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「疲れたから休みます」が言えない。【有給休暇の理由】に悩む私 → 新人が放った『正論』に「納得」

  • 2025.12.25

今回は、筆者の知人A子さんのエピソードをご紹介します。
A子さんは有給休暇を取得する際、いい具合の取得理由が見つからず悩んでいた時期がありました。そんな時、新人社員の一言に、チームの雰囲気が変わって──。

画像: 「疲れたから休みます」が言えない。【有給休暇の理由】に悩む私 → 新人が放った『正論』に「納得」

有給休暇の取得理由に悩んでいた私

私のチームは、有給休暇を取得する際に「子供の保護者面談のため休みます」や「親の病院に付き添うため休みます」等々、理由を詳細に伝える人が多いチームでした。

私には子供もいないし親の通院も無く、休む理由を探すのに一苦労していました。うやむやにしようとしても、私が休もうとすると「どこかに行くの!?」とお出かけ前提で聞かれてしまうこともありました。「疲れたので休みます」が本音ですが、同僚から疲れを心配されるのも嫌で、それも伝えられずにいました。

チームの雰囲気が変わった、新人の一言

しかし、ある時、新人社員が「有給休暇を取得するため、休みます」と申請していました。理由になっていないが理由っぽく見せている一文にチーム内からクスッと笑いが起こりましたが、続けて、「理由ってプライベートだったりするのであまり書きたくないんですけど、書かなくていいですか?」と確認すると、チーム内は納得した雰囲気になりました。

彼の言葉によって、確かに有給休暇は与えられた権利なのだから理由の記載は任意で構わないことがチーム内で認識されたのです。

新人社員に感謝していること

それからは、私は休み申請をする時「都合により休みます」とだけ伝えるようになりました。変に理由を詮索されることも無くなり、有給休暇を取得しやすくなったように感じます。

いま思うと、私は何をあんなに理由をつけなきゃと悩んでいたのか不思議ですが、曖昧になっていたチーム内のルールを改めて確認してくれた新人社員に感謝しています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。

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