1. トップ
  2. 恋愛
  3. 『ホーム・アローン』続編の可能性は? マコーレー・カルキンとクリス・コロンバス監督が語る

『ホーム・アローン』続編の可能性は? マコーレー・カルキンとクリス・コロンバス監督が語る

  • 2025.12.25
Macaulay Culkin at the "Fallout" Season Two Premiere

1990年に公開されたクリスマス映画の定番『ホーム・アローン』のマコーレー・カルキンとクリス・コロンバス監督が、続編でタッグを組む可能性に言及した。ジョン・ヒューズが脚本を手がけた同作は、クリスマス休暇に自宅に残されてしまった8歳のケビン少年が、おもちゃや家電を駆使して泥棒2人組を撃退する物語。公開35周年を記念してアカデミー映画博物館で行われた特別上映会にて、カルキンとコロンバス監督が初めて同作について語り合った。

最近のイベントで続編のアイデアを明かしていたカルキンは、この対談でも次のように設定を説明する。「歳を重ねたケビンが、男やもめとか、そんな感じになっている設定が気に入っている。子どもを育てているけれど、仲は良くない。仕事ばかりしているんだ……」と語り、「アイデアが2通りある」と続ける。「ひとつは、彼が間違って息子を置き去りにしてしまい、自分の母親に電話をかけて『ごめん。今なら理解できる』と話すんだ」。もうひとつのアイデアは、よりスパルタだ。「『あの経験のおかげで今の自分がいる』といった感じで、わざと息子を置き去りにする」

「それで息子が僕を家から閉め出し、罠を仕掛ける。でも僕は罠に気づく。だってエキスパートだからね。それに状況を恥じている。これで警察や鍵屋に連絡しないことの説明がつく。僕が思うに、家は子どもの気持ちを取り戻すことのメタファーなんだ」

『ホーム・アローン2』(1992)
HOME ALONE 2 - director Chris Columbus, Macaulay Culkin『ホーム・アローン2』(1992)

しかし、同作の魅力を「映画のビジュアルと雰囲気に漂う時間を超越した感覚」と分析するコロンバス監督は、イベント前に受けた『The Hollywood Reporter』のインタビューでは、キャストとスタッフを入れ替えて制作された第3弾以降を「完全に駄作だ」と言い切るなど、続編については否定的だ。すでに「600通りくらいアイデア」を聞いたと語り、ケビン役のカルキンと泥棒役のジョー・ペシ&ダニエル・スターンが揃ってのみ価値があると主張。これに「ジョー・ペシは82歳だけど、きっとまた転げ落ちてくれるよ」とカルキンはジョークで応じている。

なお、コロンバス監督も以前は続編のアイデアがあったそうだ。20年ぶりに刑務所を出所した泥棒コンビがケビンに復讐を誓うといい、「その頃にはケビンと同じ年ごろの子どもがいて、泥棒たちと対峙するんだ」と説明したうえで、「ジョー・ペシが興味を持たないだろう。ダン・スターンとは、1992年から会っていないし、興味があるかもわからない。続編を作る場合、問題はキャスト次第だということ。まったく同じキャストで実現するのは、難しいと思う」と語っている。

Text: Tae Terai

元記事で読む
の記事をもっとみる