1. トップ
  2. ファッション
  3. 「イノウエとナカタニが準備完了」井上尚弥、ピカソ撃破の“王者”2026年へ米専門局も期待 中谷潤人との対戦実現なら「日本史上最大」

「イノウエとナカタニが準備完了」井上尚弥、ピカソ撃破の“王者”2026年へ米専門局も期待 中谷潤人との対戦実現なら「日本史上最大」

  • 2025.12.28
井上尚弥(C)ロイター
SPREAD : 井上尚弥(C)ロイター

プロボクシングのスーパーバンタム級世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は27日、サウジアラビア・リヤドでWBC同級2位のアラン・ピカソ(メキシコ)と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。この勝利により、ジョー・ルイス、フロイド・メイウェザー(いずれも米国)を超え、世界戦27連勝の歴代単独1位となった。
2025年の最終戦を白星で締めくくり、無敗記録を維持した井上には、来年に期待されるビッグマッチにも注目が集まる。米スポーツ専門局『ESPN』も、2026年の日本人対決実現に関心を示している。

■「納得のいく内容ではなかった」

井上は今シーズン、1月のキム・イェジュン(韓国)、5月のラモン・カルデナス(米国)、9月のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との対戦に続き、今回が4戦目。ピカソ戦では「自分自身納得のいく内容ではなかった」と自己評価したように、ガードを固めた相手に苦戦し、ダウンを奪うことはできなかった。
それでも、着実にポイントを重ね、12ラウンドを戦い抜いた末に、判定は120-108、119-109、117-111と完勝。総合力でピカソを上回り、防衛に成功。これで井上の戦績は32戦全勝(27KO)に。世界戦では歴代最多の27連勝を記録し、ルイスやメイウェザーを上回った。
今後の焦点は、前WBC&IBF世界バンタム級統一王者・中谷潤人(M.T)との対戦。中谷も同日、WBC世界同級10位のセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)に判定3-0で勝利しており、両者の一戦に期待が高まっている。
『ESPN』は27日付の記事で、「ナオヤ・イノウエ対ジュント・ナカタニ、2026年のメガファイトに向け準備完了」と題して特集。来年5月にも実現が濃厚と見られる一戦について、「日本ボクシング史上最大のビッグマッチになるだろう」との見解を示した。
さらに、記事内では「2人とも今夜は素晴らしい勝利を収めた。(結果はまだわからないが、)素晴らしい試合になるだろう」とする井上のコメントも紹介されている。
また、米ボクシング専門誌『リング』が発表した「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」ランキングでも、井上はオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に次ぐ2位にランクイン。中谷も6位につけており、世界からの高評価を得ている。
はたして、2026年を彩る最大のビッグマッチとして、「井上 vs. 中谷」の全勝対決が実現するのか。今後の展開から目が離せない。

元記事で読む
の記事をもっとみる