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9割超が意識する「タイパ」、実践内容の1位は? 通勤中にドラマ、調理は“放置”…切実な時短術の実態

  • 2026.1.27

日常の中で「タイパ」を実践するシーン

日常の中で「タイパ」を実践するシーン
日常の中で「タイパ」を実践するシーン

近年「タイパ」というワードを耳にする機会が増えたと思います。忙しい現代人にとって時間はとても大切なものです。今回「R&G」が全国の男女500人を対象に実施した「生活の中でタイパのために取り組んでいることに関する意識調査」(2025年12月8日~9日)で、注目すべき結果が明らかになりました。なんと93.6%の人が日常生活でタイムパフォーマンス(タイパ)を意識しており、最も多く実践されているのは「ながら作業をする」ことでした。タイパといえばZ世代を中心とした若い世代の概念として知られていますが、今回の調査では家事や朝の支度など、あらゆる世代の日常生活に深く浸透していることが判明しました。

調査結果によると、生活の中でタイパを意識する場面として「家事をしているとき」が60.6%で圧倒的な1位となりました。2位の「移動しているとき」(16.8%)を大きく引き離す結果です。調査では「待ち時間のある作業に、別の作業を挟み込むとき」(30代男性)や「予定が詰まっている日の家事を行うとき。朝、子どもの支度から送迎まで」(30代女性)といった具体的なコメントが寄せられています。これは仕事と家庭の両立や子育てなど、忙しい日常の中で限られた時間をやりくりしながら、少しでも余裕を生み出したいという切実な思いの表れといえるでしょう。

具体的なタイパの取り組みでは、「ながら作業をする」が30.4%で1位を獲得しました。「ご飯を作りながら洗い物をする」(30代女性)や「通勤中にネットスーパーで買い物したり、ドラマを動画で見たりする」(40代男性)など、待ち時間や移動時間を有効活用する工夫が多く見られます。

2位の「段取りを考える」(11.0%)では、「動線を意識し、効率良く買い物を行えるようにしている」(30代男性)や「朝は限られた時間で出かける準備を終わらせたいので、動作をまとめたり順番を決めておいたりすることで、できるだけ無駄なく進められるように意識しています」(40代 男性)といった声があり、事前の準備で無駄な動きを減らす意識の高さがうかがえます。

3位には「家電を活用する」(10.6%)がランクイン。「洗濯は洗濯乾燥機を使い、食器洗いは食洗機を使い、掃除では細かいところ以外はロボット掃除機を使用している」(30代女性)や「電気圧力鍋やスチームオーブンを購入。食材を用意するだけで、ほったらかし調理ができる」(40代 女性)など、テクノロジーの力を借りて家事負担を軽減する工夫が注目されています。

興味深いのは、料理に関連する取り組みが多数ランクインしていることです。4位「簡単な料理しか作らない」(10.0%)、5位「洗い物を増やさない」(9.8%)、6位「料理を作り置きする」(9.4%)と、食事準備の効率化への関心の高さが浮き彫りになりました。「おかずを作るときは、最初に材料や調味料をすべてフライパンに入れて、放置するだけでできる料理にしている」(30代女性)や「休日のうち1~2時間集中して、7日分の食料を作り置いたり下処理したりしています」(30代男性)など、創意工夫に富んだアイデアが数多く寄せられています。

調査結果について、NPO法人tadaima!代表で家事シェア研究家の三木智有さんは「タイパは個人の工夫に留まらず、家族で協力して『やるべき家事を力を合わせて終わらせる』という視点で取り組むことで、より大きな効果が得られます」とコメントしています。今回の調査では、多くの人が無理のない形でタイパを生活に取り入れており、新たなコストやスキル習得よりも、ちょっとした工夫として実践していることが明らかになりました。忙しい現代社会において、タイパは単なる流行語ではなく、実用的な生活の知恵として定着しつつあるようです。

(LASISA編集部)

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