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「すぐ終わるから」引っ越し準備をせずゲームばかりの夫。引っ越し前日、深夜に見た光景に苦笑い【短編小説】

  • 2026.3.18

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

すぐ終わるはずの「俺の荷物」

私たちの引っ越しが決まり、一ヶ月前から部屋には大量の段ボールが山積みになっていました。

私は少しでも引っ越し当日の作業を楽にするため、毎日仕事から帰ると、コツコツと自分の荷物や共有スペースの荷造りを進めていました。

しかし、夫は全く手伝おうとしません。

「そろそろ自分の部屋の荷物も詰め始めたら?」

と声をかけても、夫はテレビ画面から目を離さず、コントローラーを握ったまま答えます。

「大丈夫だって!直前で本気出すから。俺の荷物なんてすぐ終わるからさ」

そう言って、毎晩遅くまでゲーム三昧の毎日を送っていました。

私がどれだけ慌ただしく動いていても、彼は「俺はやればできるタイプだから」と余裕の表情を崩しません。

私は呆れ果て、夫の部屋の荷物には一切触れないと心に決めました。

深夜の悲鳴と、容赦ない決断

そして迎えた引っ越し前日の深夜。

自分の分の完璧な荷造りを終えた私が、明日のために早めにベッドに入ろうとした時のことです。

隣の部屋から

「やばい!全然終わらない!」

という情けない悲鳴が聞こえてきました。

覗いてみると、夫の部屋は服や趣味のゲームソフト、漫画などが足の踏み場もないほど散乱し、段ボールは一枚も組み立てられていませんでした。

「ごめん!俺の荷物、思ってたより多くて……頼む、一緒に手伝って!」

半泣きで泣きついてくる夫を見て、私は冷ややかに微笑みました。

「『すぐ終わる』って言ってたじゃない。私は明日、引っ越し屋さんの対応で朝が早いから、もう寝るね。頑張って本気出してね」

「えっ、嘘だろ!? 俺、今日寝れないじゃん!」

夫の絶望する声を背中で聞きながら、私は寝室のドアをピシャリと閉め、耳栓をして快適な眠りにつきました。

翌朝、私がスッキリと目覚めると、そこには一睡もできず、目の下に真っ黒なクマを作ったボロボロの夫の姿がありました。

結局、彼の趣味のコレクションは箱に詰めきれず、引っ越し業者のトラックに乗せられなかった分を、自腹で手配したレンタカーで何度も往復して運ぶ羽目に。

私に甘えきっていた「やればできる男」が、痛い目を見て自業自得の結末を迎えた、心底スカッとした引っ越しでした。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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