ハーブの苗木で簡単【オリーブのクリスマスツリー】キラキラと輝くオーナメントで明るい気持ちに！

ハーブの苗木で簡単【オリーブのクリスマスツリー】キラキラと輝くオーナメントで明るい気持ちに！

「ハーブは暮らしに役立ててこそ、楽しい！」と話すのは、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さん。そんな桐原さんに、ハーブを使ったクリスマス飾りの作り方をご提案いただきました。今回はオリーブを使ったクリスマスツリーです。

オリーブの木をクリスマスツリー仕立てに

クリスマスツリーといえば、モミノキやドイツトウヒが定番ですが、ハーブで仕立てるツリーも、一味違った趣があります。

ツリーに使うハーブは、今回紹介するオリーブのように常緑で、祝祭にふさわしい、いわれをもつものがおすすめです。

自由な発想で飾りつけ、香りとともに心穏やかな時間を過ごしたいものです。

クリスマスが終わったら飾りをはずし、日当たりのよい場所に鉢を置くことをお忘れなく。

オリーブ
モクセイ科／常緑高木

食用油の材料として、古くから地中海沿岸などで栽培。細い楕円形の葉は裏が灰色をおびて美しく、観賞用としても人気がある。春に淡黄色の小花を多数つける。

地植えにすると大きく育つが、鉢でも栽培でき、さまざまなサイズの鉢植えが出回っている。過湿に弱いので、日当たりのよい場所で、雨を避けて乾燥ぎみに育てる。

平和の象徴の木に光を呼び込むオーナメントを

古くから平和の象徴とされてきたオリーブ。しなやかな枝とシルバーグリーンのまろやかな葉が美しく、さまざまなサイズの鉢植えが出回っています。

好みの枝ぶりのものを選び、透明感のあるオーナメントを飾ったらいっそう清らかな趣に。

西洋では寒い冬の季節、窓辺にクリスタルの飾りを置いてきらめく光を楽しむ習慣があるとか。光が幸せを運んでくるようです。透明のオーナメントは、プラスチック製でごく軽いもの。赤や青、緑のビーズをプラスして少しだけ色をつけました。

大きなオリーブなら玄関先に置いてもみごとです。

Point

市販の透明なプラスチックのオーナメントを好みの数だけ用意。上部の穴に吊り下げ用のワイヤを通す際、ワイヤにビーズを通して円形にする。銀色のリボンやベル、雪の結晶などの飾りを控えめに足してもかわいい。

鉢の縁にもワイヤに通したビーズをかける。株元には、キリスト生誕のときに東方の三博士が贈り物として捧げたといわれる、乳香（フランキンセンス）、もつ薬（ミルラ）、黄金をあしらい、クリスマスならではのストーリー仕立てに。

すらりとした枝にガラスやきらめくボールを飾りつけ

高さ1mほどのオリーブの木に、直径6㎝ほどのガラスボールと、銀色のボールやハートなどを吊り下げています。ガラスボールには、水彩クレヨンで青、青緑、ピンク、紫の4色のラインを描き、手作りの温かみを加えて。ボールがぽんぽん浮かんでいるようにも見え、心がほっとする、シンプルな情景をつくり出しています。

北欧では、ガラスやキラキラ光るものは、日照の少ない冬に光を呼び込むラッキーアイテムとされ、クリスマス飾りによく使われるそう。

株元にもきらめく星のモールを敷き、幸せを運ぶ青い鳥のオーナメントを添えました。

Point

白のライン入りガラスボールに、水彩クレヨンでさらに4色を塗り足す。銀色のボールはつや消し、つやありの2種を。星、ハート、クリスマスツリー、ベル、モールなどは銀色で統一。木製の小鳥は水彩クレヨンで青く塗る。

撮影／川部米応

※この記事は「ゆうゆう」2015年12月号、2016年12月号（主婦の友社）の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

※この記事は2025年12月17日に文章構成を変更しました。