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【城田優さんインタビュー】「前例がない」という言葉は嫌い。議論を起こすため挑戦し続ける

  • 2026.1.21
出典:シティリビングWeb

大ヒット映画「Pretty Woman」が原案のミュージカルが、初の日本キャスト上演。主人公のエドワードを演じる城田優さんは、今回の日本版上演台本・訳詞も担当。

「新作だからこそチャンスだと思いました。本国で出来上がっているものが日本語に置き換わる瞬間があります。お話をいただいたときに、スタッフィングがまだとのことだったので、僕にやらせてくれませんかと立候補しました」

その原動力は日本ミュージカル界への思いから。

「ミュージカルの訳詞、日本語に置き換わったときの台本において、もっとできるのではないかという思いが常々ありました。原曲のニュアンスや響きが、日本語になったときに失われてしまう。これは日本語という言語が英語に比べて、ひとつの言葉を伝えるために音符がたくさん必要だからです。原曲により近づく訳詞のアプローチは、試行錯誤の余地がまだあったのではないかと感じていました。本国チームが作った物語に、僕の感性と、日本語においてもったいないと感じている要素をすべて詰め込んだ、問題提起も含んだ台本になっています。ひとつの新しい訳詞の方法として、プレゼンしている気持ちです」

ミュージカル、映像と多岐にわたり活躍する城田さん。

「僕はミュージカルが大好きだけど大嫌いです。表現するという意味では、こんなにしんどい仕事はありません。見に来てくださる方に毎回ベストなものをお見せしなければならない。自分の身体的、精神的なしんどさ、仕事やプライベートの事情は一切関係ない。貴重な時間とお金を預かっているという意識は常に持ち続けています。毎回くじけそうになる瞬間もありますが、その分やりがいも大きいです」

「僕は『前例がない』という言葉が嫌いです。すべては前例がないところから誰かが考えて作り出したもの。それを理由に否定したら何も生まれません。今回の僕の挑戦も、議論のきっかけになってほしい。絶賛してほしいわけではなく、否定でもいいんです。日本のミュージカル界はまだまだレベルが低い。僕が高いというわけではなく、もっと競争社会になって、全体のレベルを上げたい。それが僕が挑戦を続ける意義です」

城田優さんの“働く”インフラ

Q.仕事をする上で大切にしていることは?

10代のころから仕事を始めて20代後半くらいまでは、ミュージカルでいうと公演数を1、2、3…と数えていました。今は1、1、1…としか考えないようにしています。見に来る方はその1回しか見ない方がほとんど。もちろん公演数を重ねれば経験値は上がっていくけれど、毎回ハイクオリティーで最高のパフォーマンスをお届けしたいと考えています。

Q.変わらずに持ち続けていることは?

情熱です。キャリアを重ねたからこそ、経験値から応用できるようになってきました。昔は言われたことをやるだけでしたが、今は作品をよりよくするために、意見や感じたことを口にできるようになりました。

【Check】

出典:シティリビングWeb

東京公演:1月22日(木)~ 2月8日(日)東急シアターオーブ、大阪公演:3月1日(日)~8日(日)オリックス劇場

1990年の大ヒット映画「Pretty Woman」を原案とした、世界各国で上演されるミュージカルが、初の日本キャスト上演。実業家のエドワード(城田優)と自由奔放なヴィヴィアン(星風まどか/田村芽実)。取引として始まった2人の関係は、やがて互いの心を溶かし合い、物語を動かしていく。

【PROFILE】

1985年生まれ、東京都出身。2003年に俳優デビュー。テレビ、映画、舞台、音楽など幅広く活躍。近年の主な出演作は、ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」「ファントム」「キンキーブーツ」、ドラマ「TOKYO MER ~走る緊急救命室~」「いきなり婚」「カムカムエヴリバディ」(語り手)、映画「バイオレンスアクション」「コンフィデンスマンJP英雄編」など多岐にわたる

取材・文/高木明日美(シティリビング編集部)、撮影/大川晋児、ヘアメイク/ Emiy(エミー)【Three Gateee LLC.】、スタイリスト/黒田領

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