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クリスマスが過ぎても楽しめる!【ポインセチア】のお正月風・飾り方アイデア

  • 2025.12.22

クリスマスが過ぎても楽しめる!【ポインセチア】のお正月風・飾り方アイデア

冬の代表的な鉢花「ポインセチア」。クリスマスムードを盛り上げるのにぴったりな洋風の植物ですが、「クリスマスで終わってしまってはもったいない」と話すのは英国園芸研究家の吉谷桂子さん。ここでは、和の雰囲気を感じさせる鉢カバーや小物をあしらう簡単アレンジで、お正月気分たっぷりになる飾り方をご紹介します。

華やかな彩りが冬に重宝する【ポインセチア】

冬枯れの日々に鮮やかな彩りが目を引くポインセチア。

「花びらに見えるのは苞(ほう)という部分で、中心にある花より圧倒的に大きく華やかです。最近は赤以外の品種も登場し、クリスマス以外の時期にも楽しめます」

‘プリンセチア’は、ポインセチアと同じユーフォルビアの仲間。どちらも10度以上ある室内で管理します。本来は常緑低木ですが、日本では一年草として扱います。

【ポインセチアのアレンジ①】紅白の和紙と水引であらたまった雰囲気に

ポインセチアの仲間でかわいらしい色合いが人気のユーフォルビア ‘プリンセチア’。

「 ‘プリンセチア ルージュ’ は濃いピンクの色合いがお正月らしい艶やかさ。紅白の和紙でカバーして水引をあしらうだけで、あらたまった雰囲気にできます」

底に水を溜められる底面給水鉢なら鉢皿なしですっきりと飾れます。

鉢カバーの型紙は、包装紙などを鉢の側面にひと巻きプラス1㎝重ね、鉢の天地を指で押さえて型をとります。切り取った型紙は、左右の端を底辺に直角に折り曲げて切り落とすと、巻きつけた重なりの幅が均等に。

型紙を和紙に当て、高さ2㎝ほど足して裁断すると鉢がすっぽり隠れるので、筒状に貼り合わせて出来上がり。

市販の水引をあわじ結びなどにして巻きつけます。

鉢底の器に水を溜めて吸水させる「底面給水鉢」で販売されることが多いポインセチアや大型のシクラメン。

鉢底から水がもれる心配もなく、室内で飾るにも便利です。

【ポインセチアのアレンジ②】清潔感あふれる白なら食卓に飾っても素敵

これまでもあったクリーム色とは異なる純白の品種 ‘プリンセチア ピュアホワイト’。

「白の品種は清潔感があるので、食卓にも飾りたくなります。白のバスケットに入れ、水引などがついた市販のピックを挿したら、お正月のイメージに。水もれ予防のために、和紙とビニールを重ねてバスケットの内側に敷いています。お正月が終わったら、室内の日当たりのよい場所に移動させて」

バスケットの大きさは25×20×高さ10cm。

【ポインセチアのアレンジ③】苗をそば猪口に入れるだけでおめでたい気分を演出

直径6㎝のコンパクトなポット苗で流通するミニポインセチア。‘レッドソウル’と‘プリメーロホワイト’をそろえると、紅白の彩りでおめでたい印象です。

「このポット苗はそば猪口にぴったりのサイズ。和の器を鉢カバーに利用すると、窓辺やテーブル上などのちょっとしたスペースを生かしたお正月飾りが楽しめます」

ポット苗をそのままそば猪口(直径、深さともに8㎝)に入れ、濡らした水ごけで土の表面を覆います。金色の紙を敷き、市販の正月飾りのピックをあしらいました。

水ごけが乾いたらポット苗を取り出して水を与え、器内には水を溜めないようにします。

撮影/川部米応、黒澤俊宏

※この記事は『ゆうゆう』2016年1月号、2019年1月号の記事を、WEB用に再編集したものです。

※2024年12月20日に配信した記事を再編集しています。

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