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58歳パートが決断した地方移住「身軽になるって、こういうこと」住まいの売却は?手放したものは?

  • 2026.1.5

58歳パートが決断した地方移住「身軽になるって、こういうこと」住まいの売却は?手放したものは?

人生の後半戦、“自分サイズ"を見直して、シンプルかつコンパクトに暮らし替えをされた方を紹介する「小さい暮らし」の見本帖。今回、登場いただくのは、mihaさん。後編では、地方移住に向けて絶賛捨て活中という今の暮らしについて伺いました。

守りに入らず、まだまだアクティブに生きたい!

占い師に今後の仕事について相談してみたmihaさん。

「今は仕事より部屋を充実させるほうが大事。花を飾ることから始めてみてと言われて、実際に花を飾ってみたら、ウキウキした気分になれたんです」

それからは棚をつけたり壁紙を張ったりと、部屋を整えるためのDIYに夢中に。見慣れた〝景色〟になっていた品々が「実は不要なものばかりだった」ことにも気づき、家具や食器、洋服などを大量に手放した。

そうしてシンプルな暮らしへシフトチェンジしたmihaさんだったが、半年ほど前に大きな決断をする。20年以上暮らしたこの住まいを売却することにしたのだ。

「乳がん検査に引っかかったことを契機に、人生があと数年だったら?と想像してみました。浮かんできたのが、ここではない場所で暮らしてみること。どこか地方の古民家で、畑仕事をしながらカフェを運営してみたいという思いでした」

立地のよさからマンションは思いのほか早く売れ、今は退去に向けて準備中。不要品の処分もさらに加速した。すぐに動ける身軽さを武器に、いったん都内の実家に移り、心ひかれる移住先を探すつもりだ。

「この年齢になると、老後を見据えて〝備える〟気持ちが先行しがち。でも、海外の同世代の女性たちは年齢なんて全然気にせずアクティブなんですよね。私もそんなふうに元気に、好きなように生きてみたくて」

mihaさんの人生の新たなステージが、今まさに幕を開けようとしている。

「やめたこと」はなんですか?

部屋を片づけたら物欲が「無」に。むやみに買い物するのをやめて食材は食べきれる分だけ購入

以前は「便利だから」「安いから」という理由で買い物をしていたmihaさん。不要品の処分を経験して以降は「ものを捨てるときの気持ちが思い起こされ、物欲がなくなりました。食材もムダにすることが多かったので、数日以内に食べるものだけ買い、さっと下ごしらえを」

「手放したもの」はなんですか?

家具、食器、洋服……。娘たちが巣立って以降、たくさんのものを手放しました

娘さんたちの学習机や運べるサイズに分解した二段ベッドは粗大ゴミへ。ソファや食器は「ジモティー」で近隣の方へ。「本当にこれって好きなの?と問いかけながら整理したら、部屋が快適になっていきました」

迷いや恐れはいったん捨てて「まずは一歩踏み出してみる」を意識するようになりました

「自分は自由で何でもできるはずなのに、なぜか何も選択できない……。そう思っていた時期に『自由とは、かつて怖かったことが怖くなくなること』というフレーズを目にしてハッとしました。それ以降、迷いや怖いという気持ちは封印して、まずは動いてみることに」

「はじめたこと」はなんですか?

目に見えないのに生きている!パン酵母や酒種など「菌活」にハマっています

「目に見えないのにちゃんと生きている、微生物の世界にハマり中」というmihaさん。麹や酵母を“育てて”いる。「甘酒から始めましたが飲み続けることができず、今は調味料やパン作りに活用中」。三女が成人後に小麦アレルギーになったことから、食は自然なものを意識しているそう。

インスタグラムを始めて約1年。投稿によって自分の本心と向き合えるように

「これまでは悲しい出来事があっても気持ちに蓋をしていましたが、インスタグラムの投稿を機に、自分がどう感じたのかを意識するように。母の看取りや実家の片づけの投稿には、同世代の方からたくさんコメントをもらい心強かったです」

「迎えたもの」はなんですか?

宝探しのようでワクワクする蚤の市。旅行のたびにお気に入りを持ち帰っています

パリのカフェで働いている長女宅に滞在して、パリやベルギーなどの蚤の市を回るのがmihaさんの楽しみ。「赤いジャグは1920年代の旧チェコスロバキア製。別々の蚤の市でセットの器を見つけたり、雑多な中から宝物を探すのが楽しくて」。食器は気分に合わせて日常使いしている。

やっと見つけた、コーヒーがおいしく飲めるタンブラー。人気カフェのオリジナル品です

「内部がステンレス製のタンブラーでコーヒーを持ち歩くと、味が変わってしまうのが気になっていましたが、偶然、内部がセラミック製のものを発見。『LIGHT UP COFFEE』のもので高価でしたが大満足!」

自分へのギフトとしてノートパソコンを新調。ただ今ウェブデザインを勉強中!

ノートパソコンが不調で、自身の誕生日に「MacBook Air」を新調。「動きが早くてびっくり! 仕事の選択肢のひとつにしたくて、ウェブデザインを勉強中ですが、Photoshop(画像編集ソフト)に苦戦しています」

Profile

mihaさん
●パート 1967年東京都生まれ。19歳で結婚し23歳までに3人の娘に恵まれる。30歳で離婚し専業主婦から派遣社員に。40代以降は手製の弁当販売、飲食業、取材コーディネーター業などを経験。現在は事務のパートのかたわら地方移住に向けて準備中。インスタグラムは@myhome_diydeco

撮影/土屋哲朗 取材・文/志賀朝子

※この記事は「ゆうゆう」2026年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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