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【家事の正解って?】妊娠中、お腹がつかえて風呂掃除が限界! 夫に頼んだ結果『さらなる悩み』が

  • 2025.12.27

人に何かをお願いするということは、その『出来栄え』や『やり方』には口出しせず、一任する器量が必要です。だからこそ、人にお願いするのが苦手だという方も少なくないのではないでしょうか? 筆者自身もその1人で「自分でやってしまった方が早いや」と思うタイプです。今回はそんな『お願い』に関するエピソードを紹介します。

画像: 【家事の正解って?】妊娠中、お腹がつかえて風呂掃除が限界! 夫に頼んだ結果『さらなる悩み』が

夫の優しい申し出

妊娠後期に突入し、いよいよお腹も重たくなってきました。

喜ばしい重みであるのですが、かがむ姿勢がつらく感じるようになってきたこともまた事実。

家事のなかでもとくに『お風呂掃除』は、お風呂の底までしっかりと洗おうと思うと、お腹がつっかえてしまい、そのうえかがんだり立ちあがったりの動作が多く、最も難易度が高いと感じています。

「最近、お腹が大きくてお風呂掃除が大変なのよね」そう漏らすと、夫は「なんだ、言ってくれよ。今日からは俺が風呂掃除担当な」と優しく申し出てくれたのです。その頼もしい言葉に、私は心から救われた気持ちになりました。

募る違和感

「今日から俺が風呂掃除担当な」と言い出してくれたのはよいのですが、その日、夫が洗ってくれたお風呂に入ると、少し気になる点がありました。

アカや服の繊維が浮いていて思わず「本当に洗った?」と聞きたくなるレベル。

しかし、私の負担を減らすためにとせっかく洗ってくれた夫の厚意に文句をつけるのもなんだかな~と思い、とりあえずは見守ることにしました。

蓄積される不満

「きっと今回が洗い残しが多かっただけだよね」と思い、翌日からもお風呂掃除をお願いしました。

しかし、翌日もその翌日も、浴槽のざらつきは解消されないまま……。
それどころか、日に日に蓄積された汚れが積み重なり、リラックスタイムであるはずの入浴が、かえってストレスに感じるようになってしまったのです。

それと同時に私の不満も蓄積されます。

言い出せないまま

結局私は夫に洗い残しが気になると言い出せないまま「お風呂掃除は安産のためにいいみたいだからやっぱり私がやるね」と苦肉の策として「安産祈願」を理由にした優しい嘘をつき、お風呂掃除担当の座を取り返してしまいました。

そのため夫には洗い残しの不満は伝わらないままです。

ハッキリと伝えるべきだったのか、それとも汚れには目をつむってお願いし続けるべきだったのか、ほかにも方法があったのか、いまだに正解がわかりません……。ただ、今振り返ると「やってくれたことへの感謝」を伝えつつ、「ここをもう少しこうしてほしい」と具体的に相談するステップを省略してしまったことが、後悔の種なのかもしれません。次に何かをお願いするときは、お互いが気持ちよく過ごせるような「伝え方」の工夫を頑張ってみようと思っています。

【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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