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「この子は客との子」金髪ギャルが背負った現実…共感と覚悟が交差するナース漫画を描く理由とは【作者に聞く】

  • 2026.2.24
エコーに映し出された赤ちゃんは、元気に動いていた。 画像提供:ナース専科
エコーに映し出された赤ちゃんは、元気に動いていた。 画像提供:ナース専科

幼少期から絵を描くことが好きだった漫画家・アヤさん(@aokitajimaru)は、現在『ナース専科』で看護師のエピソードを基にした作品を連載している。なかでも強烈な印象を残したのが「風俗の母」というエピソードだ。「この子は客との子」と語った女性の覚悟を描いた物語は、読む人の胸に重く響く。今回は作品づくりの裏側や、看護師という職業への思いについて話を聞いた。

忘れられない「風俗の母」という物語

画像提供:ナース専科
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画像提供:ナース専科
画像提供:ナース専科
画像提供:ナース専科

アヤさんが特に印象に残っている作品について尋ねると、「だいぶ初期の作品になりますが、『風俗の母』という漫画の内容が衝撃的で、今でも印象に残っております」と振り返る。金髪ギャル風の母が「この子は客との子」と打ち明ける場面は、読者に強い余韻を残したエピソードだという。

また、『ナース専科』で初めて長期連載した『道しるべ』も思い入れの深い作品であり、連載を通して看護師の現場の空気や人間ドラマを丁寧に描く姿勢が形づくられていったそうだ。

「間違えないこと」への徹底したこだわり

医療をテーマにした漫画制作について、アヤさんは「私自身が医療従事者ではないので、間違えた情報を公開してしまわない為に担当の方に細かなチェックを入れていただきながら描いています」と語る。リアリティと正確性を両立させるための姿勢は非常に慎重である。

「看護師側からも患者側からも共感・感動してもらえるような作品作りを心がけております」という言葉からは、単なるドラマでは終わらせない覚悟がにじむ。読者が感情移入できるよう、視点のバランスにも細やかな工夫が重ねられている。

命と向き合う仕事へのまなざしと尊敬

看護師という職業についての印象を尋ねると、「常に命と向き合うお仕事なので、メンタル面にかなり影響を及ぼすと思います」と率直に語った。それでも、「ブレることなくまっすぐ患者さんと向き合い続ける看護師さんの精神力には圧巻ですし、やりたい気持ちだけで出来る職業では決してないので、心から尊敬しております」と敬意を示す。その言葉には、作品を通じて現場の人々に寄り添おうとする強い思いが込められているようだ。

共感と感動を届け続けたい

今後についてアヤさんは「今後も、読んでくださる方々に共感や感動を与える作品を生み出し続けていきたいです」と意欲を語った。衝撃的な題材の中にも人間のぬくもりや覚悟を描く作風は、これからどのように進化していくのか。ミステリアスでドラマ性の高いエピソードを描きながらも、ときに読者の心をふっと緩める瞬間を忍ばせるアヤさんの作品世界は、今後も注目を集めそうだ。

取材協力:アヤ(@aokitajimaru)

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