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「ステテコ」や「トリ」も!?日常で使う意外な“落語”由来の言葉たち

  • 2026.1.28

「せこい」や「色物」も!落語由来の日常用語

出典:写真はイメージ
出典:写真はイメージ

日本人に古くなじみ深い「落語」。最近ではアニメ「あかね噺」やドラマ「昭和元禄落語心中」など、落語を題材にした作品も多く作られています。あまり身近に感じないという人も多いと思いますが、実は日常で使われる言葉に“落語由来”のものがあることも。詳しく見ていきましょう。

「せこい」という言葉はよく聞きますよね。これは役者や寄席芸人の隠語。元々は「せこ」といい、「悪い」「まずい」といった意味で、気に食わない相手に対して「あいつはせこだ」と使っていたようです。

また、少し変わった人や物のことを「色物」と言いますが、これも落語由来の言葉です。落語が中心となる寄席において、漫才や奇術などの演目を色物と呼んでいました。

これは、寄席の看板や番組表(めくり)において、落語家は黒文字で書かれるのに対し、漫才や奇術などは赤文字(色付き)で書かれていたことに由来します。これらから派生して、主流から外れたキャラクターなどを「色物扱い」や「色物キャラ」と呼ぶようになったそうです。

「ステテコ」は踊りの名前だった?

「ステテコ」も落語由来の言葉という説があります。明治時代に西洋文化が入ってくると、ももひきがズボン風に変化しました。当初は半股引(はんだこ)などと呼ばれていましたが、落語家の三遊亭円遊が着物の裾をまくって半股引を見せながら、「ステテコテコテコ」とはやし立てて踊る「ステテコ踊り」を披露し、これが大人気に。そこから「ステテコ」という名前が定着していくこととなりました。

「真打ち」や「トリ」はお金に関係していた

他にも「開口一番」は最初に演じる、いわゆる前座のことを指します。

反対に最後に登場するのが「真打ち」。真打ちは「トリ」と言われることもあり、歌番組などでも最後に登場する歌手のことを「大トリ」と呼びますよね。

実はこれ、お金に関係しています。昔の寄席では、最後に出演する人がその興行の売り上げを一度全て「取り」、そこから他の演者へ出演料(ギャラ)を分配していました。つまり「トリ」は「取り」から来ているのです。責任重大な立場だからこそ、最後に「取る」わけですね。

このように、落語由来の言葉は日常にたくさんあります。たまには寄席に行ったり、落語を聞いたりしてみるのも、新たな発見があって楽しめるかもしれませんよ。

(LASISA編集部)

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