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授乳拒否に悩み、限界だった母親に「赤ちゃんが生まれるとき…」助産師の寄り添いに思わず涙<産後うつ記録>

  • 2026.3.16

ちかさんは、緊急帝王切開で長男・いー君を出産しました。退院後、ちかさんは夜通し泣くいー君の世話で心身ともに限界に。夫の無神経な言葉も重なり、「自分ばかりが大変」と感じていました。夜だけミルクを足そうとしますが、いー君は嫌がって泣き続け、ちかさんはさらに追い詰められます。

いー君が2カ月半になっても、授乳はつらいまま。ちかさんは、泣かれるたびに自分を拒否されるような感覚になり、苦しみ続けました。母乳もミルクも嫌がり授乳を拒否。いー君が泣き疲れるまで泣かせる日々に、絶望を感じるようになっていきます。

そして、感情が限界に達し、思わず怒りを爆発させたことで、自分の心の異変に気づきます。

さらには食欲も落ちてしまい、夫に説得されていー君の予防接種の際に病院へ相談。

看護師から心の状態を心配され、いー君を出産した総合病院での受診をすすめられました。受診予約の際、電話でこれまでのつらさを打ち明け、話を聞いてもらえたことで、ちかさんは少し救われた気持ちになります。

その夜、いー君は再び授乳を拒否。翌朝には胸の痛みが悪化し、母乳外来に連絡するものの「当日は受診できない」と言われ、ちかさんは強い痛みと不安で困り果ててしまいます。

ところが、ちょうどそのとき起きたいー君にダメもとで授乳をしてみると、いー君は初めてごくごくと母乳を飲み、両胸の詰まりを見事に解消してくれたのです。

母親の自信をくれるのは

夕方、ちかさんの様子を心配した病院から電話がかかってきました。

ちかさんが状況を伝えると、看護師はともに喜びながら「母乳外来で搾ってもらうとすごく痛いから、飲んでくれてよかった」と伝えます。

「赤ちゃんが生まれるとき、ママも一緒に生まれているの」

助産師は、母親になることを急ぐ必要はなく、「子育てに、正解も間違いもない」「母親の自信は、赤ちゃんがくれるもの」と話します。

ちかさんは、その言葉に涙が止まりません。

帰宅した夫に、この日の出来事を伝えるとすごく驚いた様子。このときを境に、いー君の授乳拒否はようやく終わりを迎えたのでした。

▼助産師さんのやさしい言葉や寄り添いは、ちかさんにとって大きな救いになったようです。「親なんだから、ちゃんとしなきゃ」と、つい肩に力が入ってしまいがちですが、子どもによって育ち方や性格、生活リズムはそれぞれ違います。参考書や先輩ママから聞いた話の通りに育児が進むとは限りません。

初めから『完璧な母親』であろうと無理をするのではなく、赤ちゃんとともにママも少しずつ成長していけばいくもの。専門機関や家族など周囲にサポートしてもらいながら、時には適度に手を抜いて、ママと赤ちゃんが笑顔で子育てできるといいですね。

心が限界を迎えたとき、相談窓口に連絡するのも一つの方法です。『#いのちSOS』や『いのちの電話』では、電話、チャットやSNSによる相談に専門の相談員が対応してくれます。まずは、0120-061-338(#いのちSOS)や0120-783-556(いのちの電話)に電話してください。パートナーや家族、行政や専門家などにサポートを求めながら、必要な支えを受け取ってくださいね。

#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク)

よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)

いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)

電話相談まとめサイト(厚生労働省)

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター ちか

ベビーカレンダー編集部

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