1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【PTAトラブル】イラストレーターの私。ボランティアを断ると「お金取るなんて」無料の業者扱いされて

【PTAトラブル】イラストレーターの私。ボランティアを断ると「お金取るなんて」無料の業者扱いされて

  • 2025.12.25

フリーのイラストレーターである私が、PTAの「ちょっと描いて」に応えた結果、直面した「ボランティア」の強要。思い切って断ると……? 友人が体験談を語ってくれました。

画像: 【PTAトラブル】イラストレーターの私。ボランティアを断ると「お金取るなんて」無料の業者扱いされて

軽い気持ちで引き受けた、PTAのイラスト係

私はフリーのイラストレーターとして、簡単なイラストを描いています。

ある日、娘の小学校のバザー準備でのこと。

「簡単なイラスト描ける人いる?」と役員のママが、子どもに配るプリントや黒板にイラストを描ける人を探していました。

他に手を挙げる人もいなかったので、「簡単なものでしたら描けます」と、私は手を挙げました。

数分もかからずに描いた私のイラストでしたが、「すっごく上手!」「イラストがあるとないとじゃ大違い」「わかりやすくなった」と評判でした。

感謝され、バザー準備で役に立てたことが心から嬉しかったのです。

次に持ちかけられた「本気の依頼」

そしてしばらく経ったある日。

学校イベントの際、再び役員ママに話しかけられました。

「この前のイラストは本当に助かりました。また学校イベントがあるんですが、パンフレット用のイラストをボランティアで描いてもらえませんか?」

以前描いたものは簡単なイラストでしたが、今度の依頼はパンフレット用の本格的なカット。

構成や清書を含めれば数時間で終わるはずもなく、プロとして受けている本業のスケジュールを削らなければ不可能な分量でした。

安請け合いは、自身の仕事の質を下げることにもなりかねません。

私は悩んだ末に、「プロとしてお引き受けしている仕事と同等の工程が必要なため、無償でお受けするのは難しい」と、丁寧に理由を添えてお断りしました。

言葉の行き違いと、突きつけられた現実

すると、役員ママの表情が一変。

「報酬が出ないとやらないっていうの? 私たちPTAだって全員ボランティアなんだから!」

私は、その強い口調に驚きました。彼女たちも限られた予算と時間の中で必死に運営しているからこその言葉だったのかもしれません。

しかし、「プロのスキル」までもがボランティアという言葉ひとつで無料で提供されるべきだと決めつけられたことに、私は深い悲しさを感じてしまいました。

友人が気づかせてくれた「プロのプライド」

同じ仕事をする友人にこの話を相談すると、友人は強い言葉で諭してくれました。

「あなたはイラストでお金をもらっているプロなんだから、安請け合いしなくて正解。ボランティアとお金をもらって仕事をするのと、しっかり線引きしないと、あなたのプロとしての価値が崩れるわよ」

私はハッとしました。

私のスキルは、私自身の時間を費やし、生活を支える「商品」。無償で提供し続けることは、私の仕事を軽視することに繋がります。

役員ママとのやり取りは切ないものでしたが、それをきっかけに私は「どこまでが善意の協力で、どこからが仕事か」を明確に伝える覚悟ができました。

これからは、自分のスキルを大切にしながら、無理のない範囲で地域に貢献できる方法を探していこう。そんな前向きな気持ちで、今日もペンを握っています。

【体験者:40代・女性個人事業主、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

元記事で読む
の記事をもっとみる