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山時聡真、突然寸劇を始める菅野美穂にタジタジ!映画『90メートル』完成披露上映会でオーディションを振り返り母親にも感謝

  • 2026.2.23

映画『90メートル』(3月27日公開)の舞台挨拶付き完成披露上映会が2月23日、新宿バルト9にて開催され、W主演の山時聡真、菅野美穂、共演の西野七瀬、南琴奈、田中偉登、メガホンをとった中川駿監督が登壇した。

【写真を見る】フリップトークコーナーで突然寸劇を始めた菅野美穂に山時聡真はタジタジ!

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本作は、母親を看病した経験を持つ中川監督のオリジナル脚本を映画化。人生の岐路に立つ高校生の息子と難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った物語。山時、菅野が親子役を務める本作の主題歌は、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が書き下ろしのソロ楽曲「0.2mm」。大森はソロとしては初の映画主題歌を担当している。

学校生活と母のケアをなんとか両立している高校生、藤村佑役の山時聡真
学校生活と母のケアをなんとか両立している高校生、藤村佑役の山時聡真

山時は「本来のオーディションとは少し違っていて。母に電話をするオーディションでした」と振り返り、あらかじめ考えていた質問を母親にし、「10分くらい、スピーカーで話すのを聞かれるという異様なオーディション(笑)」と大笑い。ただ母親と話すだけのオーディションだったため「緊張はなかったのですが、母親と一緒に勝ち取るオーディションという感じで。決まった時は『私のおかげだから!』と母に言われました」と少し照れながら報告し、笑いを誘う。この形でのオーディションにした理由について中川監督は「山時くんがお芝居がうまいのはわかっていたので。お母さんとの関係が見たくて」と説明した。

菅野美穂が演じるのは、難病を抱えながら高校3年生の一人息子、佑と2人で暮らすシングルマザー
菅野美穂が演じるのは、難病を抱えながら高校3年生の一人息子、佑と2人で暮らすシングルマザー

出演の決め手について菅野は、「準備稿に感動したことと、中川監督の人柄に惹かれました。いい機会をいただいたと思いました。質問に対して真摯に答えてくれる目もすごくよかったです」と明かした。中川は菅野との仕事に縁を感じていたようで、「これは僕の半自伝的作品。菅野さんが演じるキャラクターには自分の母親を投影しています。思春期の頃、唯一母と一緒に観ていたドラマが『イグアナの娘』。思春期に母親と一緒にドラマを観るってあまりないこと。運命的な感じがしました」と自身の思い出を重ねていた。

介護施設のケアマネジャー下村香織役の西野七瀬
介護施設のケアマネジャー下村香織役の西野七瀬

「やさしい人がたくさん出ている作品」と台本の感想を語った西野は「みんなやさしいし、人のことを思っている。見返りとか考えず、助けよう、考えようとする世界がすごくいいなぁと思って。そのなかの一人の人間として居られることがめちゃめちゃうれしかったです」と物語のなかに入れたことを喜んでいた。演じたケアマネージャーについて「どんなふうにお仕事をされているのか。現場に来ているケアマネージャーの方に都度都度訊いていました」と撮影時の様子を振り返った西野は「利用者の方との距離感をすごく大事にしなきゃいけないんだなぁと思いました」と自身が感じたことを西野が語ると、中川監督は「母を介護していた経験が反映されている作品。ケアマネージャーやヘルパーの方には感謝してもしきれない」と自身の経験を踏まえ、心からの感謝の気持ちを明かす。中川監督は「ケアマネージャーやヘルパーの仕事は、クローズな環境での仕事なので知る機会がない。僕はとてもすてきなお仕事だと思ったので、作品を通じて知ってほしいと思いました」と作品に込めた想いを言葉にしていた。

佑の同級生でバスケ部のマネージャー、松田杏花役の南琴奈
佑の同級生でバスケ部のマネージャー、松田杏花役の南琴奈

南は中川監督から「(山時演じる)佑にとっても、(映画を)観ている方にとっても心の拠り所になるように演じてほしいと言われました」と振り返る。山時と2人のシーンはアドリブが多かったそうで、中川監督からの演出で「かわいくやって!」とリクエストされた時に少し困ってしまったと明かす。その理由について山時が「全世界を虜にするようなかわいさでやって!みたいに言うから…」とリクエストの中身を暴露。「中川監督の演出は独特!」と山時と南は思い出し笑いしながら、撮影を振り返っていた。

佑の同級生でバスケ部の元チームメイト、大平翔太役の田中偉登
佑の同級生でバスケ部の元チームメイト、大平翔太役の田中偉登

山時演じる佑が所属していたバスケ部の部員を演じた田中は撮影前にバスケの練習に4か月を費やしたとのことで、「バスケ映画と思っていたくらい練習しました」と報告。山時をはじめ、バスケ経験があるキャストが多く、「僕だけ圧倒的にできなくて。体育館の端っこで、中川監督からドリブルのやり方から教えてもらいました」と苦笑い。撮影を振り返り「初日にバスケのシーンを撮影して。その後にバスケのシーンは出てこなくて。なんのための4か月だったんだ!?と思って…」と中川監督にプチクレーム。すると、中川監督は「僕は高校の教師になってバスケ部の顧問になるのが夢だったんです。夢を叶えることができました」とニヤニヤしながら反応。会場の笑いを誘っていた。

自身のオリジナル脚本を映画化した中川駿監督
自身のオリジナル脚本を映画化した中川駿監督

「母はとても愛情深い人。僕はいい息子ではなかった」と自身について語った中川監督は「感謝の気持ち、尊敬の気持ちを伝えられないままいまに至って。罪悪感と後悔を抱えて生きています。その気持ちを昇華するために作りました」と本作の制作理由を説明し、「僕の半自伝的な話だけど、普遍的なテーマを描いています。自分に置き換えながら観てください」と呼びかけていた。

フォトセッションの様子
フォトセッションの様子

イベントでは映画のコピーにちなみ「大切な人に対して願っていること」をフリップに書いて発表するコーナーも。「おめでとう」と書いた菅野は、今日が自身の母親の誕生日だと話し「母におめでとうと言いたい!」と元気に「おめでとう」とメッセージを伝える。その後「今日は母親がここに来ているってことでもないので…」と続けた菅野が「代わりに山時くんに想いをぶつけたいです!」と山時に母親役をお願いし、いきなり寸劇を始める場面も。少し戸惑う山時と楽しそうに寸劇をする菅野の姿に、登壇者も会場も大爆笑。笑顔と笑いに溢れる、ほっこりとしたイベントとなった。

取材・文/タナカシノブ

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