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花粉基本対策「触れない・持ち込まない・早めに抑える」で早めの対策を!

  • 2026.2.5

病院に行きたいと思っても、仕事や家庭の事情ですぐに・・・とはいかない方もいるでしょう。
すぐに自分でできる花粉対策を中心に、5つの花粉対策について健康管理上級指導員でサプリメントアドバイザーの船木彩夏さんの解説です。

自分でできる花粉対策の基本的な考えは3つ

花粉対策の基本的な考えは、実はとってもシンプルです。
基本1:接触しない(触れない・吸い込まない)
基本2:家に持ち込まない
基本3:症状が強くなる前に抑える(初期療法)
この3つを軸に、生活・美容・医療の面から『続けやすい対策』をまとめます。
今日から、自分のために・家族のために、取り入れてみてくださいね。

すぐに始めよう!花粉対策5選

花粉症の症状に悩む人、家族に花粉症の方がいる人。
そして、まだ発症してないのでなるべく花粉による曝露を減らしたいという人にもおすすめの、5つの対策について説明いたします。
1)外出時:花粉を「浴びない」工夫
ポイントは、使用するアイテムです。
・マスク:吸い込みを減らすだけでなく、肌への付着も減らします。
・メガネ(可能なら花粉対策メガネ):目の症状が強い人ほど効果的。一般的なメガネでも目への侵入を下げるとされます。
・ツルツル素材の服:ウールなど毛羽立つ素材は付着しやすいといえます。特にアウターには注意。帰宅前に軽く払って花粉を落とすのも重要です。
・髪をまとめるアイテムや帽子:髪に花粉は想像以上に付くので、帽子やまとめ髪+帰宅後の洗髪が有効です。
また、花粉の飛散量は1日の間でも時間帯によって異なり、通常は、朝は少なく、昼過ぎには増える傾向があります。
飛散のピークは天候や地域で変わるため、こまめに花粉情報(予報・実況)を確認すると安心です。

2)帰宅後:家に「持ち込まない」動線をつくる
帰宅後の動作はルーティン化して、自然な流れで行えるようにしておきましょう。
・玄関で上着を払う→すぐ手洗い・うがい
・可能なら洗顔も早めに(メイクと一緒に花粉を落とす)
※洗顔は「こすらない」「ぬるま湯」「すすぎ残しなし」
・寝室に花粉を入れない(髪・顔・衣類の花粉を落としてから入る)
・洗濯物の外干しがつらい日は、部屋干し+乾燥機なども検討
※どうしても外干しするなら、取り込む前にはたきましょう

3)肌荒れケア+メイク:バリアで「花粉に触れさせない」
花粉シーズンは、鼻をかむ・目元をこする・マスクによる摩擦などで、肌のバリア機能が乱れがち。
洗顔後の速やかな保湿+油分でフタ(クリーム・乳液)がおすすめです。
肌が敏感になりやすい時季なので、荒れているときは新規アイテムの投入はおすすめしません。
使い慣れたアイテムで、丁寧にケアしましょう。
メイクはやめた方がいい?と思われるかもしれませんが、花粉と肌の間のベールになってくれます。
「素肌にベールを一枚追加」の発想で日焼け止めや下地、ファンデーションで、優しくベースメイクしてくださいね。
お肌に刺激になりやすい、紫外線対策も忘れずに。
目元が荒れる日は思い切ってアイメイク休止も検討して。
メイクをやめた日は、ふちがしっかりしているメガネをかけると、目元にポイントができるうえ、花粉の侵入も防げるので一石二鳥です!

4)医療・薬:実は「始めどき」が超重要(初期療法)
毎年つらくなる人ほどおすすめなのが、花粉が本格的に飛び始める前から治療を始める初期療法。
狙いは「症状が爆発する前に、炎症の立ち上がりを抑えておく」ことです。
実際、花粉症の薬を飛散の1〜2週間前から始める『予防的治療』は、ピーク時の症状を軽くする可能性があるとされ、ガイドラインでも「1〜2週間前開始」を提案しています(ただし推奨は条件付きで、根拠の強さは高くありません) [1]。
また、スギ花粉症で抗ヒスタミン薬を2~4週間前から始めた群のほうが、ピーク時の鼻症状が抑えられたという報告もあります[2]。
くしゃみ・鼻水主体なら抗ヒスタミン薬、鼻づまり主体なら点鼻ステロイドが基本、目には点眼を組み合わせます。
つらい部位によって、複数の薬を上手に使うことで、症状が楽になると考えられます。
※市販薬(スイッチOTC)も選択肢ですが、眠気や併用、持病がある場合は薬剤師・医師に確認を。

5)根本対策:アレルゲン免疫療法(舌下・皮下)
対症療法だけでなく、体質改善(長期寛解)を狙う治療として免疫療法があります。
これらの治療法は、原因となるアレルゲンを少量ずつ投与することで、体をアレルゲンに慣れさせ、アレルギー反応を弱める治療法です。
治療に時間がかかったり(数年かかるといわれています)、開始する時期が限定されていたりします。
また、副作用リスクや適応に関しては、個人差や体質にもよるため、興味のある方は、医師にご相談ください

注意:重症の人へ:注射の選択肢(抗IgE抗体)

薬や点鼻などでもコントロール不十分な重症〜最重症の方には、条件を満たす場合に抗IgE抗体(オマリズマブなど)という注射治療が選択肢になることがあります。
投与対象の考え方や条件(スギ特異的IgE、既存治療で不十分、年齢など)が公的資料で示されています。
花粉症の症状が重く、一般的な薬を服用しても症状が改善されない・生活に支障が出るという方は、医師に相談しましょう。

まとめ:3つの基本をもとに5つの対策を

花粉症の対策で意識するべきはこの3点「接触しない(触れない・吸い込まない)」「家に持ち込まない」「症状が強くなる前に抑える(初期療法)」。
これらをもとに、5つの対策を行いましょう。
1)アイテムを使って花粉からの曝露を減らす
2)生活空間に持ち込まない
3)スキンケアやメイクでバリアをUP
4)毎年薬を飲んでいる人は、早めの服用を
5)体質改善の検討も

参考文献
1.Yang SI, Lee IH, Kim M, et al. KAAACI Allergic Rhinitis Guidelines: Part Update in Pharmacotherapy. Allergy Asthma Immunol Res. 2023;15(1):19-31. doi:10.4168/aair.2023.15.1.19
2.Mizuguchi H, Kitamura Y, Kondo Y, et al. Preseasonal prophylactic treatment with antihistamines suppresses nasal symptoms and expression of histamine H₁ receptor mRNA in the nasal mucosa of patients with pollinosis. Methods Find Exp Clin Pharmacol. 2010;32(10):745-748. doi:10.1358/mf.2010.32.10.15387

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