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むっず!「心太」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字の正解は?

  • 2026.2.26

食べ物の美味しさは、その味や食感など、様々な要素によって決まります。そして、「喉越し」もその中のひとつです。そばやうどん、豆腐や茶碗蒸しなど、そのつるっとした感覚はやみつきですよね。

今回ご紹介する「心太」という漢字も、そんな喉越しが特徴の食べ物です。なんと読むか、みなさんは分かりますか?

問題:「心太」はなんと読む?

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語源は「凝海藻」

「心太」の正しい読み方は「ところてん」です。海藻のテングサを煮て溶かし、型に流して冷やして固めた食品のことを言います。「てん突き」と呼ばれる用具で麺状に突き出し、酢醤油や糖蜜をかけて食べます。

「ところてん」という呼び名は、原料である海藻のテングサを煮て固める様子を「凝海藻(こるもは)」と言ったのが始まりとされています。そして次第に、「凝」を「心」、海藻を「太」という漢字で表現し、「心太(こころふと)」と呼ぶようになりました。さらに時代と共に読み方が変化し、現在の「ところてん」になったと言われています。

「心太」と「寒天」

同じテングサを原料としたものに「寒天」があります。

奈良時代に中国から伝来した心太に対し、寒天は江戸時代に日本人によって発見されました。ある冬、京都の旅館の主人が心太を外に置き忘れたことがきっかけです。夜の寒さで凍り、日中の日差しで水分が抜けた心太は干物のようになっていました。これが寒天の起源です。

私たちが普段食べているものが、偶然の発見によってできたものだなんて驚きですよね。


参考文献: 明鏡国語辞典


文(編集):そこさん 元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!