トラビス・ケルシー、「人生最愛の人」テイラー・スウィフトへの手紙に「いちばんの思い出」を綴る

テイラー・スウィフトは、トラビス・ケルシーから花束とともに「最愛の人」と書かれたメッセージカードを送られて感激したようだ。世界中に大旋風を巻き起こした「ジ・エラズ・ツアー」の舞台裏を収めたドキュメンタリーシリーズ『Taylor Swift: The End of an Era』では、ツアー中にトラビスから大きな花束を贈られてうれしそうなテイラーの姿が映し出されていたが、最終話「この瞬間を忘れない」ではトラビスからの手紙が読み上げられた。

「このツアーにはたくさんの思い出があるけれど、いちばんの思い出は、初めてコンサートで君を見て、僕のことを知りもしない女性に夢中になったこと。伝説的なツアーをありがとう。ミズーリ州カンザスシティに君を立ち寄らせてくれたツアーマネージャーのロバート・アレンには、個人的に感謝したい。カンザスシティでのあの夜は、僕が最愛の人と出会うきっかけになったから」

テイラーと、NFLカンザスシティ・チーフスのスター選手であるトラビスの熱愛が発覚したのは、2023年9月のこと。同年夏に、チーフスの本拠地アローヘッド・スタジアムでテイラーがコンサートを行った際、大ファンのトラビスがテイラーと友情ブレスレットを交換しようとアプローチしたところ、あえなく失敗。トラビスが兄と運営するポッドキャストで、この話を披露したことがきっかけだった。

メディアを通じてトラビスの行動を知ったテイラーの母、アンドレア・スウィフトが「スポーツマンに興味がなかった」テイラーに「あなたは恐らく気が乗らないだろうけど、良い人がいる。素敵な人」と紹介。「何か違うことを始めてみて」と後押ししたことが、『Taylor Swift: The End of an Era』のエピソードで明かされている。

なおテイラーも、12月10日（現地時間）に出演したトーク番組『The Late Show with Stephen Colbert』で、トラビスのことを「最愛の人」と呼んでいる。今年、念願だった初期のマスター音源の再取得に成功したテイラーは、「最愛の人と婚約すること、自分の音楽をすべて取り戻すこと、この2つが実現したのは奇跡でした。実現しない可能性もあった。『時間の問題』なんて思えることではなかった。この2つは私の人生には起きないかと思われたから、現実になったことに心から感謝しています」

Text: Tae Terai