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【姉妹差別】妹の首に“私の宝物”が。「姉は、何でも我慢しなくちゃいけないの!?」母の『信じがたい対応』

  • 2025.12.25

きょうだいがいて得られる幸せもありますが、きょうだいがいるからこその苦悩というのも存在するものです。
今回は筆者の知人A子さんにお話を聞きました。

画像: 【姉妹差別】妹の首に“私の宝物”が。「姉は、何でも我慢しなくちゃいけないの!?」母の『信じがたい対応』

明らかに妹を大切にする両親

A子さんには4歳下の妹がいるのですがが、両親は妹を溺愛していました。
買ってもらえるものだけでなく、とにかく何でも妹優先な両親。
そんな日々にウンザリするだけでなく、例えば喧嘩をしたら、

「お姉ちゃんなんだから謝りなさい!」

と、妹のほうが悪い時でも、必ずA子さんが先に折れないといけなくなるのです。
そんな妹贔屓は、大人になっても続いていて……。

私の大切なネックレスがない!! 一体どこへ!?

2人とも大人になり、立派な社会人となりました。
2人とも未婚で実家に住み続けていましたが、A子さんには家を出る予定がありました。
実は彼にプロポーズを受けていて、数か月後に一緒に住む約束をしていたのです。
そんな彼のプロポーズから1か月後に、事件が起きてしまいました。

A子さんは彼に貰ったネックレスを大事にしまっていたのに、それが突然なくなったのです!
どれだけ探しても見つからず、両親に聞くも「知らない、落としたのでは?」と言うではありませんか。

彼からプロポーズで貰った、大切なネックレス。
血眼になって探しても見つからず、彼になんて言おうか想像しただけで涙が溢れそうでした。

その日の夜、酔って帰宅した妹がリビングで大爆睡しているのを見たA子さん。
妹を起こそうとした瞬間、A子さんは怒りで震えが止まらなくなりました。なんと……

この期に及んでも

妹の首に、A子さんの大切なネックレスがつけられていたのです!
A子さんは怒りを抑えられず、眠っている妹を激しく揺さぶり、問い詰めました。
そのまま妹に怒鳴っていると、両親が何事かと寝室から出てきたので、A子さんは全てを説明したのです。

「今日合コンだったから、ちょっと借りただけなのに!」

妹は謝ることなく、逆切れ状態で言い返してきました。
呆れて怒鳴り返そうとしましたが、その時母が、

「ちょっと借りただけなんだから、そこまで怒らなくていいじゃない」

そう言って、ため息をついたのです。
自分にとってどれだけ大切な物なのか、母にも説明していたのにも関わらず……。
母のその一言で、A子さんの溜めていた気持ちが一気に溢れ出てしまいました。

「私はお姉ちゃんだから!? 大切な物を勝手に持って行かれても許さないといけないの!?」

そう言いながら、涙が止まらなくなりました。

離れて後悔していない。自分らしく生きられる今を、幸せに生きていく

こんな家族はもう耐えられないと思い、すぐさま彼に相談しました。
一緒に住む時期を早めてもらって、すぐに家を出ることが出来たのです。

家族だけで式を挙げようと思っていましたが、こんな家族を呼びたくありません。
彼に相談してフォトウエディングを頼み、挙式は夫婦2人ででひっそりと行いました。

あれから実家とは、ほぼ絶縁状態のまま過ごしています。でも、今の私には心から信頼できる夫と、愛おしい子供たちがいます。
3人の子に恵まれた今、子育てで大切にしているのは、

「絶対にきょうだい差別をしないこと」

絶対に許せませんが、あんな思いを我が子にさせてたまるか! と、反面教師にして日々奮闘しています。過去の悲しい経験があったからこそ、今の温かな家庭の尊さを誰よりも感じることができています。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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