1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「私ってO型だから〜」血液型で性格を決めつける同僚が、妊娠を機に『発覚した事実』に愕然とし、一転

「私ってO型だから〜」血液型で性格を決めつける同僚が、妊娠を機に『発覚した事実』に愕然とし、一転

  • 2025.12.31

筆者の知人・豊田さん(仮名)から聞いたエピソードです。職場に「血液型で性格が決まる」と信じて生きてきた同僚が。ところが、その信念が根底から覆される出来事が起きたことで、彼女は豹変して……?

血液型あるあるが大好きな女性

同僚の高橋さん(仮名)は、最近ご結婚された30代の女性です。歳が近く、よく話す仲でしたが、ひとつだけ困っていたことがありました。それは、血液型で性格を決めつけることです。

「豊田さんって几帳面ですね。さすがA型ですね!」「部長の指示、O型だからって適当すぎません?」常日頃から、彼女はこんな言い方をしていました。

高橋さん自身の血液型はO型で「私ってO型だから~」とか「今日のO型の運勢は~」といった枕詞で始まる会話も日常茶飯事。彼女の強く思い込んでいる様子に周囲も苦笑いするしかありませんでした。私も適度に話を合わせ、深入りしないようにしていたのです。

おめでたい話なのに、嬉しそうじゃない

そんな高橋さんに転機がおとずれます。彼女の妊娠が分かったのです。「おめでとう!」と祝福するも、当の本人は何やら浮かない表情で、ため息交じり。その理由は産婦人科での出来事が原因でした。妊娠確定と同時に、血液検査で思いがけない事実が判明したのです。

何十年と信じてきたのに

実は高橋さん、O型ではなくA型だったのです。小さなころから親しんできた、血液型占いや相性占い。あれは一体何だったのかと愕然とした表情で、長年信じてきたものが、ガラガラと音をたてて崩れ落ちたようでした。

この日を境に、高橋さんは血液型に関する話を一切しなくなりました。信じていたものが根底から覆って、考え方が大きく変わったようです。本人には気の毒ですが、正直、血液型の話をされなくなってホッとしたところも……。

「血液型」という色眼鏡を外して

人の本質は、血液型だけで決まるものではありません。これを機に、血液型にとらわれず、人の中身を見るようになってくれたらいいなと願っています。思い込みを手放した彼女のこれからを、いち同僚として見守っていこうと思います。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

元記事で読む
の記事をもっとみる