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「友達が新居見たいって言うから呼んだ」と言う夫→まだダンボール片付いてないんですけど!?【短編小説】

  • 2026.3.7

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

配慮のない夫

念願の新居への引っ越し。

新しい生活への期待に胸を膨らませていたのも束の間、現実はそう甘くはありませんでした。

扉を開けた先に待っていたのは、煌めく新生活ではなく、天井まで届きそうな段ボールの山。

仕事の合間を縫って毎日少しずつ荷解きを進める日々は、まさに体力と忍耐の限界に挑む修業のようなものです。

体はバキバキの筋肉痛。正直なところ、床に座るスペースを確保するだけで精一杯という状態でした。

そんな引っ越し後、初めての週末を迎えたときのこと。

ソファでくつろいでいた夫が、まるで「コンビニに行ってくる」とでも言うような軽い口調で、とんでもない爆弾を投下したのです。

「あ、今日、大学時代の友達が新居見たいって言うから呼んだよ。あと一時間くらいで着くって」

耳を疑いました。手に持っていたカッターが、指先から滑り落ちそうになります。

「……は? ちょっと待って、まだこんな状態だよ? せめて数日前に相談してよ!」

焦り狂う私をよそに、夫の返答は驚くほど他人事。

「いいじゃん、気心の知れた仲間だし。誰もそんな細かいところまで見てないって。それより、おつまみとか何かないかな?」

そういう問題ではないのです。未完成で生活感の塊のような家を、よりによってこのタイミングで他人に見せるのがどれほど苦痛か。

彼は私のこれまでの苦労も、女性としてのプライドも、一ミリも理解していないようでした。

そこからは、まさに「戦場」でした。

とりあえず玄関から見える範囲の段ボールを、開かずの間と化した寝室へ力任せに押し込みます。

必死に掃除機をかけ、髪を振り乱しながら最低限の身なりを整える私。

その横で、夫は「ビール冷えてるかなあ」とのんきに冷蔵庫を覗いています。その温度差に、怒りを通り越して虚しさすら覚えました。

夫の友人たちが到着してしまった

やがてチャイムが鳴り、友人たちが到着。

「おー、広いね!」

「……でも、まだ片付け大変そうだね」

苦笑いする友人たちの視線が、隠しきれなかった荷物の山や、間に合わせの家具に向けられるたび、私は恥ずかしさで消え入りたい気持ちに。

夫は上機嫌でお酒を飲んで盛り上がっていましたが、私は引きつった笑顔を保つのが精一杯でした。

結局、その日はおもてなしと気疲れで完全に力尽き、本来進めるはずだった片付けは一歩も進みませんでした。

新居は二人で作り上げていくもの。

ですが、そこには相手の状況を思いやる「最低限の配慮」が不可欠です。

もし、あなたのパートナーが同じような暴挙に出そうになったら、私の二の舞にならないよう、全力で阻止することをお勧めします。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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