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18歳の高校生が障害者とともにゼロから作り上げたイチゴ農園? 「何のために生きるのか?」イチゴ栽培は成功するのか?

  • 2026.2.5

18歳の高校生が、障害のある人たちとともに“イチゴ農園”作りに乗り出しました。ゼロからのチャレンジに臨んだ9か月間に完全密着! 果たして、無事にイチゴはできたのでしょうか?

©ABCテレビ

大阪・寝屋川市に住む西口知希さん(18)は、通信制の高校で学ぶ高校3年生。公立の高校に通っていましたが、ある夢を実現するため、通信制に編入しました。

2025年4月、知希さんの姿は奈良県生駒市にありました。ここでイチゴ農園を始めようとしているのです。栽培するのは、奈良生まれの高級ブランドイチゴ「古都華」。8か月後の12月出荷を目指し、苗を増やすところからスタートしますが…。

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古都華は栽培に手間がかかる品種。風などで苗が落ち、地面につくと病気のリスクが高まるため、栽培できなくなってしまいます。実は知希さん、イチゴ栽培はまったくの素人。扱いに不慣れなこともあり、すでに貴重な株を7つも落としてダメにしてしまいました。

そんな苦労を背負い、普通科高校も辞めてまで、なぜ農園を始めようと考えたのでしょう? ある時期、「僕はどうなりたい? 何のために生きてる?」と哲学的なことを毎日考えていた知希さん。そんな折、両親が経営に携わる社会福祉法人がイチゴ栽培を計画。これが頓挫しかけているのを知り、「僕がやります!」と手を挙げたのです。

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起業するにあたり、社会貢献を目指す知希さんには大きな目的がありました。それは、イチゴ農園で障害のある人たちに働いてもらい、時給1,000円超の賃金を支払うこと。農福連携を通じ、自信や生きがいを持って社会参加を実現してもらおうと考えていたのです。

しかし、初めての農業はトラブルの連続。7月、猛暑による高温のダメージで、多くの苗が「焼け死ぬ」事態に。遮光ネットを張るなど対策を施しました。8月、知希さんはお盆も休むことなく、水やり、草刈りなどひとりで作業を続けます。

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9月には台風が接近。古都華の生みの親である農学博士の西本さんが心配して駆けつけてくれました。「初年度ですし、失敗させるわけにいかんでしょう」という西本さんからのアドバイスで、トレーに苗を入れて倒れないよう対策。幸い台風の直撃はなく、苗は無事でした。

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【動画】知希さんの挑戦を見守る父親の直樹さん(58)は、「だんだん頼もしくなった」「全然弱々しさがなくなって」と息子の成長に驚いているそう。

同じころ、収穫用のハウスが完成。育成専用のハウスからこちらに苗を移します。知希さんの農園では高設栽培という手法を取り入れています。立ったまま作業ができ、かがまなくてもいいため、障害のある人たちへの肉体的負担が少なくて済むのです。

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農園に最初から携わる、身体に障害のある南森元甫さん(26)もこの日の作業に参加。日を追うごとに少しずつ現れる苗の変化に目を輝かせ、「毎日が楽しい」と表情を輝かせます。

11月、ようやく咲き始めたイチゴの花に「やっとここまで来られた」と感慨深げな知希さん。農協から購入したミツバチをハウスに放ち、受粉を託します。イチゴがキレイな形になるには、均等な受粉が必要。ミツバチのがんばりを信じて、祈るような気持ちで結果を待ちます。

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12月、待ちに待ったイチゴが実りました。春先の何もない状態から、雨や猛暑、台風を乗り越え、イチゴは真っ赤に輝いています。ひと粒ほおばってみた知希さんは「めっちゃおいしい!これはもう誰が食べても喜びますよ!」と大興奮です。

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12月22日、いよいよ初出荷の日。知希さんとみんなの思いが詰まったいちごは農協へと出荷されていきました。「もう100点満点で自信あります」と胸を張る知希さん。「僕の農園は障害者さんのおかげで成り立ってる」「長く経営して、ちゃんと農園をやっていけることが今後の目標です」と未来を見据えています。

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農福イチゴ農園で社会貢献を目指す18歳の挑戦は、1月14日(水)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

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