1. トップ
  2. 恋愛
  3. 夫「不合格…?出来損ないは俺の子じゃない!」中学受験失敗した息子を罵倒。6年後、医大合格♡息子の反撃開始

夫「不合格…?出来損ないは俺の子じゃない!」中学受験失敗した息子を罵倒。6年後、医大合格♡息子の反撃開始

  • 2026.2.14

私は夫と、長男と長女の4人家族です。夫は穏やかで、子どもに厳しく当たるような人ではありませんでした。しかし、昔から学歴の話が大好きで「やっぱり最後は学歴だよな」
そんな言葉を、冗談みたいに口にする人でした。私は「また始まった」くらいに流していたのです。
――長男が「中学受験、やってみようかな」と言うまでは。

長男の言葉を聞き、夫の目つきが変わったのを私は見逃しませんでした。子どもの気持ちより、“結果”だけを見ている目。まるで、長男の受験が夫の勝負事になったような顔でした。私は胸の奥がざわつきました。夫の中で長男が、「子ども」ではなく、見栄を満たすための道具に変わってしまう――そんな嫌な予感がしたからです。
その予感は、的中してしまったのです。夫の言葉は日ごとに鋭くなり、家の空気は少しずつ、確実に壊れていったのです。

“応援”が“監視”に変わった日

最初のうちは、夫も「やるなら頑張れよ」と言っているだけでした。しかし、少しずつ言い方が変わっていきました。夫は「今日、何時間やった?」 「今の成績だと間に合わないだろ」 「寝る時間?それ、必要か?」と詰め寄るようになったのです。

長男は真面目で、親の期待に応えようとする子です。夜遅くまで問題集を開いて、朝は眠い目をこすって起きる日々……。休日も友だちの誘いを断って勉強をするようになったのです。しかし、夫は頑張る長男を見ても満足しませんでした。そして、長男を追い詰めるように「遊ぶ時間があるなら勉強しろ」「同僚の息子はもう偏差値が上がってる」と言うのです。いつも“誰かの息子”と比べる夫の言葉にプレッシャーを感じたのでしょう……。長男の顔色が日に日に悪くなっていきました。しかし、夫は気づかないふりをするどころか、自分の言葉が効いていると思い誇らしげな表情を浮かべるのです。私は何度も「進路は本人が決めればいい! 本人が行きたい学校もあるんだから、話を聞いてあげて」と訴えました。すると夫は、私を見下すように「そんな甘いこと言って! だからお前はダメなんだ! 学歴で人生が決まるっていうのに! 良い中学行って周りから一目置かれる存在にならなければ意味がないんだよ!」と言い放ったのです。

その瞬間、背中が冷たくなりました。この人は、“息子のため”と言いながら、息子を見ていない。 見ているのは、自分の評価と見栄だけ――。私は胸が苦しくなりました。

不合格よりも痛かった言葉

受験の直前、長男は明らかに疲れていました。食欲が落ちて笑顔が減り、ぼんやりする時間が増えていました。それでも夫は息子を心配するどころか「寝る間を惜しんで勉強しろ! 成績が落ちた?努力が足りないだけだ」と言い放ったのです。

私はこのままでは息子が壊れてしまうと思い「少し休ませよう」と夫に伝えました。けれど夫は、まるで長男の体調より“合格”が大事だと言わんばかりに首を振ったのでした。そして長男の受験が終わりました。結果は残念ながら不合格……。私は長男に「よく頑張ったよ。ここまでやれたのがすごい」と抱きしめました。 長男は唇を噛んで、泣くのをこらえていました。すると、夫が「不合格だと!? 信じられない! 出来損ないは、俺の子じゃない」と声を荒げたのです。私は耳を疑いました。次の瞬間、長男の目から涙が溢れ、声を上げて泣き出しました。私は「ちょっと……何言ってるの? あなた、それでも父親なの?」と夫に対して怒りが爆発!それでも夫は、ため息をつき「期待して損した」と吐き捨てて外に出ていったのです。

それからの夫は、もっと残酷でした。長男を“いないもの”として扱うようになったのです。挨拶しても無視、話しかけても無視。食卓でも視線を向けず、家の中にいるのに長男だけが孤立していたのです。私は何度も「謝って! 親として最低だよ」と夫に言いました。しかし、夫は「合格してれば問題なかったんだ」と言うだけで……。この人は、何も分かっていない。 分かろうともしていない。 私はそこで、ある決意をしました。

母は“静かに”準備する

離婚が頭をよぎりました。しかし、専業主婦の私が子ども2人を連れてすぐに出るのは現実的ではありませんでした。私は意を決し、子どもたちに「パパが変わることに期待するのはやめよう。ママが、3人の生活を守る準備をするから」と伝えました。

その後、私は在宅でできる仕事を少しずつ始め、収入はすべて貯金に回しました。そんな私の様子に夫は気づくことはなく、それだけ家族に関心がなかったのだと思い知らされました。夫に無視され続けた長男は、最初こそ傷ついていましたが、干渉がなくなると少しずつ落ち着きを取り戻しました。そして「もう、何を言われても大丈夫。絶対にパパを見返してみせる。そしてママにラクをさせてあげられるように頑張る!」と言い、自分のペースで勉強を始めました。そして数年後、長男は自分の意思で医大の大学受験に挑みました。

合格発表の日、 画面に表示された「合格」の文字を見た瞬間、私と長男、長女は思わず泣き出しました! そのとき、夫が帰宅し「聞こえたぞ! 合格って?」と一言。長男を無視し続けた夫は何も知らなかったのです。状況を説明すると「い……医大!? やっぱり俺の息子だな!」と言ったのです。

その一言で、空気が凍りました。長男はゆっくり夫を見て「6年前のこと、覚えてる? 出来損ないは俺の子じゃないって言ったよね? あれ以来、パパを父親だと思ったことはない」と言い放ったのです。久しぶりに話した長男から拒絶の言葉を受け、夫は言葉を失っていました。そして、私は「離婚しましょう。あなたの言動は記録しています」と告げました。さらに追い討ちをかけるように、長女が「今さら“父親”の顔をしても遅いよ」と呟きました。夫はやっと「ごめん……」と口にしました。

しかし、その謝罪は6年前には届きませんでした。 私たちは準備していた通り、家を出ました。長男の合格はきっかけではなく、区切り。 6年かけて決めた結論でした。

◇ ◇ ◇

学歴は、人生の一部であってすべてではありません。結果が出たときだけ誇る愛情は、本物とは言えません。子どもを守るのは、合格通知ではなく、失敗したときにかける言葉。親の一言は、未来を支えることも、壊すこともある。その重さを忘れないでいたいですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる