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【MLB】アスレチックス新球場の進捗は「10%から15%」 本拠地ラスベガスを選手ら視察、球団社長が初のメディアツアー実施

  • 2025.12.20
今季「ラスベガス」のロゴをつけてプレーしたアスレチックス(写真はブレント・ルッカー)(C)ロイター
SPREAD : 今季「ラスベガス」のロゴをつけてプレーしたアスレチックス(写真はブレント・ルッカー)(C)ロイター

米ネバダ州ラスベガスで建設が進む新球場について、アスレチックスの球団社長マーク・バデイン氏が9日(日本時間10日)、初のメディア向けツアーを実施し、現場の最新状況を説明した。総工費は20億ドル(約3154億7000万円)。建設は開始から6カ月が経過した時点で、全体の10〜15%が完成したという。

■プロジェクトは「予定通り」

新球場の完成予想図

2028年からネバダ州ラスベガスへ球団を移転するアスレチックス。今季から27年までは、カリフォルニア州のジャイアンツ傘下3Aサクラメントが使用するサターヘルスパークが暫定本拠地となっている。

地元紙『ラスベガス・レビュー・ジャーナル』の電子版によると、建設中の新球場は収容人数3万3000人の予定で、現在は下層コンコース部分の建設が続けられているという。屋根については、5枚のペナントを模した金属製パネルを支える6基のバットレス(コンクリート支持構造物)の建設が進んでおり、6基のうち2基が完成した。

メディア向けツアーを実施したバデイン氏は、プロジェクトが「予定通り、予算通り」に進行していると説明。建設は約31カ月の工程で、現在6か月が経過した段階となる。

12月初旬には、アスレチックスの選手やコーチ陣も現場を視察。バデイン氏は「選手たちは、キャリアの残りを過ごす場所に足を踏み入れ、ロッカールームの予定地を目にし、とても興奮している様子でした。メジャーリーグで最高の球場になると分かっているので、残り24カ月があっという間に過ぎるのを楽しみにしています」と、手応えを口にしたという。

同記事を投稿したミック・エイカーズ記者は19日(同20日)、自身のXに上空から建設現場を捉えたタイムラプスを公開。更地から徐々に球場の形を成していく、6カ月間の様子を伝えた。2028年の開場へ向けて、順調に作業が進んでいることが窺える。

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