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「もらえるモノはもらう」はOK…?ホテルの消耗品、大量持ち帰りは、 “当然の権利” か “マナー違反” か

  • 2026.1.20

SNSでまた議論、賛否分かれる

ホテルのアメニティーのイメージ
ホテルのアメニティーのイメージ

ホテルや旅館などの宿泊施設で、無料サービスとして提供されるアメニティー(備品)。1回分使い切りのシャンプーや、個包装された綿棒、歯ブラシ、カミソリ、ヘアブラシなどを、滞在中に使わなかった分まで持ち帰る行為の是非について、SNS上ではしばしば活発な議論が交わされます。2026年1月19日(月)も、生理用品を持ち帰ると明かした女性ユーザーの投稿をきっかけに賛否が入り交じり議論に発展しました。

くだんの投稿は、ホテルへ利用した際に客室の備え付けの生理用品を持ち帰っているという内容。「生理用品(の購入代は)地味にばかにならない」「地味に節約できる」と打ち明けています。

持ち帰り肯定派はこのように、実用的で節約になるなど主に経済的なメリットや実用性を強調します。ホテル代にはアメニティーの費用も含まれているため持ち帰りは当然の権利で全く問題ない、とする声が多いようです。

先述の生理用品の持ち帰りについても評価するリプライが寄せられていて、小さな積み重ねが家計の助けになるとの共感の声が。また個包装の消耗品については「災害時の避難バッグに活用できる」と実用的に捉える人もいます。

ある投稿者は「もらえるものはもらう精神」と軽やかに表現。1~2個程度の適度な範囲なら問題ないと主張したり、また別のユーザーは「アメニティーは客が持ち帰ることを前提としているのでは」と指摘しました。

全体として、賛成側は“過度でなければ倫理的に問題ない”というスタンスが多く、昨今の物価高も相まって節約意識の高まりを反映していると言えそうです。

一方で持ち帰りを批判する人々は、ホテルの運営コスト増大やアメニティー提供の廃止を懸念します。過度な行為が無料サービスの質を低下させるという指摘です。

ある投稿者は「やりたくなる気持ちは分かるが、皆がやったら無料提供がなくなってしまう」と指摘。同じくホテル側の負担を考慮すべきだとする意見が目立ちます。年間数十万円のコスト増になると具体的に挙げる例もあり、これらの投稿は数千の「いいね」を集めるなど議論の注目度を高めました。

さらに、パジャマやバスローブなど持ち帰り不可の備品を“記念に”と持ち帰る行為に対しては、窃盗に当たると厳しく非難する声が。特に外国人観光客の大量持ち帰りを問題視する意見が多く、文化的バックグラウンドの違いを理解しつつも国内ホテル業界への影響を危惧する声が目立ちました。

このように反対側は、観光業の持続可能性を重視するとともに、過度な持ち帰りによる日本人全体のイメージを損なう恐れを懸念する傾向が見られます。

アメニティーの持ち帰りをめぐる議論は、そのときどきの投稿をきっかけにリプライや引用が数百件に及ぶなど、たびたび注目を集めてきました。宿泊者の権利やマナー、倫理観がぶつかるテーマだからこそ結論は出づらく、それゆえSNSユーザーらの関心を強く引くのかもしれません。

最終的には「適度ならOKか、それとも一切避けるべきか」というバランスの問題へと収れんしていくことが多いようですが、一利用者としてどのように振る舞うか、自身の行動を振り返る好機にもなりそうです。

(LASISA編集部)

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