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ドラマよりドラマチック! タイ王室4人のプリンセスの「とんでも伝説」を徹底追跡

  • 2026.2.16
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豪華絢爛なイメージの裏側で、「奇想天外すぎる」といま世界中が熱視線を送っているのが、タイ王室の4人のプリンセスたち。ファッションデザイナーへと転身、研究所を率いる科学者、アメリカ人との結婚のため王族の称号を返上など、国民と王室をハラハラさせる破天荒な4人のプリンセスのエピソードを紐解きます。

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【パッチャラキッティヤパー王女】

兵士を置き去りに? 屈強すぎる身体能力

現国王の1番目の妻との間に生まれた、直系長女であるパッチャラキッティヤパー王女。父・ラーマ10世も、王女の知性と実務能力には全幅の信頼を置いており、次期国王候補と噂されていました。

その性格はとてもストイックなことで知られており、国王親衛隊の「参謀長」として従事したり、バンコクや地方の検察庁で検事として勤務するなど、第一王女とは思えぬスーパーキャリアっぷり。

ルーティンであるジョギングでは、警護の兵士たちが彼女のスピードについていけず、ゼーゼーと息をきらしながら後ろに連なる姿が目撃されるなど、恐るべし「健脚プリンセス」!

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犬の訓練中に倒れ、現在も昏睡状態

誰よりも父(現国王)を愛し、国のために働く姿が国民に親しみと尊敬を抱かせる王女ですが、2022年、愛犬のしつけトレーニング中に突然倒れ、昏睡状態が続いているとの衝撃ニュースがタイを駆け巡りました。

しかし王室からの発表があまりに少なく、生存しているのか、回復しているのかも分からず、後継者問題も宙ぶらりんのまま。国民からの期待が大きかっただけに、その身を案じる声が今も続いています。

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【シリワンナワリー・ナリラタナ王女】

圧倒的なセレブ性を発揮する現代の自由なアイコン

タイ王室のイメージを大きく変えたのが、シリワンナワリー・ナリラタナ王女。現国王と母が離婚し、一度タイを離れた身ながら、兄弟の中で彼女だけが王室に呼び戻されたという異例の経歴の持ち主です。

自身のブランド「SIRIVANNAVARI」を展開するファッションディレクターで、パリ・コレクションにも進出。世界の歌姫マライア・キャリーに衣装を提供するなど、その活躍は「王女の趣味」の域を完全に超えたものに。

そんなファッションアディクトな彼女を巻き込んだ前代未聞の事件も。王女のデザインをYouTuberが「ダサい」と発信したことから、なんとそれが不敬罪の捜査対象になると報じられ、「洋服の感想を言っただけで逮捕?」とSNSが大炎上! タイでは王室批判は絶対的タブーなだけに、うかつな発言が命とりに。

Anthony Harvey/Shutterstock / Aflo

王女の一言で島の名前が変わった?

タイ南部にあるタチャイ島を訪れた際、王女がこの島をいたく気に入り、なんと島の名前を自身の「シリワンナワリー」に改名したエピソードも。さらに、近くにある3つの岩礁にも「ナリラタナ1・2・3」と自分の名前を付けるなど、もうやりたい放題!

2020年には、王女がプーケット近海でバカンスを楽しむため、周囲の国立公園や人気のダイビングスポットを一般客に対して一時封鎖するなど「アイランド・シャットダウン」事件が発生しました。さすがにタイ国民も黙っていられなかったのか、「公共の場を私的に独占するのはいかがなものか」とSNSで「#IslandsShutdown(島々を封鎖)」のハッシュタグを使って批判を展開。国の私物化はほどほどに…。

Bertrand Rindoff Petroff / Getty Images

【チュラポーン王女】

ロイヤルながら研究ひとすじの「科学の王女」

シリワンナワリー王女のような華やかなセレブ像とは異なり、知性派ロイヤルとして君臨するのが、チュラポーン王女。前国王の娘であり、現国王の妹という血統で、王室内での発言力は強く、王室の根幹ともいえる存在です。

化学博士号を取得し、自身の研究所を率いる学者肌としても知られ、授かった異名は「科学のプリンセス」。科学の視点から国益をもたらそうという取り組みは、国民から高い支持を得ています。

2014年には、自己免疫疾患を発症。満身創痍の状態でありながら、研究や公務を一切休もうとしないため、国民からは「無理をしないで」という同情が寄せられています。

Bertrand Rindoff Petroff / Getty Images

実は天然な一面も?犬のケーキを食べさせて話題に

ストイックな性格の王女ですが、生粋の「犬好き」という一面も。中でも王女のお茶目なエピソードとして語り継がれているのが「愛犬のカップケーキ」事件。テレビ番組収録中、愛犬のために用意された豪華なカップケーキを見て、司会者が「美味しそうですね」と発すると、王女が「食べてみる?」と勧め、司会者がその場で愛犬用のケーキを一口食べる羽目に…!

犬のケーキを食べさせる王女の天然な振る舞いと、それを拒否できない司会者の構図がシュールで面白すぎると話題になりました。ロイヤルドッグのケーキの味はさぞやおいしかったに違いありません。

Variety / Getty Images

【ウボンラット王女】

自由を求め、王室の壁を壊し続けた人

前国王ラーマ9世と王太后の間に第一子として生まれたにも関わらず、自由奔放さNo.1プリンセスといわれているのがウボンラット王女。

産まれた瞬間、タイ王族の中で最も高い称号の一つである「チャオファー(天の貴族)」を授かりながら、1972年、アメリカ人と恋に落ち、結婚するためその最高位の称号をあっさりと返上。その後約30年間、「ミセス・ピーター・ジェンセン」に改名し、アメリカで一般市民として楽しく暮らしたのだとか。愛のためにすべてを捨てた前代未聞の「愛の逃避行」は、意外にもタイ国民には「伝説」として好意的に受け止められているよう。

Anthony Kwan / Getty Images

泥沼離婚に首相出馬、そして「アイドル」王女に?

しかしそんな彼女を待ち受けていたのは地獄のような離婚劇。夫の長年の不倫が発覚し、彼女はアメリカの法廷で一人、離婚裁判を行うことに…。異国で孤独に、裏切りと戦う王女に対し、国民は猛烈に同情。ついにはタイ王室のバックアップを受け、タイへと帰還しました。

ところが2019年の総選挙では、突如「首相候補」として出馬することを発表。 王族が直接政治のトップを目指すのはタイ史上初のことで、国をあげて大パニックに! これを現国王ラーマ10世が即座に拒絶し、出馬をブロック。わずか1日で彼女の政治家への夢は絶たれ、所属政党は解党に追い込まれました。

しかしそんなことではへこたれません。自ら主演・脚本を務める映画を制作したり、若者に交じってミニスカートでポップダンスを踊ったりと、アイドルさながらの活動を続け、若者世代からは「おばあちゃんなのに超クール」と絶大な人気を誇るまでに。「王室の異端児にして、不屈のエンターテイナー」として、彼女にしかできない地位を確立しています。

※この記事は2026年2月16日時点のものです。

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