1. トップ
  2. 世界的社交界でデビュー! スペイン前国王を縁に持つ、エウラリア・デ・オルレアン=ボルボンとは?

世界的社交界でデビュー! スペイン前国王を縁に持つ、エウラリア・デ・オルレアン=ボルボンとは?

  • 2025.12.24
PLS Pool / Getty Images

2025年11月にル・バルにて華麗なる社交界デビューを果たした、スペイン王室との繋がりのある美女、エウラリア・デ・オルレアン=ボルボンをご存じでしょうか。ル・バルでのお相手が、英国王室で話題の独身男性、アルバート・ウィンザーだったこともあり、注目度上昇中です! 一体どんな人物か、見ていきましょう。

Arnold Jerocki / Getty Images

スペインロイヤルと遠縁、名家の系譜を引く

エウラリア・デ・オルレアン=ボルボンは、2006年9月7日にローマで誕生し、現在19歳。実業家アルバロ・デ・オルレアン=ボルボンと2番目の妻アントネッラ・レジーナとの間の一人娘です。アフリカ、スペイン、そしてヨーロッパで事業を展開している父アルバロは、スペイン王室フアン・カルロス前国王の遠縁にあたります。また、ルイ13世の直系の子孫で、英国王室ヴィクトリア女王の子孫でもあり、ロシア帝国の血統も受け継いでいるといい、ヨーロッパのほぼすべての王家と血縁関係にあると言われています。

エウラリアには、父の前妻(ベルギー王室パオラ王妃の姪)との間に生まれた異母きょうだいが3人いるそうです。

この投稿をInstagramで見る

The Royal Watcher(@the_royal_watcher)がシェアした投稿

ル・バルで社交界デビューしたばかり

エウラリアが注目を集めたのは、2025年11月29日、パリのシャングリラホテルで開催の「Le Bal des Débutantes」(通称ル・バル)で社交界デビューしたため。見目麗しい名家の子女たち19人がデビュタントとしてお披露目されました。中には、ハリウッド女優アンジェラ・バセットの娘であるブロンウィン・ヴァンス、ファッションデザイナー、キャロリーナ・ヘレラの孫娘キャロリーナ・ランシングやダイアナ元妃やウィンストン・チャーチルの遠縁にあたるアラミンタ・スペンサー=チャーチルなどの姿もありました。

この投稿をInstagramで見る

𝐁𝐫𝐢𝐭𝐢𝐬𝐡 𝐑𝐨𝐲𝐚𝐥 𝐂𝐡𝐢𝐥𝐝𝐫𝐞𝐧🇬🇧(@british.royal.kids)がシェアした投稿

エスコートしたのは、注目の英国ロイヤルアルバート・ウィンザー

エウラリアが話題になったのは、その美貌や出自だけではありません。ル・バルで彼女をエスコートしたのが、今話題沸騰中の英国ロイヤル、アルバート・ウィンザーだったからです。アルバートは、エリザベス女王の従弟、ケント公爵エドワード王子と故キャサリン妃の孫にあたり、先月、タトラー誌の年次誌「リトル・ブラック・ブック」で“最も魅力的な独身男性”に選ばれたばかり。白い蝶ネクタイを付けた正装で、エウラリアを華麗にエスコートしました。ル・バルはデビュタントたちだけではなく、アルバートらエスコート役の男性たち(「キャバリア」と呼ばれます)にとっても、華麗なる社交界デビューの機会と言っても過言ではありません。

この投稿をInstagramで見る

Eulalia de Orleans Bourbon(@eulalia_ob)がシェアした投稿

新調したティアラに一目惚れのドレスで注目を集めた

エウラリアはル・バル当日に何を纏っていたのでしょう。深いネックラインとドラマチックなトレーンが特徴の彼女のドレスは、レバノン人デザイナー、トニー・ワードによるオートクチュールのもの。これは、事前のドレスフィッティングで、最後に紹介されたものだそうで、“一目惚れ”で決定したのだとか。ちなみに、参加者は選んだオートクチュールの衣装をイベント終了まで秘密にしておくことが暗黙のルールとなっているようで、事前にSNSに投稿することはNGなのだそう。

彼女が貸与されたフルール・ド・リスのモチーフのティアラは、1912年にウィーンの宝石商人によって制作されたもので、フランス国王シャルル10世から授与された聖霊勲章にセットされたアンティークダイヤモンドがあしらわれているそう。この逸品を着用したのはエウラリアが初めてだったとか。

※写真は、事前のドレスフィッティングでのオフショット。

この投稿をInstagramで見る

Eulalia de Orleans Bourbon(@eulalia_ob)がシェアした投稿

セント・アンドリュース大学に在学中。レディ・ルイーズと同級生

現在、スコットランドにあるセント・アンドリュース大学に在学中で、金融経済学を専攻し、会計やポートフォリオ管理といった分野を専門としています。同大学はキャサリン妃とウィリアム皇太子が出会った母校でもあり、現在在学中のレディ・ルイーズとは同級生にあたります。

写真は、高校の卒業式に撮影された家族ショット。

PLS Pool / Getty Images

モナコ公室グリマルディ家とも親交あり

現在は大学進学のため一時的に離れているものの、モナコ在住のエウラリア一家。モナコ公室のグリマルディ家とも親交があるようです。そのため、モナコ公室が主催する、グレース公妃財団への支援のためのチャリティイベント「薔薇の舞踏会(ローズボール)」などのゲストリストにも名を連ねています。

写真は、2024年のローズボールでのポートレート。

Pierre Suu / Getty Images

スペイン王室フアン・カルロス前国王がゴッドファーザー

エウラリアの父アルバロとスペイン王室フアン・カルロス前国王との関係は親密なようで、エウラリアのゴッドファーザーは、前国王なのだとか。

(写真は、両親と共に、エウラリアが13歳の頃のもの。)

この投稿をInstagramで見る

Eulalia de Orleans Bourbon(@eulalia_ob)がシェアした投稿

また、直近では2025年9月に、フアン・カルロス前国王の86歳の誕生日祝賀会に出席するため、エウラリアもアブダビまで駆け付けたようです(写真)。

なお、フアン・カルロス前国王は、汚職疑惑を受けて2020年8月よりスペインを離れ、現在もアブダビに滞在しています。また、エウラリアの父アルバロは前国王に関連する経済的不正への関与が疑われたこともありましたが、インタビューで、前国王のために何度もプライベートジェットの費用を支払ったことは認めつつも、“国王のフロントマンではなかった”と述べています。

この投稿をInstagramで見る

Eulalia de Orleans Bourbon(@eulalia_ob)がシェアした投稿

将来の夢はトレーダー?それともインフルエンサー?

英語、フランス語、イタリア語、スペイン語など6か国語が流暢に話せて、語学堪能なエウラリア。

かつてはモナコのUBSやミシェル・パストール・グループなどでインターンシップを経験し、複数の投資グループで金融アナリストとしての経験を積んだようです。

インフルエンサーマーケティングにも興味があるようですが、特に気になっている分野は、トレーディングや投資戦略なのだとか。現在のところ、大学卒業後は、トレーダーになることを志望しているようです。

この投稿をInstagramで見る

Eulalia de Orleans Bourbon(@eulalia_ob)がシェアした投稿

パーティ三昧で社交界のミューズ!

モナコとパリを行き来する生活を送ってきたエウラリアは(現在は大学のあるスコットランドも加わりました)、夏のヴァカンスは2008年に自身が洗礼を受けた地でもあるスペイン南部、カディスの観光都市として知られるサンルーカル・デ・バラメダで過ごすことが多いそう。

ル・バルから遡ること数ヶ月前頃から、ヨーロッパの上流階級のシングル男女が集まるパーティで頻繁に目撃されていたというエウラリア。実家のあるモナコで開催の薔薇の舞踏会やモンテカルロF1グランプリ、良家子女のバースデーパーティなど、華やかな社交場に出没しているようです。ロイヤル界の花嫁候補としても期待大。今後の動向にも注目です。

Text: Kaori Takeuchi
Photo: Getty Images
※この記事は2025年12月24日時点のものです。

元記事で読む
の記事をもっとみる