストレス、家族を亡くした寂しさ、さらに自身の健康問題……。その壁を乗り超え、その先の高齢期を楽しみ尽くすために、今から何ができる? 和田秀樹さんの話題の書籍『女80歳の壁』(幻冬舎刊)から、一部抜粋してお届けします。第5回は、「ちょい太め」の人のほうが元気で長生きという、うれしい話。

ふくよかは 幸齢女子には ほめ言葉

“ふくよか”というのも、幸齢期を幸せに過ごすうえでの大事なキーワードになると思っています。

実際に「美人」より「若く見える人」のほうが、幸齢男性にはモテます。

ふっくらしている人や、朗(ほが)らかで愛嬌がある人のほうがモテる。幸齢者ウオッチャーとして、それは強く感じるところです。しわくちゃで腰が曲がっている女性が好き、という男性はあまりいないでしょうから。

その意味では、美容整形して鼻を高くするよりも、しわを伸ばしたほうがいい。
ほうれい線を消すなんてことは、簡単にできるわけですから。

「いつまでも若々しくいたい」と思うのは、自然なことです。「美容医療なんて」と自分を抑えるのではなく、「話のネタにやってみるか!」と、トライしてみればいいと思います。

別に美容医療でなくてもいいのです。大事なのは、お化粧をしたり、ファッションを気にかけたりして、自分を磨き続ける気持ちを持つことです。

これまで何かに対して深く遠慮してきた女性はとくに“意識革命”と呼べるくらいの強い気持ちが必要です。そうでもしないと、老け込むだけです。極端なことを言えば、今日にでも意識を変えることです。「自分を磨いて生きる」と決めてしまえばいいのです。たったそれだけで、今後の人生は大きく変わっていくはずです。

ちょい太め コレステロールは 下げちゃダメ

「ふくよか」という話で、もうひとつ強調しておきたいポイントがあります。

それは「ちょい太め」の人のほうが、元気で長生きということです。

高齢者医療の専門家として、多くの人を診てきた経験からだけでなく、実際の調査データでも、はっきり証明されています。

多くの人は「コレステロールは体に毒」とか「早死にの原因になる」と思い込んでいます。でもそれは“常識のウソ”です。なぜなら現実には、痩せている人のほうが、がんになりやすかったり、早死にしたりしているわけですから。

「コレステロール値が高いと、心筋梗塞や脳梗塞になりやすい」という、医学の定説も、いまでは見直す医師が増えてきました。実際に「コレステロール値を下げたら心筋梗塞の人が増えた」という実態調査があるのです。

コレステロールは、体を構成する大事な要素です。筋肉や血管、内臓などの原材料になるからです。免疫力や体を維持する代謝力にも重大な関わりをもっています。要するに、コレステロールが不足すると、体が弱くなってしまうのです。

しかも幸齢になると、体のなかの「コレステロールをつくる能力」が低下してきます。つまり、不足状態になってしまうのです。幸齢者の肌がカサカサしたり、筋力が低下するのも、こうしたコレステロール不足が一因です。

不足したコレステロールを補うには、食事で摂るしかないのです。

コレステロールを減らせば、痩せて衰える。増やせば、元気で長生きする——。

さて、あなたはどちらがいいでしょう? 私はみなさんに、ちょい太めでも、元気で長生きしてほしい、と願っています。

※この記事は『女80歳の壁』和田秀樹著(幻冬舎刊)の内容をウェブ記事用に再編集したものです。

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