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職場の義理チョコ、もはや “遺物” か「禁止」する企業が増加中… ただし一部女性社員からは 《嘆き節》 も

  • 2026.1.29

廃止に「ラクになった」の声多数も

職場でのバレンタインを廃止する企業が増えている――?
職場でのバレンタインを廃止する企業が増えている――?

近年、職場でのバレンタインギフトのやり取りをあえて禁止する会社が増えているようです。これは、義理チョコの習慣がもたらす負担や煩わしさを軽減する措置として歓迎される一方で、社内に意中の相手がいる女性からは「せっかくのチャンスが」と嘆く声も……?

「うちの職場バレンタイン禁止になって本当にラクになった」。とある女性ユーザーがX(旧ツイッター)にそう書き込んだのは2025年2月。職場でチョコを配る女性を“迷惑”と称した他ユーザーのバズ投稿に反応したもので、こうしたつぶやきは2026年1月現在もちらほら見られ始めています。「職場でのバレンタインチョコ禁止って先日発表された。義理チョコ大変だったから良き♪」「夫の職場はバレンタインのチョコ禁止だからめちゃくちゃ楽」などがその例です。

それぞれの投稿で言及されている通り、こうした流れに対する感想は肯定的なものが圧倒的に多いもよう。誰に渡すべきか、予算はいくらか、お返しは何がいいか……と仕事以外のことに思考や時間を割くことは、渡す側・お返しをする側どちらにとっても負担感がある上、企業側にとっても「本来の業務に集中してほしい」という経営上の意図に反すると捉えられているようです。

また、そもそも職場バレンタインを「不要」を考える会社員が少なくないという実態もあります。ウェブシステムの受託開発などを行うセルバ社が2025年のバレンタインに併せて行ったアンケート調査によると、職場のバレンタイン文化に「反対(どちらかといえば含む)」と答えた割合は59%に上り、実に過半数を占めました。

加えて「特定の部署だけ配る」「特定の人だけもらえない」といった不公平感や、義理チョコやお返しの強要がセクハラ・パワハラなどに当たる懸念が、職場内人間関係の不和を招きかねないといった理由も少なからずあるとのことです。

バレンタインの義理チョコに限らず、旅行した際のお土産を不要としたり、年賀状を廃止したりといった「虚礼廃止(形式的な贈り物をやめること)」の流れは、新型コロナ禍以降、特に加速しました。

恋する女子たち、禁止に“嘆き節”

職場でのバレンタイン、禁止を嘆く声も
職場でのバレンタイン、禁止を嘆く声も

ただ一方でこうした「一律禁止」の広がりが、職場で意中の相手に思いを伝えたい人たちにとっての障壁になっている現実もあるようです。

社内恋愛においてバレンタインは、普段あまり話さない相手に不自然でなく近づける数少ないチャンス。ネット上の掲示板やSNSでは、バレンタインを機に距離を縮めようと考えていた女性たちが、禁止ルールによって身動きが取れなくなる、と吐露する声が見られます。

「禁止のせいで、プライベートで連絡先を聞くしかないけど、いきなりはハードルが高過ぎる」「義理のふりをして本命を紛れ込ませる作戦が使えない」……。特に、真面目な男性社員ほど「会社の決まりだから」と受け取りを拒否する傾向があるといい、アプローチの予告をした段階で「要らない」と断られてしまったと嘆く体験談もありました。

義理チョコを排除するためのルールが、自然なきっかけ作りをも奪ってしまい、こっそり渡そうとすれば「ルール違反をする人」という悪印象を与えかねない――。そんな恋愛戦略上のジレンマが語られているのです。

こうした悩める恋心のために、柔軟な対応をする企業も最近は増えているようです。

東京都内のあるIT企業では、「義理チョコ全面禁止」とする一方で「本命チョコはOK」というルールを採用しています。理由について同社の総務部担当者は「恋愛は会社関係なく、人間の恋心から始まるものなので。本気の恋愛は応援しています」と説明しました。

ちなみに昨今、友人同士でチョコを交換する“友チョコ”文化が盛況なことを反映してか、2025年2月14日には「うちの会社バレンタイン禁止だから、歳の近い女子社員たちでえらい人に見つからないようにこそこそお菓子を交換し合ってる 楽し過ぎる」という書き込みもありました。禁止下でも工夫してイベントを楽しむ様子が伝わってくるほか、ルールの抜け道を探る現場のリアリティーが垣間見えます。

※ ※ ※

先に紹介したアンケート調査では、自身の職場にバレンタイン文化が「ない」と答えた割合は約7割。会社の義理チョコはもはや昭和・平成初期の“遺物”となったのかもしれません。一方で、職場でのバレンタインは実施すべきか? との問いに対しては「強制でなければどちらでもいい」と柔軟に捉える割合が54%と最多でした。

虚礼廃止の一方で、本気で距離を縮めたい、日頃の感謝を伝えたいと思う人にとってはバレンタインは今なお意義の深いイベントと言えるのかもしれません。

(LASISA編集部)

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