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「わかる! 私も犬が」愛犬を使う『トーク泥棒』にモヤモヤ → みんなを救った『同僚のツッコミ』

  • 2025.12.30

子育て中の友人ゆいちゃん(仮名・20代女性)が、職場で育児トークをしていると必ず“犬マウント”を取ってくる同僚にモヤモヤ。ある日の“爽やかなツッコミ”が空気を変え、チーム全体が軽くなった話です。

慌ただしい毎日の中で

私は小3、小1、2歳の3人の子どもを育てながら仕事をしており、多忙な生活を送っています。子どものうち誰かが熱を出せば次々にうつっていき、看病をするのも大変。さらに3人それぞれの授業参観や学校行事なども重なり、仕事もプライベートも目まぐるしい日々です。

職場のママ同士で「寝不足どうしてる?」と育児トークが盛り上がることも多く、私も「夜中の“ママ〜”で毎晩叩き起こされる」と打ち明けていました。

犬トークへの強制シフト

そこへ、同僚の池田さん(仮名・50代女性)がすかさず割り込み、「わかる! 犬が毎晩ベッドに来て起こされるのよ」と全力で犬トークに持っていきます。育児の話題になるたびに池田さんは必ず「犬のほうが大変」と主張し、「言葉が通じない分、こっちは察してあげないといけないのよ」と謎に大変さを争う主張が炸裂。

さらに他の同僚が「来週、子どもの予防接種で……」と話しても「うちの犬もワクチンなのよ〜」と会話の主導権が犬サイドへ奪われ、ママ勢は「犬は可愛いけど今その話じゃない」と内心で疲弊していきました。

軽やかなひと言で空気が変わる

そんなモヤモヤが積み重なってきたある日、別の同僚が笑いながら軽くツッコミを入れました。「私も犬飼ってますけど、子育ても同じくらいほんっとに大変ですよー!」と爽やかに放ち、「友だち関係とか成績とか進学とか、心配事は無限ですよね」と続けたのです。そのひと言で重かった空気がスッと軽くなり、ママ勢も心の中で思わず拍手喝采でした。

相手を遮らない姿勢へ

池田さんは「……確かに犬は進学しないわね」と苦笑しながら納得し、それ以来、人の話を遮らずに聞く姿勢が見えるようになり、犬の“大変マウント”も激減しました。結果的にチーム全体の雰囲気も柔らかくなり、みんなのストレスが一段下がることに。

優しいツッコミひとつで、人はこんなにも変わるのだと実感した出来事になりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2021年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

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