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「オルカンやS&P500は投資とは言えない」元証券マンで“億り人”の杉村太蔵(46)が、“10年で10倍”も狙えるとおススメする〈骨太投資術〉とは?

  • 2026.2.21

元衆議院議員・タレントの杉村太蔵さんは、実は、自他ともに認める“超一流投資家”でもあります。こつこつと株式投資を続けた結果“億り人”の仲間入りを果たし、その投資哲学は今や多くの個人投資家からも注目を集めています。今年1月には『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』(文藝春秋)を出版されました。

そんな杉村さんが教える、日本人にもっとも合った〈骨太投資術〉とは?


オルカンやS&P500は「貯金に毛が生えたようなもの」

杉村さん。©文藝春秋

――新NISAの導入もあって、まさに今、投資の機運が高まっているわけですよね。新NISAを始めた人のなかには、とりあえず「オルカン(オール・カントリー)」や「S&P500」のインデックス投資で積み立てをする人が多いように思うのですが、投資のプロの杉村さんはどう思われますか?

リスクを限りなく減らして、確実性を高める「資産形成」の手段として有効であることは間違いありません。でも、それって本当に「投資」と呼べるのか、と思うんです。僕に言わせれば、オルカンやS&P500は「新手の貯金」、つまり「貯金に毛が生えたようなもの」でしかありません。

もちろん、それらが全く無駄だという意見ではないし、頑張って積み立てをしている人を否定はしませんよ。インデックス投資で毎月定額を積み立てていけば、時間と分散を味方にして、20~30年後に確実にお金が残っている状態を作れます。でもそれではローリスク・ローリターン。自分の人生を守るための経済的な防御です。例えば、インデックス投資で確実に年5%増えていっても、「これで老後は安心だ!」となりませんよね。

お金は守るだけでなく、使ってこそ意味があります。自らリスクをとって、企業の未来を信じて資産を投じてこそ、大きなリターンが得られるわけです。

成長の可能性がある企業の見分け方

杉村さん。©文藝春秋

――この大きな流れを逃さず、成長の可能性がある企業に個別に投資しろということですね。

日本に素晴らしい企業はいっぱいありますからね。

――でも、どうやって見分ければいいんでしょうか?

先ほども言いましたが、投資では正しいデータを得て、「これからの日本経済はどうなるのか」と予測を立てることが大事です。で、日本経済の未来に対して一番大きな権限をもっているのは、やっぱり内閣総理大臣なんですよ。実は内閣総理大臣の考えが手に取るようにわかるものがあって、それが「経済財政諮問会議」になります。ざっくり言うと、総理大臣が議長を務めて、内閣のなかでも重要なメンバー、民間の有識者が集まって、日本経済の大きな方向性を決める場なんですね。

その大きな方向性が文章になったものが「骨太の方針」で、日本経済の何が課題で、その課題を解決するためにどの分野に税金を投入するかが書いてあるんですよ。内閣府のホームページで、誰でも読むことができます。

10年で10倍を狙える銘柄は?

杉村さん。©文藝春秋

――なるほど、骨太の方針をちゃんと読み込めば、どの企業や分野がこれから大きく伸びていくのかが見えるわけですね。

面白いのは、直近の岸田政権、石破政権、高市政権。この3つの政権って全然違うように見えて、「骨太の方針」とか経済財政諮問会議の議論を見ていると、パキッと一貫性があるんですよね。総理大臣が代わったからといって、一度決まったものはよほどのことがない限り、変わりません。

「骨太の方針」から見えた注目7ジャンル(『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』)

――気になるのは、「骨太の方針」から見えてくるおススメ銘柄ですが……。

詳しくは新刊『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』に書いていますが、10年で10倍を狙える可能性がある銘柄も例えとして挙げています。是非参考にしてみてください。

僕はこの本は、30代、40代、50代ぐらいの人に読んでもらいたいと思っているんです。企業の株を買う時の気持ちは、「20年、30年経って大きくなってから帰ってこいよ」というものであるべきだと思っています。会社が成長するには時間がかかるでしょ。今日買って明日大化けするってことはなかなかない。「大きくなって帰ってこい。できれば年2回仕送り(配当)を送ってこい」と長い目で見るべきです。

――子どもを社会に送り出す感じですね。

そう、そんな気持ちで資産運用をするんですよ。親の残りの人生があと5年や10年だと、なかなか子どもの成長を見届けることは難しいですよね。やっぱり資産運用を始めるのは、早ければ早いほどいいですよ。

資産運用で一番難しいのは……

杉村さん。©文藝春秋

――では、株の売却はいつおこなうべきなのでしょう。

資産運用で一番難しいのは、含み益が出たときなんですよ。含み損よりも含み益が出てきているときのほうが辛い。投資の素人は目先の利益ばかりを考え、「いくらで買い、いくらで売ろう」ということばかり気にしますが、投資の目的は老後も十分安心して暮らすための資産を築くこと。今どれだけの含み益が出ているかというのは、全く気にする必要がありません。

僕は今46歳ですけど、110歳までは生きる想定をしています。就職氷河期世代は、人類初の「人生100年時代」を本格的に享受できる世代なんですよ。今、日本に100歳以上って9万9000人いるんですよ。平成元年で3000人ですから、30数年で30倍ですよね。ここから加速度的に伸びていく。生きるってことはお金が必要だから、それは本当に大変な時代が来ると思いますね。だから、お金を貯めていてもしょうがないんですよね。育てていかないと。

僕自身は、70歳以上になって仕事をするのがしんどくなったら、できれば75歳~80歳頃から少しずつ保有している株を現金化していきたいですね。もう一度、中退してしまった筑波大学体育専門学群に戻って、大学の卒業証書をもらってから死にたいという夢をもっています。

文=CREA編集部

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