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「ラムネモンキー」の破局危機から考える――気持ちを言葉で伝えても解決できない場合はどうすればいい? ≪パートナーに再び心を開いてもらうこと≫の重要性

  • 2026.3.10

こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

現在(2026年1月期)、毎週水曜・22時から放送中のドラマ『ラムネモンキー』(フジテレビ系)は、反町隆史さん×大森南朋さん×津田健次郎さんのトリプル主演によるヒューマンコメディ。

中学時代に映画研究部でつるんでいた主人公3人が37年ぶりに再会し、映研の顧問だった女性教師の死の真相を追いかけるという物語。中学時代だった1988年の回想シーンを要所要所で挿し込みながら、現代のストーリーが進んでいくという構成のドラマです。

贈賄容疑で逮捕・起訴され妻から離婚を切り出された主人公

反町さん演じる吉井雄太は大手商社の営業部長として勝ち組人生を歩んでいましたが、物語序盤に大物政治家が絡んだ贈賄容疑で逮捕・起訴されてしまいます。それがきっかけで妻からは離婚を切り出され、高校生の一人娘とも距離ができてしまうのです。

雄太が離婚はしたくないという意志を伝えても、妻の決意は覆らずに冷え切った関係が続いていましたが、雄太はまた仲の良い家族に戻りたいと考え、第8話できちんと妻と向き合うために一念発起。

クリスマスの日、娘とともにクリスマスツリーの飾り付けをしながら、仕事で帰りが遅くなった妻を待つ雄太。妻が帰って来ると、サンタクロースのパペット人形を手につけて「メリークリスマス!」と明るく迎え入れ、クリームシチューを作っておいたことを報告します。

これまでの雄太はクールで威厳のあるタイプだったため、妻は夫のキャラ変に戸惑いながらも、「こんなことしても意味ないから」と突き放すのです。娘も「あからさますぎて、かなりウザいかも」と呆れ気味。

それでも雄太はめげず、なかば強引に誠意を伝えるアピールを続けていきます。

妻は料理研究家として自宅で料理教室を開いているのですが、その手伝いを買って出て、生徒さんたちに「今後とも妻をよろしくお願いします」と謝意を伝えるなど、積極的にかかわっていくのです。とは言え、このときも妻は「生徒さんから手なずけようとするなんて、そういう卑怯なやり方きらい」と冷たい態度。

しかし、雄太があきらめずに健気なアピールを続けたことで、とうとう妻も閉ざしていた心の扉を開いてくれて、また幸せな夫婦に戻れる兆しが見えたのでした。

パートナーとの不和が生じ、破局危機に陥ってしまったら?

これから恋人と結婚を考えているみなさんと、結婚して高校生の子どももいる劇中の雄太とでは、ライフステージは異なるでしょう。

けれど万が一、パートナーとの不和が生じて、破局危機に陥ってしまった場合の解決策として、雄太の行動が参考になるのではないでしょうか?

雄太の妻への振る舞いは、娘が「かなりウザい」と評するほどのキャラ変でしたから、わかりやすい“ご機嫌取り”と言えるのかもしれません。妻からは「卑怯なやり方きらい」とまで言われてしまったわけですが、雄太はプライドを捨ててでも、“また幸せな家族に戻りたい”という意思を行動で表すことに徹していました。

その結果、冷え切っていた夫婦の関係が雪どけを迎えたわけです。

筆者視点で、この一連の雄太の行動の最大のポイントは、“心を閉ざしたパートナーを無理やり話し合いの場につかせようとしなかったこと”にあったと感じました。

不和が生じて破局危機に直面した際、とにかく自分の考えをパートナーに聞いてもらおうと焦ってしまい、パートナーが耳を傾けられる精神状態になっていないのにもかかわらず、自分の意志・意見を一方的に伝えようとして、それが裏目に出てしまうことも……。

自分の気持ちをすぐに伝えることで問題が解決する場合もありますが、パートナーが心を閉ざしているのに、あれやこれやと自分の考えばかり伝えていると、逆に状況が悪化してしまうというケースもあるのではないでしょうか。

もちろん自分の考えを言葉にして伝えるのは大切なことですが、パートナーが心を閉ざしている場合、まともに話し合いができる精神状態ではなく、いくら気持ちを伝えようとしても、その声が相手の心まできちんと届かないこともあるでしょう。

まず目指すのは“パートナーに再び心を開いてもらうこと”?

ですから、その前段のフェーズとして、≪パートナーに再び心を開いてもらうこと≫を目指したほうがいいケースもあるのです。

劇中の妻は心を閉ざしていたため、雄太から「別れたくない」という言葉だけを言われ続けても、「離婚したい」という意志は変わらなかったかもしれません。

ですが、雄太は無理に話し合いの場を設けようとすることはしませんでした。その代わり、ご機嫌取りと思われることもいとわず、自分はまた幸せな家族に戻りたいんだという気持ちを行動で示していきました。

≪パートナーに再び心を開いてもらうこと≫へのアプローチに徹していたというわけです。

さすがに、無理に尽くして自分を犠牲にしすぎたり、パートナーからの理不尽な要求に耐えたりするのは話が変わってきますので、そこまでする必要はないと思います。けれど雄太のように、相手が根負けするぐらい、プライドを捨てたキャラ変をしてでも誠意をアピールするということを、“選択肢の1つ”として持っておいてもいいのかもしれません。

――結婚を考えいるパートナーとは不和が生じないことが最善ではありますが、今回の『ラムネモンキー』のエピソードをきっかけに、“もしも破局危機が訪れてしまったら?”という事態も想定し、解決策を考えておいてもいいのではないでしょうか。

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