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育休明け、「迷惑かけてすみません!(涙)」と謝る私に、上司がかけた【意外な言葉】

  • 2026.2.24

仕事と家庭の両立に悩む人は多いのではないでしょうか。特に育休明けは、「迷惑をかけてはいけない」という思いに押しつぶされがちですよね。今回は、筆者の友人が育休から復帰した直後のエピソードをご紹介します。

画像: 育休明け、「迷惑かけてすみません!(涙)」と謝る私に、上司がかけた【意外な言葉】

復帰早々のお迎えコール

育休から復帰して、わずか3日目のこと。
仕事の勘を取り戻そうと必死だった私に、保育園から「お熱なのでお迎えお願いします」と連絡が入りました。

時刻は14時。これから職場が忙しくなる時間帯です。
子どもの体調不良は仕方ないと分かっていても、申し訳なさで胸がいっぱいになりました。

「本当にすみません、早退させていただきます!」
同僚たちに何度も頭を下げながら、自分だけが足を引っ張っているようで、情けなくて仕方ありませんでした。

戦力になれていない、迷惑をかけている、独身時代のように働けない……。
頭では分かっていたつもりでしたが、現実を突きつけられると、予想以上のダメージでした。

上司からの意外な一言

荷物をまとめて、逃げるように席を立とうとしたその時です。
強面で、厳しいことで知られる部長に「おい」と低い声で呼び止められました。

正直、覚悟しました。
怒られる? それともまさか、戦力外通告?

ところが返ってきたのは、予想外の一言。

「謝るな」

一瞬、意味が分からず固まる私に、部長は淡々と続けました。

「謝らなくていい」理由

「子どもが熱出すのは当たり前だ。お前が悪いわけじゃない。謝るんじゃなくてさ、次の日に一言、ありがとうって言えばいいんだよ。それで文句言うやつがいたら、俺に言え」

そして最後に、にかっと笑って「戻ってきてくれてありがとうな!」と。

その瞬間、張り詰めていた心の糸が、ぷつりと切れました。

お守りになった言葉

駅までの帰り道、涙が止まりませんでした。

「迷惑をかけている」と自分を責めていたのは、上司でも同僚でもなく、他ならぬ私自身だったのだと気づいたからです。

「許されて働く」のではなく、「必要とされて働く」ことが、こんなにも力をくれるなんて。

今も余裕がない日は、つい謝りそうになります。
それでも、部長の言葉を思い出しながら、仕事を続けています。
すべての人にとって正解かどうかは分かりませんが、私があの言葉に何度も助けられてきたのは確かです。

感謝を忘れず、今の私にできるベストを尽くせばいい。
そう思えるようになった、大切な転換点でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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